コンパウンドを編集する
 
 
 

編集用にコンパウンドを開くには

次のいずれかの操作を実行します。

  • コンパウンド上にマウスを移動し、ポップアップされるeアイコンをクリックします。

    または

  • (ポート上ではなく)コンパウンド ノードを右クリックし、[コンパウンドの編集](Edit Compound)を選択します。

他のコンパウンドの中に含まれているコンパウンドを開く場合は、この操作を繰り返します。コンパウンドは、必要な深さまで自由にネストできます。

A

コンパウンド名。この名前を変更するには、ダブルクリックして新しい名前を入力します。

B

[カテゴリ]を使用すると、Preset Manager の[ツール]タブで書き出されたコンパウンドを整理できます。カテゴリを変更するには、ダブルクリックして別の名前を入力します。新しいカテゴリを作成するには、新しいカテゴリ名を入力します。コンパウンドが書き出されたとき、この新しいカテゴリが自動的に Preset Manager と[ノード]メニューに追加されます。コンパウンドにカテゴリがない場合は、Preset Manager の[ツール]タブに表示されません。

C

[タスク]を使用すると、Preset Manager の[タスク]タブのワークフローによって書き出されたコンパウンドをさらに整理できます。ダブルクリックしてカンマで区切られたタスク リストを入力するか、変更します。タスクとサブタスクを区切るには、スラッシュを使用します。たとえば、「task/subtask,task1/subtask1」のようになります。新しいタスクまたはサブタスクを作成するには、新しい名前を入力します。コンパウンドが書き出されたとき、この新しいタスクとサブタスクが自動的に Preset Manager に追加されます。コンパウンドにタスクがない場合は、Preset Manager の[タスク]タブに表示されません。

D

ノードを通常の方法で追加、編集、接続することにより、ツリーを修正します。

E

外部公開された入力パラメータのリストを展開または集約します(図は展開した状態)。リストが集約されている場合、マウス ポインタを接続に重ねるとポートの名前が表示されます。

F

新しい入力ポートやパラメータを外部公開します。このアイコンをノードの入力にドラッグします。ポートとは異なり、パラメータのラベルの横には丸が付きません。ただし、このアイコンを reference などのパラメータにドラッグすることで、外部公開することができます。

G

外部公開された入力ポートおよびパラメータ。リストが展開された状態でポートの名前をダブルクリックし、名前を変更します。入力を共有するには、丸いアイコンを別のノードにドラッグします。ポートの順序変更、ポートの削除、プロパティの設定を行うには、対象のポートを右クリックします。

H

外部公開された出力パラメータのリストを展開または集約します(図は集約した状態)。入力パラメータのリストと同様に、リストが集約されている場合、マウス ポインタを接続に重ねるとポートの名前が表示されます。

I

新しい出力ポートを外部公開します。任意のノードの出力ポートを黒い丸にドラッグします。出力ポートは、必要なだけいくつでも作成できます。

J

外部公開された出力ポート。リストが展開された状態でポートの名前をダブルクリックし、名前を変更します。ポートの順序変更、ポートの削除、プロパティの設定を行うには、対象のポートを右クリックします。一部のプロパティは、出力ポートに適用されません。

K

終了して親ツリーに戻ります。

コンパウンド編集に関する注意事項

コンパウンド名

コンパウンドは名前で識別されます。複数のコンパウンドが同じ名前で書き出された場合、Preset Manager および[ノード]メニューで使用できるのは最も大きいバージョン番号のコンパウンドのみです。詳細については、「コンパウンドをバージョニングする」を参照してください。コンパウンドの名前とバージョン番号の両方が同じ場合は、ユーザ ロケーションに保存されているコンパウンドが最優先され、次にワークグループ ロケーション内のコンパウンド、最後にファクトリ ロケーション内のコンパウンドと続きます。

カテゴリとタスク

コンパウンドがカテゴリまたはタスクなしで書き出された場合、Preset Manager または[ノード]メニューでは使用できません。これによって、他のコンパウンドの内部で特定の機能を実行しながら、一般的な使用には意図されていないユーティリティノードを作成することができます。これらのノードを ICE ツリーに追加するには、[コンパウンド](Compounds) [コンパウンドの読み込み](Import Compound)を使用するか、コンパウンドファイルを Softimage ファイル ブラウザまたはフォルダ ウィンドウからドラッグします。

ポートとパラメータ

コンパウンドでは、ポートとパラメータの両方を外部公開できます。

  • ポートとは、データと実行が流れる接続ポイントです。ポートは小さな丸で示されます。ポートを外部公開すると、コンパウンドの外部からの接続で利用できるようになります。

  • パラメータとは、ノードの動作方法をコントロールするオプションです。たとえば、[Compare]ノードには[タイプ]や[Epsilon]などがあります。パラメータには丸は付きません。パラメータを外部公開すると、コンパウンドのプロパティ エディタ内で使用できるようになりますが、接続はできません。

入力接続を共有する

外部公開された入力ノードは、コンパウンド内部の複数のノードに接続できます。

  1. [外部公開入力]アイコンをノードの入力ポートにドラッグします。

    新しい外部公開ポートが作成されます。

  2. 外部公開されたポートのアイコンを別のノードの入力ポートにドラッグします。

    [Pass Through]ノードが追加され、自動的に接続されます。

  3. 外部公開されたポートのアイコンまたは[Pass Through]ノードの[Out]ポートを他の入力ノードにドラッグし、追加の接続を作成します。

接続の再配置後に、外部公開されたポートが 1 つの入力にしか使用されず、[パス スルー](Pass Through)ノードが必要なくなった場合は、左側の領域でポートを右クリックし、[パス スルーの削除](Remove Pass Through)を選択します。

外部公開されたポートを削除する

点線をドラッグして入力接続から離しても、外部公開されたポートを削除することはできません。点線は実際の接続を表しているのではなく、コンパウンドの外部に接続されたノードが存在する可能性を示します。

外部公開されたポートを削除するには、左右どちらかの領域でポートを右クリックし、[外部に公開されたポート/パラメータの接続を外す](Remove Exposed Port/Parameter)を選択します。

不要なポートとパラメータ

コンパウンドを編集しているときに、一部のノードに不要なポートとパラメータがあることに気付くことがあります。たとえば、[Generate Sample Set]には、[pointratetype]、[enablemaxnumber]、[maxnumber]があります。これらのオプションは一部の設定でのみ有効です。[ratetype]は[emissiontype]が[Surface(サーフェイス)]か[Volume(ボリューム)]の場合のみ有効、[pointratetype]は[emissiontype]が[Point(ポイント)]の場合のみ有効、そして[enablemaxnumber]と[maxnumber]は[ratetype]が[Density per Second]の場合のみ有効です。

リファレンスおよびその他のパラメータを外部公開する

リファレンスまたはその他のパラメータをコンパウンドの外部に公開するには、ポートと同じ方法で、[外部公開入力]アイコンをパラメータにドラッグするだけです。パラメータの横にはポートのような丸が表示されませんが、同じ方法で外部公開することができます。