[dotXSI 書き出しオプション]ダイアログ ボックス
 
 
 

シーン データをアスキー ファイルまたは dotXSI(.xsi)形式のバイナリ ファイルに書き出します。単一オブジェクト、複数オブジェクト、またはシーン全体を書き出します。オブジェクトはすべて単一の dotXSI ファイルに書き出されます。このエクスポータは dotXSI バージョン 3.0、3.5、および 3.6 をサポートします。

[書き出すには](To export): 書き出すオブジェクトを選択します。メインメニューから[ファイル](File) [書き出し](Export) [dotXSI]を選択します。

書き出すオブジェクトを選択する際は、以下の点に注意してください。

  • コンストレイント オブジェクトを選択せずに被コンストレイント オブジェクトを選択している場合は、被コンストレイント オブジェクトのみが書き出されます。アニメーションをプロットしていると、被コンストレイント オブジェクトとともにファンクション カーブが書き出されます。

  • [プロット](Plot)オプションを使用すると、[コンストレイント](Constraint)オプションがオンの場合はコンストレイントの影響を受けるパラメータを除くすべてのパラメータがプロットされます。[コンストレイント](Constraint)オプションがオフの場合は、コンストレイントの影響を受けるすべてのパラメータがプロットされます。

  • 選択したオブジェクトに IK チェインのすべてのノードが含まれていない場合は、ヌルが書き出されます。

  • 選択中のエンベロープに影響するすべてのデフォーマが、選択したオブジェクトに含まれていない場合、そのエンベロープはシェイプアニメートされたオブジェクトとして書き出されます。

  • 選択したオブジェクトに Scene_Root が含まれていない場合は、シーン レベルのミキサ ノードが書き出されません。ミキサを書き出すには、Scene_Root を選択するか、[dotXSI 書き出しオプション]ダイアログ ボックスの[選択がない場合にシーンルートを書き出す](Export Scene Root When No Selection)オプションを有効にします。

  • 何も選択していない場合は、シーン全体が書き出されます。

dotXSI ファイル

プロジェクト(Project)

オプション。このファイルが属するプロジェクト名を入力します。この情報は dotXSI ファイルの冒頭に保存されます (SI_FileInfo テンプレート)。

フォーマット(Format)

dotXSI ファイルの出力形式を選択します。

  • [アスキー](Ascii): カスタマイズが容易なアスキー形式でシーンデータを書き出します。拡張子は.XSIです。

  • [バイナリ](Binary): シーン データがバイナリ フォーマットで書き出されます(拡張子は .xsi)。

バージョン(Version)

出力する dotXSI ファイル形式のバージョンを選択します。

  • 3.0: シーンデータをdotXSI 3.0 形式で書き出します。

  • 3.5: シーンデータをdotXSI 3.5 形式で書き出します。

  • 3.6: シーンデータをdotXSI 3.6 形式で書き出します。このバージョンは、Autodesk Softimage のバージョン 3 で導入された機能(コンポーネント上のユーザ データを含む)をサポートします。

ジオメトリ

書き出すジオメトリ タイプを選択します。

選択がない場合にシーン ルートを書き出す(Export Scene Root When No Selection)

書き出すシーンでオブジェクトを何も選択していない場合は、シーン ルート オブジェクトも含みシーン全体が書き出されてしまいます。シーン ルートを書き出さない場合はこのオプションをオンにします。

ポリゴン メッシュ(Polygon Meshes)

ポリゴン メッシュ情報を書き出します (SI_Mesh テンプレート)。

ユーザ法線(User Normals)

UserNormals ユーザ データ マップからユーザ定義の法線を書き出します。

NURBSサーフェイス(Nurbs Surfaces)

サーフェイス メッシュ情報を書き出します (XSI_SurfaceMesh テンプレート)。

NURBSカーブ(Nurbs Curves)

NURBS カーブ情報を書き出します (XSI_CurveList テンプレート)。

ポリゴンタイプ(Polygon Type)

