Maya は「オープン」な製品です。つまり、Autodesk 社外の方でも、既存の機能の変更やまったく新しい機能の追加が実施できます。この「オープンさ」に、新しく Maya コマンド（詳細については、このマニュアル内の他のページをご覧ください）と C++ Maya API への Python インタフェースが含まれるようになりました。後者を Maya Python API と呼びます。Maya Python API は、サポート対象のすべてのプラットフォーム、つまり Microsoft^® Windows^®（32 ビットと 64 ビット）、Linux^®（64 ビット）、Apple^® Mac OS^® X で使用できます。

Maya API のほとんどの機能は Maya Python API で使用可能です。次のようなタイプのソリューションを作成できます。

• ラッパ（wrapper）クラスや関数セットを活用して Maya モデルを修正するスクリプト。
• proxy/MPx クラスを使用して Maya に新しい機能を追加するスクリプト プラグイン。次の新機能が含まれます。
  • 元に戻す（undo）機能をサポートするコマンド。
  • Python スクリプトで適切な requires 行を使用して、Maya シーン ファイルへの保存やシーン ファイルからの読み出しを行うノード。
• コマンド ラインから実行可能な、ラッパ クラスや関数セットを活用して Maya モデルを修正するスタンドアローン型スクリプト。