ペイントのファイル形式、カラービット深度

次の表は、Mudbox でのペイントでサポートされているファイル形式とビット深度を示しています。

ファイル形式	ビット深度
PTEX	8 16 ビット整数、浮動小数点 32 ビット浮動小数点
PNG	8
TGA	8
TIFF	8 16 ビット整数 32 ビット浮動小数点
OpenEXR	16 ビット浮動小数点 32 ビット浮動小数点
Photoshop	8

カラービット深度

イメージの解像度(水平軸と垂直軸の両方におけるピクセル数)は、ペイントレイヤに作成するイメージの詳細と定義を決める際の鍵となりますが、特定のプロダクションパイプラインやファイル出力の要件によっては、ペイントレイヤのカラービット深度も考慮すべき重要な要素となります。

カラービット深度は、イメージに表示できるカラーの数を指します。ビット深度が高いほど(16 ビットまたは 32 ビット)、イメージを表す際に使用できるカラーパレットが大きくなります。これにより、低いビット深度(8 ビット)のイメージに比べて、より豊富な(より微妙な)シェーディングの範囲を表すことができます。

カラービット深度が高いイメージは、低いビット深度のイメージに比べて、イメージの明るさ、カラー、コントラストを調整できる能力という点で、編集時のイメージの特性の保持に優れています。これは特にプロダクション環境で作業していて、イメージの基準が設計方針の変更する必要がある場合に役立ちます。

注:一般に、イメージのビット深度が高くなるほど、ファイルサイズも大きくなります。Mudbox では、高解像度および高ビット深度のイメージをペイントしたりマップするときは、グラフィックメモリが急速に消費される可能性があるため、このことに注意してください。「グラフィックメモリの最適化」も参照してください。

チャネルあたり 8 ビットのペイントレイヤと比べて、ペイントレイヤのビット深度が高い場合(16 ビット浮動小数点)では、強度が非常に低いブラシでペイントしたほうがよい結果が生まれます。