シェーダ プリセットの保存とロード
 
 
 

シェーダ プリセットは、シェーダのプロパティ エディタのすべての設定値を含むファイルです。これらの値を保存し、別のシェーダにロードして使用することができます。シェーダ プリセットは、xml ファイル形式で保存され、ファイル名には拡張子 .xsishaders が付きます。この形式は、シェーダ コンパウンド(.xsirtcompound)に似ています。

特定のシェーダを選択し、一部の属性を変更して設定を保存したり、他のオブジェクトのシェーダ プリセットとして読み込むような場合に便利です。

シェーダのプリセットを作成すると、そのシェーダに接続するすべてのシェーダがそのプリセットに含まれます。プリセットをロードすると、Render Tree の接続すべてが再び確立されます。Render Tree を保存する際に最も重要なことは、どのノードを保存するかということです。ツリーは、評価フローに従って、右から左に保存されます。たとえば、Render Tree の右端にあるノードのプリセットを保存すると、その下のすべてのノードのプロパティが(左に向けて)保存されます。

A

このノードから保存すると、このシェーダのプロパティだけが保存されます。

B

このノードから保存すると、このシェーダから末端まで、さかのぼって Render Tree のプロパティが保存されます。

C

このノードから保存すると、Render Tree 構造全体のプロパティが保存されます。

シェーダ プリセットを保存する

  1. Render Tree でノード(の名前ラベル)を右クリックします。

  2. [Export Selected....]を選択します。

  3. 表示されたブラウザで、プリセットのディレクトリとファイル名を選択します。[OK]をクリックします。

シェーダ プリセットを読み込む

シェーダ プリセットを保存しておけば、シーン内の他の任意のオブジェクトにそれを適用できます。また、複数のオブジェクトが選択されていれば、同じプリセットを複数のオブジェクトに一括で適用できます。

プリセットに Render Tree(接続された複数のシェーダのプロパティ)が含まれている場合は、たとえばマテリアル ノードのマテリアル ノード プリセットやサーフェイス シェーダのサーフェイス シェーダ プリセットを読み込むと、より正確な結果を得ることができます。

注:プリセットはコピーとして読み込まれるため、プリセットを変更するとそのインスタンスのみが影響を受けます。

プリセットをオブジェクトに適用するには

次のいずれかの操作を実行します。

  • ブラウザを開き、Explorer または Render Tree のシェーダの接続ポイントにプリセットをドラッグします。

  • プリセットをブラウザから 3D ビューのオブジェクトにドラッグします。シェーダ プリセットは直ちにマテリアル ノードに適用されます。