マーカ セットは光学式モーション データを Actor アセットにリンクし、モーション データをアクターのボディ パーツに適用します。アクターを、マーカ セットを介して、光学式データにリンクすると、アクターに対する光学式モーション データをプレビューすることができます。

光学式データのマーカ セットを作成し、定義するには:

1. 光学式モーション データが収納されたファイルをロードします。
   

   シーンにロードされたモーション キャプチャ データ

   理想的な場合、マーカは、Z 軸の正の方向を向いた T-スタンスでロードされます。モーション データをキャプチャするときは常に、パフォーマが Z 軸の正の方向を向いた T-スタンスで、テイクを開始／終了する必要があります。

2. Asset Browser の Characters フォルダから、Actor アセットをシーンにドラッグします。
   

   シーンに追加されたアクター

   Scene Browser の Actors フォルダに“Actor”という名前が表示され、Navigator ウィンドウに Actor Settings が表示され、シーンに灰色のモデルが表示されます。

3. Viewer ウィンドウで、アクターのヒップを選択し、アクターがデータ マーカの雲の内側に表示されるまで移動します。
4. データ マーカの配置が正しくなるまで、アクターとそのボディ パーツの移動、スケーリング、および回転を行います。
   ヒント:

   マーカの配置がパフォーマのボディにおけるマーカの配置と同じになるように、アクターのボディを配置してください。

5. Actor Settings で、MarkerSet ボタンをクリックし、Marker Set メニューで Create を選択します。
6. Scene Browser で Lock ボタンをクリックし、Navigator ウィンドウの Actor Settings を保持します。
7. 各光学式マーカをアクター表示の適切なボディ パーツ セルに Alt キーを押しながらドラッグします。各セルは、最大 5 個のマーカを持つことができます。

   マーカを Actor Settings のアクター表示にドラッグすると、Viewer ウィンドウのライト ブルーの光学式センサの周囲に、マーカ セットを示す白いマーカが表示されます。アクター表示のセルは各ボディ パーツに作用するマーカの数を表示します。センサの名前はオブジェクト リストに表示されます。

   注:

   各マーカのドラッグが終わったら、必ず、各マーカの選択解除を行ってください。そうしないと、後続の各セルまでドラッグされます。Glove デバイスを使用するときは、両手のマーカを両手首のセルに配置し、両手のセルの Glove リファレンス フィールドに Glove リファレンスを設定します。Glove リファレンス フィールドを確認するには、アクター表示の手のセルをクリックします。

8. Actor Settings で Snap をクリックして、オフセットを計算し、Actor Settings のマッピングをアクティブにします。
9. 表示される、マーカ セット オフセットの再計算方法を問うダイアログ ボックスで、TR をクリックします。TR は、移動と回転の両方に基づいて再計算することを示します。

   アクターはアクティブで、センサの位置はアクターのボディ パーツとマッチしています。マーカ セットはセンサとアクターをリンクし、光学式モーション データを使用してアクターを動かします。

アクターのマーカ セットを作成した後、そのアクターをキャラクタライズ済みのキャラクタのモーション ソースとして選択することができます。