rand

 
 
 

指定された範囲のランダムな浮動小数点数またはベクトルを返します。

float rand(float maxnumber)

float rand(float minnumber, float maxnumber)

vector rand(vector maxvector)

vector rand(vector minvector, vector maxvector)

最初の文の maxnumber には、戻り値の上限を指定します。戻り値の最小値は 0 です。すなわち、戻り値は 0 と maxnumber の間の乱数になります。

minnumber と maxnumber には、戻り値の下限と上限を指定します。

maxvector には、返されるベクトルの各要素の上限を指定します。最小値は 0 です。各要素の戻り値は異なる乱数です。

minvector と maxvector には、返されるベクトルの各要素の下限と上限を指定します。

この関数から返される乱数を制御する方法については、seed を参照してください。

例 1

rand(5)

0 ~ 5 の範囲のランダムな浮動小数点数(3.539 など)を返します。

例 2

rand(-1,1)

-1~1 の範囲のランダムな浮動小数点数(0.452 など)を返します。

アニメーションの再生中に rand (-1,1)を反復的に実行した場合、返される値とアニメーション時間の関係は次のようになります。

例 3

rand(<<1,1,1>>)

各要素が 0 ~ 1 の範囲にあるランダムなベクトル(<<0.532, 0.984, 0.399>> など)を返します。

例 4

rand(<<1,1,1>>,<<100,200,300>>)

左側の要素が 1 ~ 100、中央の要素が 1 ~ 200、右側の要素が 1 ~ 300 の範囲にあるランダムなベクトルを返します。たとえば、<<81.234, 49.095, 166.048>> のようなベクトルが返されます。