Motion Reduction プロパティの設定

 
 
 

Motion Reduction プロパティの設定では、アクターの胸、首、頭、および肩のボディ パーツと、キャラクタの該当するオブジェクト間で転送されるモーションの量を減らすことができます。

Motion Reduction を使用するのは、たとえばアクターの胸、首、頭、または肩に装着したセンサの動きがぎこちにない場合や、アクター マーカー セットから正しいキャプチャ データが提供されない場合です。Motion Reduction のパーセンテージを上げることは、ダンピングを適用することと似ています。

それぞれの Motion Reduction プロパティでは、次を目安にすると良いでしょう。

Motion Reduction プロパティの設定

説明

Chest Reduction

0%から 100%の制約の割合によって、Chest オブジェクトと Hips オブジェクトの間の動きを平均化します。Chest オブジェクトは、すべての必須 Spine オブジェクトとすべてのオプション Spine オブジェクトを参照します。Chest Reduction はすべての Spine オブジェクトに影響します。

Neck Reduction

0%から 100%の制約パーセンテージによって、Neck オブジェクトと胸の動きを平均化します。100%に設定すると、首は胸から一定の距離で動くことになるため、Neck オブジェクトに対して何の動きも伝えられず、ぎこちない不自然な動きになる場合があります。

Head Reduction

アクターの頭部からキャラクタの頭部オブジェクトにモーションを転送するときの制約の割合を調整します。

Shoulder Reduction

0%から 100%の制約の割合によって、それぞれの Shoulder オブジェクトと Chest オブジェクト間の肩の動きを平均化します。