クリップをサイクル、バウンス、およびホールド(外挿)する
 
 
 

外挿によって、クリップまたはコンパウンド クリップのアニメーションをどのようにしてフレームの前後に拡張するかが決まります。たとえば、任意の数のフレームに対してクリップを繰り返したり(サイクル)、反対方向に繰り返したり(バウンス)、最初と最後の値を保持したりできます。

外挿した後でクリップの長さを変更すると、結果の外挿も同じ量の変更を加えられます。

注:オーディオ クリップは外挿できません。

外挿は、暗い青緑色のボックスとして、外挿した点から前方または後方に表示されます。

クリップをインタラクティブに外挿する

クリップの該当のコーナーをドラッグするか、[Time Control]プロパティ エディタの外挿コントロールを使用して、クリップをサイクル、バウンス、またはホールドできます。

コーナーをドラッグすると、クリップの一部ではなく、クリップ長の完全な倍数で外挿できます。たとえば、20 フレームのクリップの各サイクルでは、フレーム数が 20 になります。一部を使用して外挿する場合は、[Time Control]プロパティ エディタを使用して行います。

クリップのコーナーをドラッグしてクリップを外挿するには

クリップのコーナーをクリックし、次のいずれかを行います。

A

下の隅をドラッグすると[サイクル](cycle)が行われます。

B

[Ctrl]キーを押しながら下の隅をドラッグすると、[バウンス](bounce)されます。

C

上の隅をドラッグすると、最初または最後のフレームの値が[ホールド](hold)されます。

この操作を行うと、クリップが更新される際に開始/終了情報を確認できます。

[Time Control]プロパティ エディタで外挿する

[Time Control]を使用して、クリップ長の一部をサイクル、バウンス、およびホールドできます。

  1. クリップを右クリックして[タイム プロパティ](Time Properties)を選択するか、[Ctrl]キーを押しながら[T]キーを押して、[Time Control]プロパティ エディタを開きます。

  2. [外挿](Extrapolation)プロパティ ページに適切な数値を設定します。

    [前に外挿](Extrapolation Before)[後に外挿](Extrapolation After)は別々に設定できます。つまり、クリップの前後またはそのどちらかで、外挿できるということです。

    • アニメーションをサイクルするには、[タイプ](Type)[サイクル](Cycle)に設定し、[サイクル](Cycles)にサイクル数を入力します。

    • アニメーションをバウンスするには、[タイプ](Type)[バウンス](Bounce)に設定し、[バウンス](Bounces)にバウンス数を入力します。

    • アニメーションの開始フレームまたは終了フレームを保持するには、[タイプ](Type)[保持](Hold)に設定し、[保持フレーム](Frames to Hold)に保持するフレームの数を入力します。

外挿を削除する

以下のいずれかの操作を実行します。

  • クリップの適当なコーナーを外挿の逆方向へドラッグします。マウス ボタンを離すと、外挿の削除が実行されます。

  • クリップの[Time Control]プロパティ エディタで、外挿の[タイプ](Type)[関与せず](No contribution)に設定します。