スカルプト レイヤの概要
 
 
 

スカルプト レイヤを使用すると、スカルプトを編成し、フォームや詳細を非破壊的な方法で結合することができます。レイヤを作成した後で、その新しいレイヤに新しい詳細のみが表示されるようにスカルプトできます。そのレイヤ上のスカルプトを変更するには、追加のスカルプトを実行するか、またはベース メッシュ上の詳細に影響を与えることなくそのレイヤを削除することができます。スカルプト レイヤは、付加的な方法で結合されます。Photoshop® などの 2D イメージ編集アプリケーションでのレイヤ システムとほぼ同様に動作しますが、3D スカルプト情報が記録されます。

スカルプト レイヤは、[レイヤ]ウィンドウを使用し、[スカルプト]表示ボタンを選択して管理します。「[スカルプト レイヤ]ウィンドウ」を参照してください。

スカルプト レイヤを使用すると、次のことが可能になります。

レイヤ上でのスカルプト時に、Mudbox は、ツール ストローク後の頂点の位置とベース メッシュ上の元の位置の違いを計算します。位置の違い(デルタ)のみがレイヤ上に保存されます。このデルタがベース メッシュと、他のすべてのレイヤ内に保存されているデルタに追加され、モデルの最終的なシェイプが完成します。スカルプト レイヤは付加的な方法で結合されるため、最終結果にとって、レイヤの順序は重要ではありません。

注:

スカルプト レイヤは、最初に編集されたサブディビジョン レベルに自動的にロックされます。このレイヤは、それ以降、そのサブディビジョン レベルが表示されている場合にのみ変更できます。その後、そのレイヤ上で何からの操作(たとえばスカルプト、消去、可視性の変更など)を実行する必要がある場合は、この点に注意することが重要です。