3D 空間
 
 
 

線画などの 2D 空間では、すべてのオブジェクトは自身が占める水平および垂直空間とその位置を定義する 2 つの座標(X と Y)を持ちます。3D 空間に移動すると、オブジェクトの奥行きを表すためにもう 1 つの座標(Z)が必要になります。

3D アニメーションをコンピュータ上の 2D のインタフェースで表現するため、XYZ 座標系を使うことで擬似的な 3 次元を作ります。

3D オブジェクトはすべて、オブジェクトのサーフェスを定義する 3D 空間内の値(X, Y, Z)の集合で構成されます。XYZ 座標系により、3D 空間でオブジェクトをシミュレーションすることも可能になります。

ほとんどの 3D ソフトウェアでは、中心(原点)で直交する矢印によって X、Y、そして Z 軸を表現します。原点とはオブジェクトの基準点です。矢印は通常、赤(X)、緑(Y)そして青(Z)と色分けされています。

Y は上下方向の軸を、X は左右方向の軸を、そして Z は前後方向の軸を定義します。

上の図で、X 座標はシーンの水平平面を定義し、Y は垂直平面を定義しています。そして、Z によってさらに原点を中心とした奥行きが定義されています。

三次元空間のオブジェクトはすべて、水平方向(左右)、垂直方向(上下)、そして前や後ろに動かすことができます。