ペイント レイヤを保存または書き出す

 
 
 

モデルを保存するとき、Mudbox では自動的に .mud ファイルと同じフォルダにすべてのペイント レイヤが保存されます。ペイント レイヤは .mud ファイルと同じ名前のサブフォルダに、拡張子 -files が付いて保存されます(<ファイル名>-files など)。

ペイント レイヤの書き出しは、たとえばイメージ編集アプリケーションでイメージをさらに編集したり向上させる場合や、ペイント レイヤを別のファイル形式に変換する場合に役立ちます。サポートされているイメージ形式のリストについては、「ペイントのファイル形式、カラー ビット深度」を参照してください。どのペイント レイヤからでもイメージを書き出して、そのイメージを Mudbox によってサポートされているどのペイント レイヤ形式(Ptex を含む)でも保存できます。1 つのペイント レイヤを書き出したり、特定のモデルのすべてのレイヤを書き出したり、シーン内のすべてのペイント レイヤを書き出すことができます。

注:ペイント レイヤは、.psd ファイル形式を使用して Adobe® Photoshop® ファイルとして書き出すこともできます。「Photoshop を使用してペイント レイヤを作成、編集する」を参照してください。

モデルを FBX ファイル形式で書き出すと、ペイント レイヤは FBX ファイルと同じフォルダ内の、FBX ファイルと同じ名前のサブフォルダに、拡張子 .fbx-files が付いて保存されます ( <ファイル名>.fbx-files など)。

UV が含まれているモデルの場合は、複数の UV タイルが存在する場合を除き、Mudbox は既定でペイント レイヤごとに 1 つのイメージを保存します。複数の UV タイルが存在する場合は、UV タイルごとに 1 つのイメージが保存されます。さらに、各チャネル(拡散、鏡面反射光、光沢)ごとにバックグラウンド カラーを表すバックグラウンド イメージが files サブフォルダに保存されます。

PTEX 用にセットアップされたモデルの場合、PTEX テクスチャは、既定で PTEX ファイルとしてではなく .tiff ファイルとして<ファイル名>-filesディレクトリに保存されます。パイプラインに PTEX テクスチャが必要な場合は、代わりに PTEX ペイント テクスチャを自動的に抽出して保存するように Mudbox を設定できます。ただし、この操作を行うと、ペイントされた PTEX モデルとともに .mud ファイルを保存するプロセスが遅くなります。

Mudbox で PTEX ペイント テクスチャを自動的に抽出して保存するには

  1. [PTEX テクスチャを .mud ファイルで保存]基本設定([基本設定]ウィンドウ[ファイル]見出しの下)をオンにします。

    次にシーンを保存するときには、ペイント レイヤは関連する<ファイル名>-files フォルダに PTEX ファイルとして保存されます。

注:PTEX メッシュのテクスチャを保存する場合、複数の PTEX オブジェクトが同じマテリアルを共有していても、Mudbox では各メッシュの各レイヤに対して別々の PTEX ファイルが作成されます。これは、PTEX ファイル形式が各メッシュのトポロジに対して固有であるために発生します。たとえば、PTEX オブジェクト A と PTEX オブジェクト B で同じマテリアル「PTEX-既定」を使用する場合、ペイント レイヤを保存するときに別々の PTEX ファイルが各メッシュに対して作成されます。

1 つのペイント レイヤを書き出すには

  1. [ペイント レイヤ]ウィンドウで、書き出すペイント レイヤを選択します。
  2. そのレイヤを右クリックするか、[レイヤ]ウィンドウ メニュー()を開いて、[選択を書き出し]を選択します。
  3. 表示される[ペイント レイヤを書き出し]ウィンドウで、フォルダとイメージ形式のファイル タイプを選択し、そのイメージの名前を入力して[保存]をクリックします。

アクティブなモデルまたは選択したモデルのペイント レイヤをすべて書き出すには

  1. 次のいずれかを実行します。
    • 書き出すペイント レイヤが含まれているモデルを選択します(「アイテムを選択、移動する」を参照)。
    • レイヤを書き出すモデルがシーンでアクティブになっていることを確認します。
  2. メイン メニュー バーから、[ファイル] > [すべてのペイント レイヤを書き出し]を選択します。
  3. 表示される[すべてのペイント レイヤを書き出し]ウィンドウで、[次のペイント レイヤを書き出し]ドロップ ダウンリストを使用して、レイヤを書き出すモデルを選択します。
    • 最後のアクティブ モデルのみレイヤを書き出すには、[アクティブ モデル]を選択します。
    • 選択したモデルのレイヤを書き出すには、[選択したモデル]を選択します。
    注:[アクティブ モデル]オプションが更新されるとアクティブ モデルの名前が表示され、[選択したモデル]オプションが更新されると選択したモデルの数が表示されます。
  4. その他の必要なファイル保存オプションを設定して(ファイル名テンプレートの調整を含む)、[書き出し]をクリックします。

    [すべてのペイント レイヤを書き出し]ウィンドウで指定したフォルダに、選択したモデルのすべてのペイント レイヤが保存されます。既定では、レイヤは現在の Data フォルダに保存されます。

すべてのペイント レイヤを書き出すには

  1. メイン メニュー バーから、[ファイル] > [すべてのペイント レイヤを書き出し]を選択します。
  2. 表示される[すべてのペイント レイヤを書き出し]ウィンドウで、[次のペイント レイヤを書き出し]ドロップダウン リストが[すべてのモデル]に設定されていることを確認します。
  3. ファイル名テンプレート(保存されるすべてのペイント レイヤ ファイルのファイル名作成に使用)の調整など、その他必要なファイル保存オプションを設定して、[書き出し]をクリックします。
    ヒント:同じマテリアルを共有する複数の PTEX メッシュ用にすべてのレイヤを書き出す場合は、[すべてのペイント レイヤを書き出し]オプションの[ファイル名テンプレート]フィールドに $O を追加して、すべてのオブジェクトのファイルが別個に保存されるようにします

    ($O ワイルドカード文字を使用すると、それぞれのペイント レイヤ ファイル名にオブジェクト名が追加されます)。

    [すべてのペイント レイヤを書き出し]ウィンドウで指定したファイルの命名規則およびフォルダを使用して、シーン内のすべてのペイント レイヤが保存されます。

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