[色相]ツールを使用してテクスチャ イメージに一貫した色相を適用したり、[色相シフト]ツールを使用して色相を一貫してシフトすることができます。

どちらのツールも、色相(Hue)、彩度(Saturation)、値(Value)のカラー モデル(HSV)に基づいています。[色相]ツールはペイント レイヤ内のピクセルの色相を指定の色相に置き換え、[色相シフト]ツールはピクセルの色相を指定の量(カラー ホイールに沿って回転させた角度分)だけシフトします。

色相を設定するには

1. [ペイント レイヤ]ウィンドウで、色相を編集するペイント レイヤを選択します。
2. [ペイント ツール]トレイで、[色相]ツールを選択します。
   
3. [色相]ツールのプロパティで、[カラー]タイルをクリックして[色の選択者]を開き、目的の色相を設定します。「[色の選択者]ウィンドウ」も参照してください。

   [色の選択者]の数字入力値セクションと[スポイト]は、色相の値をサンプリングして設定する場合に便利です。

4. 色相を変更する領域をストロークします。

   ストロークする領域内でピクセルの色相の値が変更されます。カラーの値および彩度は影響を受けません。他のペイント ツールとは異なり、色相の積み重ね効果は発生しません。

   注:彩度が十分な色相は、彩度の値が低い色相よりもよい結果をもたらします。白黒のテクスチャは、[色相]ツールの影響を受けません。

色相をシフトするには

1. [レイヤ]タブをクリックして[レイヤ]ウィンドウを表示し、レイヤの表示を[ペイント]に設定します。
2. [レイヤ]ウィンドウで、色相をシフトするペイント レイヤを選択します。
3. [ペイント ツール]トレイで、[色相シフト]ツールを選択します。
   
4. [色相シフト]ツールのプロパティで、[色相シフト]プロパティを目的の値(単位は角度)に設定します。

   色相の各値は、それぞれの現在の値を基準にして、カラー ホイールに沿った角度で指定した量だけシフトします。たとえば、[色相シフト]の設定が 90 度の場合は、(反時計回りの方向に基づいて)赤いピクセルが緑にシフトします。1～180 度の範囲の正または負の値を入力することができるほか、参照用に[色の選択者]を使用することもできます。「[色の選択者]ウィンドウ」も参照してください。

5. 色相をシフトする領域をストロークします。

   ストロークした領域内でブラシ リング内のすべての色相が変更されます。カラーの値および彩度は影響を受けません。色相シフトの積み重ねは発生しません。

   同じ領域内を繰り返しストロークすると、影響を受けるピクセルの色相がシフトし続け、ある程度のプリズム カラー効果が得られます。