ステンシルを編集する

既存のステンシルを修正するには、[グラブ]や[ピンチ]などの[スカルプト]ツールを使用して、モデルの形状により一致するように変形させてから、モデルにステンシルの詳細をこすりつけるか投影します。フル機能の[ペイント ツール]セットを使用して、既存のステンシル イメージを手直ししたり、タイル可能なステンシルを含め、新しいステンシルをペイントすることもできます。

ステンシルを一時的に使用する目的で編集したり、後で再使用する目的で[ステンシル]トレイに保存することができます。

既存のステンシルを編集するには

1. [ステンシル]トレイから、編集する既存のステンシルを選択します。
2. [編集]>[ステンシルを編集]を選択します(ホットキー: [R])。

   Mudbox インタフェースの左上に、半透明のこのステンシルを編集ウィンドウが表示されます。

   注:既存のステンシルを選択しなかった場合は、代わりに[新しいステンシルを作成]ウィンドウが表示されます。

   選択したステンシルがタイリングを使用して設定されている場合([新しいステンシルを作成]ウィンドウの[タイリング]がオンの状態で作成されている場合)、そのステンシルは 9 個のコピーのグリッドとして表示されます。これにより、ステンシルのタイルの各エッジがどのように接しているかが表示されるため、ペイントするすべてのパターンが正確にタイリングされるようにすることができます。

3. いずれかの[ペイント] ツールまたは[スカルプト] ツールを使用して、ステンシルを修正します。

   ステンシル編集ウィンドウが表示されている間は、Mudbox はステンシル編集モードであり、選択するすべてのツールがステンシルに適用されます。[ペイント]ツールを適用すると、[ペイント レイヤ]ウィンドウに[編集済みのステンシル]というペイント レイヤが自動的に作成されます。

   ステンシルの編集には、[クローン]ツールを除くすべての[ペイント]ツールを使用できます。すべての[スカルプト] ツールが機能しますが、[ピンチ]ツールと[グラブ]ツールによって最も具体的な効果が得られます。

   ヒント: ステンシルを編集する際は、ホットキー[S]を使用してステンシルを通常どおりナビゲートします。
4. (オプション) ステンシルを編集する目的でペイントしている場合は、[編集済みのステンシル]ペイント レイヤを使用して全体的なカラーを調整できます。レイヤを右クリックし、ポップアップ メニューから[カラーを調整]を選択して、必要なカラー調整オプションを[カラーを調整]ウィンドウで設定します。
   ヒント:既存のステンシルを使用してステンシルをペイントすることができます。たとえば、ステンシル A を編集しているときにステンシル B を選択して、ステンシル A に B パターンをペイントします。2 番目のステンシルから効果を適用する際には、ホットキー[S]を使用したナビゲーションは 2 番目のステンシルにのみ影響し、編集対象のステンシルは固定されたままになります。
5. ステンシルが完成したら、次のいずれかの手順を行います。
   • ステンシルをすぐに使用するには、ステンシル編集ウィンドウで[完了]をクリックします(ホットキー: [R])。

     この操作ではステンシルは保存されないため、別のステンシルを選択すると現在のステンシルが失われることに注意してください。ただし、もう一度[ステンシルを編集]を選択して(または[R]を押して)、ステンシルの編集を続行できます。

   • ステンシルを保存するには、[名前を付けて保存]をクリックします。

     [名前を付けてステンシルを保存]ウィンドウが開き、ステンシルをディスクに保存したり、[ステンシル]トレイに追加するかどうかを指定できます。