Audio 設定

 
 
 

オーディオ設定では、オーディオの速度の調整、左、右または両方のチャネルの選択などを行います。

オーディオ設定は、Scene Browser でオーディオ クリップを選択したとき、Navigator ウィンドウに表示されます。このペインは、次の 2 つの領域に分かれています。

A. オーディオ プロパティ領域、B. オーディオ波形領域

オーディオ設定は、Resources ウィンドウ > Properties タブにも表示されます。

Navigator ウィンドウの Audio Settings で次のボタンをクリックします。

次の表では、Resources > Properties タブのオーディオ設定を説明します。

注:括弧内に記載された設定名は、Navigator ウィンドウの Audio Settings ペインに表示される名前に対応しています。
設定 説明
Path 選択したオーディオ ファイルの場所を示します。
Destination コンピュータの既定 デバイスとして使用するオーディオ デバイスを選択できます。
Src In Point ソース オーディオ シーケンスに録音されたオーディオ サンプルの数と、オーディオ ファイルの開始フレーム。この情報はタイム スタンプとして保存され、BWAV ヘッダ ファイルにのみ含まれ、WAV ファイルには含まれません。
Src End Point ソース オーディオ ファイルの最終フレーム。
Src Duration ソース オーディオ ファイルに含まれるフレームの総数。
注:ソース オーディオ ファイルが記録されたときに、 Src In PointSrc End Point、および Src Duration のパラメータがあります。したがって、これらのフィールドのデータは変更できません。
Dst In 選択された再生先(スピーカなどの出力デバイス)でオーディオが再生される開始フレーム。
Dst End オーディオ ファイルの最終フレーム。
Dst Duration オーディオ ファイルの合計期間。
注:開始および終了時間を指定してオーディオ ファイルを再生するには、Dst InDst End、および Dst Duration の値を変更してください。
Scrubbing (Enable Shuttle) シャトル モードを有効にします。タイムラインの開始フレームおよび終了フレームの間でオーディオを前後にシャトルできます。

オーディオを前後にシャトルするには、J キーとマウスの左ボタンを同時に押して、マウスを Timeline の左または右に移動します。このオプションを使用すると、Speed の値を手動で変更せずに、速度の上げ下げを行うことでオーディオを聞くことができます。

Type (Bits) 各オーディオ サンプルに対して記録される情報のビット数を指定します。ビット(8、16、または 24)の深さは、オーディオ サンプルの解像度および音質に直接対応します。
Rate (Hz) 毎秒のオーディオ サンプル数を指定します。
注:Type および Rate 値は、オーディオ ファイルのヘッダ情報の一部です。
Channels オーディオ クリップがステレオかモノラルかを示します。2 つの設定があります。1 がモノラルで 2 がステレオです。
Use Channel Left または Right (モノラル)チャネルおよび Left +Right (デュアル) チャネルがサポートされています。Right または Left チャネルのみを選択した場合、選択されていないチャネルは Navigator ウインドウでは薄い色で図示されます。
Access Mode (Media Access) オーディオ ファイルを選び再生する場所を指定します。オーディオ ファイルを選択する場所として、Disk または Memory を選択できます。
Take オーディオ ファイルを特定のシーン テイクに割り当てることができます。
Constrain Dst to Take Dst In の値の変更を制限します。
注:このオプションをオンにすると、自動的に Lock Speed オプションがオンになります。
Relative Path オーディオ ファイルの場所。
Speed サウンドが指定された条件下で特定のメディア内を移動する速度。アニメーション シーンの遅い動き、または速い動きに合わせてオーディオの速度を上げたり下げたりします。

このオプションを使用して、オーディオの速度を 0.01 ~ 10 まで調整することができます。つまり、元の速度(1.0)の 100 倍遅く、または 10 倍速くオーディオを再生することができます。

オーディオ ファイルの相対パスを取得するには

  1. ファイル メニューから、Save As を選択します。

    Save As ウィンドウが表示されます。

  2. ファイルの名前を指定し、Save をクリックします。

    オーディオ コンテンツを含むファイルを保存したパスが、Relative Path フィールドに表示されます。この相対パスは、後にオーディオ コンテンツを含むファイルを開く際に使用できます。

オーディオ波形領域

波形領域は、オーディオ設定にロードしたオーディオ ファイルの波形を表示します。

波形領域に表示されるチャネルが 1 つだけの場合、オーディオ ファイルはモノラルで再生しています。ファイルがモノラルでないことが分かっている場合、オーディオ デバイスの設定を確認してください。

注:Audio Settings にオーディオ ファイルをロードすると、波形は、Transport Controls ウィンドウの Action タイムラインにも表示されます。