ポリゴンを、ポリゴン、三角形、またはトライアングル ストリップとして書き出します。

アニメーション

すべて(All)

シーン内のすべてのアニメーションを書き出します。マテリアル、テクスチャ、ライト、カメラ アニメーションも含まれます。

ジオメトリ(Geometry)

ジオメトリック オブジェクトに定義されているアニメーションを書き出します。

ライト(Light)

ライト アニメーションを書き出します。

アンビエンス(Ambience)

シーン アンビエンスを書き出します。

カメラ(Camera)

カメラ アニメーションを書き出します。

マテリアル(Material)

アニメートされたマテリアルを書き出します。

アクション(Action)

アクション データを書き出します。

アニメーション フィルタリング

アニメーションをプロットするように指定できます。アニメーションをプロットするとフレーム単位でアニメーションが評価され、F カーブが作成されます。プロットすると、アニメーションの 1 つのフレームに 1 つのキーを作成します。

注:[プロット](Plot)オプションを有効にすると、[関係]-[コンストレイント](Relations - Constraints)がオンの場合はコンストレイントの影響を受けるパラメータを除き、すべてのパラメータがプロットされます。[コンストレイント](Constraints)がオフの場合は、コンストレイントの影響を受けるすべてのパラメータがプロットされます。

プロット(Plot)

プロットを有効にします。

F カーブの種類(Kind of fcurve)

プロットする F カーブのタイプを選択します。

  • [ブール](Boolean): ブールFカーブは、時間をブール値(TRUEまたはFalse)にマッピングします。アニメートされたトグル(ON/OFF 値)のプロットに便利な、階段状の F カーブが作成されます。

  • [整数](Integer): 整数 F カーブは、時間を整数値にマッピングします。また、RGB 値などの整数パラメータ値のプロットに便利な、階段状の F カーブも作成されます。

  • [標準](Standard): 標準 F カーブは、[Animation Editor]で使用されるFカーブと同じ種類で、時間と値をマッピングします。

  • [ローデータ](Raw Data): 標準のFカーブと同じように時間と値をマップしますが、リニア(1 次)補間のみを使用します。標準よりもメモリ量は減ります。つまり、ファイル サイズが小さくなります。モーション キャプチャ セッションから作成されるアニメーションなど、長いアニメーション シーケンスをプロットする場合に役立ちます。

補間(Interpolation)

F カーブで使用する補間タイプを選択します。補間タイプは標準 F カーブにのみ設定できます。

  • [コンスタント](Constant): キーフレーム以降に表示されるフレームのそれぞれで、キーフレームの値を繰り返します。動きが突然変化したり、位置が一定になります。スプライン F カーブのようにキーフレーム間でスムーズに加速することはありません。

  • [リニア](Linear): 直線キーフレーム間のインターバルを作成します。各キーフレームで動きが突然変化します。スプライン F カーブのようにキーフレーム間でスムーズに加速することはありません。

  • [スプライン](Spline): 加速(イースイン)と減速(イースアウト)を示すキーフレーム間の補間を作成します。キーフレーム間でスムーズに遷移します。

フィットFカーブ(Fit fcurve)

プロットから F カーブ上のキー数を減らします。

誤差許容度フィット(Fit Tolerance)

フィットを適用した F カーブと、フィットを適用しなかった F カーブをどの程度近づけるか、その許容範囲を設定します。低い値を設定すると、フィットされたカーブ上のキー数が増え、形状が近くなります。

関係

コンストレイント(Constraints)

シーン内のコンストレイントを書き出します。このオプションがオフで、[プロット](Plot)がアクティブの場合、コンストレイントの影響を受けるすべてのパラメータがプロットされます。

エンベロープ(Envelopes)

エンベロープをウェイト アニメーションとともに書き出します([ウェイト付き](Weighted))。または、エンベロープを頂点情報やウェイト情報とともにシェイプ アニメーションに変換します([シェイプアニメーションに変換](Convert to Shape Animation))。

