ヘアのレンダリングについて
 
 
 

ヘアは、実際にはガイド ヘアとレンダ ヘアの 2 種類のヘアで表現されます。ガイド ヘア(カーブ)はスタイリングに、レンダ ヘアは表示およびレンダリングに使用します。

レンダ ヘアは、ガイド ヘアから生成され、ガイドヘア間を補間する「補充」ヘアです。また、その名が示すように、レンダ ヘアは実際にレンダリングされるヘアです。

レンダ ヘアに用意されている多数のオプションを設定し、レンダリング後の最終的なヘアの外観を決定できます。レンダリングするヘアの本数、ヘアのセグメント数(これによりヘアの解像度が決まります)、および太さを決定できます。さらに、レンダ ヘアを作成する場所を決定したり、マッピング可能なパラメータでヘアの長さを決定することも可能です。レンダ ヘアをガイド ヘアと同じ方法でスタイリングすることはありませんが、カール、ウェーブ、縮れなどを追加することができます。

レンダ ヘア プロパティを設定する

ガイド ヘアからレンダ ヘアを生成すると、[ヘア]プロパティ エディタに設定されているパラメータがすべて考慮されます。これらのパラメータの多くは、カールを追加したり、マップをパラメータに適用して値を調整するなど、レンダ ヘアの外観をコントロールできるようにするためのものです。また、ガイド ヘアに適用されるダイナミクス パラメータは、レンダ ヘアにも後続効果を与えます。

レンダ ヘア プリセットを使用する

[ヘア]プロパティ エディタの[プリセット]ページには、アフロ ヘア、カーリー ヘア、ウェーブ ヘアなどの複数のプリセットが存在し、レンダ ヘアの外観を選択できるようになっています。

プリセットを適用するには

  • ヘアを選択し、[ヘア]プロパティ エディタの[プリセット]ページでいずれかのボタンをクリックします。

レンダ ヘアを表示する

レンダ ヘアは、ガイド ヘアから生成され、ガイドヘア間を補間する「補充」ヘアです。また、その名が示すように、レンダ ヘアは実際にレンダリングされるヘアです。カラー情報は、ヘアに接続したシェーダに設定した情報と一致し、レンダ領域を使わずにヘア プロパティを微調整できます。

レンダ ヘアを表示するには

  • レンダ ヘアのみを表示する場合は、[表示タイプ](Display Type)[レンダヘア](Render Hairs)を選択します。次に、[ヘアのレンダリング %](Render hairs %)の値を設定し、レンダ ヘアを表示する割合を指定します(既定値は 10%)。

    ヒント:ジオメトリ アプロクシメーションを使用して、レンダ ヘアを OpenGL ビュー モード(上の図を参照)で表示することができます。ヘアのサブディビジョン レベルを低い値に設定している場合は、ヘアの表示速度が向上します。詳細については、「ヘアのジオメトリアプロクシメーションの設定」を参照してください。