シーンに太陽と空を追加する

 
 
 

mia_physicalsun シェーダと mia_physicalsky シェーダを使用して、日光を表現するときに極めて正確なレンダリングを生成することができます。

Maya は必要なノードのネットワークを自動的に作成して、既存のレンダリング可能なすべてのカメラに接続します。

太陽と空の効果を作成するには

  1. ウィンドウ > レンダリング エディタ > レンダー設定(Window > Rendering Editors > Render Settings)を選択してレンダー設定(Render Settings)ウィンドウを開き、mental ray レンダラを選択します。
  2. 間接ライティング(Indirect Lighting)タブをクリックします。環境(Environment)セクションで、物理的な太陽と空(Physical Sun and Sky)の隣にある作成(Create)ボタンをクリックします。
  3. mia_physicalsun、mia_physicalsky、mia_exposure_simple、directionalLight の各ノードのネットワークが作成されます。このネットワークはハイパーシェード(Hypershade)ウィンドウで表示することができます。
  4. アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で mia_physicalsky ノードと mia_physicalsun ノードのアトリビュートを微調整し、必要な太陽と空の効果を得ます。
    注:ディレクショナル ライトを太陽の方向に向けます。Sun_direction アトリビュートの使用はお勧めできません。

    太陽は限りなく遠くにあり、スケールやトランスレーションの意味がないため、太陽のエミュレートにはディレクショナル ライトが使用されます。このライトは、向いている方向だけに意味があります。

  5. 太陽シェーダと空シェーダはファイナル ギャザーと共に使用してください。レンダー設定(Render Settings)ウィンドウでファイナル ギャザリング(Final Gathering)をオンにしてください。詳細については、ファイナル ギャザリング(Final Gathering)を参照してください。
    ヒント:
    • mia_physicalsky はネットワークの主要ノードです。
    • ノードのネットワークは、すべての既存のレンダリング可能なカメラに接続されます。太陽と空を作成した後、新しいカメラを追加する場合には、ネットワークもそれに合わせて更新する必要があります。カメラ接続を編集するにはを参照してください。
    • mib_lookup_spherical などの環境シェーダをバックグラウンド(Background)アトリビュートに接続することをお勧めします。2D テクスチャを使用しても期待した結果は得られない可能性があります。

カメラ接続を編集するには

  1. 場合によっては、太陽と空の効果を作成した後で、新しいカメラをシーンに作成する必要が出てくることがあるでしょう。新しいカメラを太陽と空のシェーダ ネットワークに追加するには、mia_physicalsky アトリビュート エディタ(Attribute Editor)カメラ接続の更新(Update Camera Connections)ボタンを選択します。
  2. それ以外の場合、他のシェーダ設定と接続はそのままにして、太陽と空のシェーダをレンダリング可能なカメラからデタッチすることができます。mia_physicalsky アトリビュート エディタ(Attribute Editor)カメラ接続の除去(Remove Camera Connections)ボタンを選択します。この場合には、レンダー設定(Render Settings)ウィンドウの mental ray タブの間接ライティング(Indirect Lighting)タブで、環境(Environment)セクションにある削除(Delete)ボタンを選択しないようにしてください。この削除(Delete)ボタンを押すと、シーンから太陽と空が完全に除去されてしまいます。

関連項目