IK

次のオプションを基に IK チェインを書き出します。

  • [FKに変換(ヌルを伴う)](Convert to FK (with Nulls)): インバースキネマティックをフォワードキネマティックに変換します。すべての IK をプロットし、スケルトンをヌルに置き換えます。

  • [フルIK](Full IK): スケルトンを持つ[IK]を完全に書き出します。既定ではこの設定です。

  • [FKに変換(FKに変換)](Convert to FK (keep Skeletons)): インバースキネマティックをフォワードキネマティックに変換します。IK をすべてプロットし、スケルトン(SI_IK_<Root/Joint/Effector> テンプレート)をヌルに置き換えずに保持します。

カスタム パラメータ セット(Custom Parameter Sets)

選択したオブジェクトに割り当てられているカスタム パラメータ セットを書き出します。

共有マテリアルの保持(Keep Shared Materials)

マテリアルが適用されたグループのメンバーでそのマテリアルを共有します。このオプションがオフの場合、マテリアルは各メンバにローカルにコピーされます。

テクスチャ

テクスチャ(Textures)

オンにすると、テクスチャ座標(SI_Texture2D テンプレート)を書き出し、すべてのテクスチャ書き出しオプションがオンになります。オフにすると、テクスチャ座標は dotXSI ファイルに書き出されず、他のテクスチャ オプションもオフになります。既定はオンです。

絶対パス(Absolute Path)

オンにすると、絶対パスが書き出されます。オフにすると相対パスが書き出されます。デフォルトはオフです。

シーケンス(Sequences)

オンにすると、テクスチャ シーケンスが書き出されます(SI_ImageClip テンプレート)。オフにすると、1 番目のテクスチャのシーケンスを使用するスタティック テクスチャとしてテクスチャが書き出されます。デフォルトはオフです。

ファイルのコピー(Copy Files)

オンにすると、ピクチャ ファイルをすべて書き出します。(シーケンス オプションをオンにしていると)テクスチャ シーケンスも書き出されます。書き出し先は dotXSI ファイルが書き込まれている場所です。ピクチャ ファイルが存在しない場合は、アイコンのないイメージに置き換えられます。テクスチャ シーケンスにピクチャ ファイルがない場合は、代わりに前回の有効なファイルが使用され、有効なファイルも見つからない場合はアイコンのないイメージが使用されます。

オフにすると、実際に存在するファイルはチェックされず、ピクチャ リファレンスのみが書き出されます。この場合は、サイズおよびファイル形式オプションがオフになります。既定はオンです。

ファイル形式(File Format)

ピクチャ ファイルを指定のファイル形式に変換します。この設定によって、ファイル名の拡張子も決まります。以下のいずれかを選択します。

  • [オリジナル](Original): 元のファイル形式でイメージを出力します。ファイル形式は変わりません。既定ではこの設定です。

  • [PIC]、[BMP]など: 選択できるピクチャファイル形式は、PIC(SOFTIMAGE Picture File)、BMP(Bitmap)、PPM(Portable Pix Map)、TGA(Targa picture)、またはJPEGです。

[ファイルのコピー](Copy Files)オプションをオフにしているとファイル形式オプションが無効になります。

サイズ X/サイズ Y(Size X, Y)

ピクチャ ファイルを指定の X/Y のサイズで書き出します。次のオプションから選択してください。

  • [オリジナル](Original): 元のファイル サイズでイメージを出力します。ファイル形式は変わりません。既定ではこの設定です。

  • [自動](Auto): 元のサイズの 2 乗にもっとも近くなるようにスケーリングされたイメージを書き出します。

  • [2]、[4]、[8]など: 選択したサイズに合うようにスケーリングされたイメージが書き出されます。

[ファイルのコピー]オプションをオフにしているとサイズオプションが無効になります。