このトピックでは、Autodesk Maya にモデルを書き出して処理する理由およびその方法について説明します。
Maya に APF ファイルを書き出す理由
Autodesk® Showcase™ のインストール ファイルには、Maya®(バージョン 8.5 以降)にロードできる APF プラグインが用意されています。このプラグインで、テッセレーションを実行した APF モデル ファイルを Maya
に読み込み、そのファイルをそこで(たとえば、UV のアンラップによって)拡張できます。同じプラグインを使用してファイルを書き出し、そのファイルを後で Autodesk Showcase に読み戻すことができます。
このワークフローでは、イメージがモデル サーフェスにマップされている場合、イメージベースのテクスチャ(バンプ マップ、ライティング マップなど)を使用してマテリアルの外観を改善できます。さらに、Maya でソフトウェアレンダリングされたテクスチャをベイク処理し、Autodesk
Showcase でテクスチャが正しい位置に表示されることを確認できます。
ヒントと警告
- ポリゴン メッシュのシェイプ全体の変更(折り目の追加、変形、屈曲、伸長など)を行うことはできますが、ポリゴン メッシュの再モデリング(フェースの削除、頂点の数の変更、抽出、デタッチ、再グループ化、名前の変更、切り取りなど)を行うことはできません。
- LOD ごとに同じ UV の再マッピングを実行する必要があります(LOD は、Maya Outliner で別々のトランスフォームとして表示されます)。Maya に用意されている便利なアンラップ ツールの 1 つとして、[ポリゴン UV] >
[平面マッピング]があります。
- 変更の結果を表示するには、Autodesk Showcase で(投影マッピングではなく)テクスチャのパラメトリック マッピングを使用する必要があります。
- Maya で APF ファイルを変更しても、元の CAD 形式から Autodesk Showcase にモデルを再ロードまたは再テッセレーションした場合は、変更は維持されません。
Autodesk Showcase Maya プラグインをロードするには
- Showcase 2009 のインストール プログラムで、[Maya 2009 APF プラグインをインストール]を選択し、画面に表示される手順に従ってインストールを実行します。
注:インストーラでプラグイン フォルダが検出されるように、あらかじめ Maya 2009 をシステムの既定の場所にインストールしておく必要があります。
- 以前のバージョンの Maya (8.5 または 2008)、または Maya 2009 (Windows 64 ビット対応)を実行している場合は、前述の方法ではなく、インストール DVD またはダウンロード ディレクトリを参照して、適切なスタンドアロンのインストーラを実行する必要があります。
- インストールしたら、Maya を起動して、[ウィンドウ] > [設定/プリファレンス] > [プラグイン マネージャ]を選択します。
- C:/Program Files/Autodesk/Maya2009/bin/plug-ins のプラグインの一覧から、AutodeskPacketFile.mll ファイルの[ロード]をオンにします。
- [自動ロード]もオンにしておくと、Maya を起動するたびに mll ファイルをロードする必要がなくなります。