シーン設定を調整する

 
 
 

シーンを作成した後、設定を調整して、シーンの外観およびナビゲーションを向上させることをお勧めします。この操作は、[シーン設定]ウィンドウで行います。

シーン設定ウィンドウを開くには:

近くのクリップ プレーンまでの距離を設定する

近くのクリップ プレーンは、カメラの視線上の特定位置にある架空の平面です。近くのクリップ プレーンの奥にあるオブジェクトのみが、シーン内に表示されます。あるオブジェクトの一部が近くのクリップ プレーンの手前にある場合は、近くのクリップ プレーンの奥にある部分だけが表示されます。

また、近くのクリップ プレーンによって、グラウンドの視線が決まります。設定が近すぎる場合、シーン内にグラウンドが表示されないことがあります。

カメラから近くのクリップ プレーンまでの距離を調整する

オブジェクトをロードするタイミングを指定する

シーン内で多数のオブジェクト ファイルが参照されている場合があります。シーン内に多数の非表示オブジェクトがある場合、シーンを開いた時点ですべてのオブジェクトを一度にロードするのではなく、各オブジェクトが実際に必要になった時点で(つまり、ユーザがそのオブジェクトを表示すると決めた時点で)そのつどロードすることができます。

[シーン設定]ウィンドウで次のいずれかを選択します。

シーンを開くときにすべてのオブジェクトをロードする

シーンのロードには時間がかかりますが、非表示オブジェクトの表示およびバリエーション間の切り替えが速くなります。

必要になったオブジェクトをそのつどシーンにロードする

シーンのロードは速くなりますが、非表示オブジェクトの表示およびバリエーション間の切り替えが遅くなります。

単位と精度を設定する

シーンにおける既定の[単位系]および[単位]を設定します。シーン内のすべての測定単位が、ここで指定した単位系および単位に変換されて表示されます。オブジェクトの実際のサイズや距離には影響しませんが、要素は、この既定の単位系で表示されます。

注:

インタフェースの数値入力ボックスでは、数値の後ろに単位名を入力することにより、ヤードポンド法およびメートル法のほとんどの単位で数値を入力できます。入力した値は、既定の単位に変換されて表示されます。たとえば、「2 m」と入力した場合、"200 cm" と表示されますが、実際の距離が変わるわけではありません。

ビューポートのすべての数値入力ボックスにおける小数点以下の桁数を設定するには、[精度]ドロップダウン メニューを使用します。たとえば、「0」に設定すると、前述の既定の単位での整数(10、3 など)のみを使用できます。これに対して「0.00」に設定すると、整数に続けて小数点以下 2 桁まで(10.25、3.14 など)を使用できます。

ナビゲーション基準速度と環境サイズ

次のトピックを参照してください。