mental ray のレンダー設定(Render Settings)プリセット

 
 
 

レンダー設定(Render Settings)ウィンドウでレンダラとして mental ray を選択した後に、プリセット > プリセットのロード(Presets > Load Preset)メニューで使用可能なプリセットから選択することができます。

特定の精度とエフェクトでイメージをレンダリングする場合は、この設定を利用します。

既定設定(Default Settings)

Maya 2014 では、既定のイメージ サイズ(Image Size)HD 540 (960x540)で、これは 16:9 の比率です。フレーム ファイルを適切に並べ替えるために、フレーム パディング(Frame padding)は 4 に設定されています(レンダー設定(Render Settings): 共通(Common)タブ)。表示(Display)メニューでレンダー ビュー(Render View)ウィンドウは 32-ビット浮動小数点(HDR) (32-bit floating-point (HDR))に設定されています。ライトは既定でレイ トレース シャドウの使用(Use Ray Trace Shadows)が有効になっていて、レイ深度の最大値(Ray Depth Limit)は 3 に設定されています。レンダー設定(Render Settings): 精度(Quality)タブで、レイ トレーシング(Raytracing) 最大トレース深度(Max Trace Depth)は 6 に設定され、フレーム バッファ(Framebuffer) データ型(Data Type)RGBA (Half) 4x16 ビット(RGBA (Half) 4x16 Bit)に設定されています。この設定は、高精度の初期レンダーを提供します。

FinalFrameEXR

高精度のレンダーを行うにはこのオプションを選択します。このオプションを選択すると、既定でイメージ フォーマット(Image format)OpenEXR (exr)に設定され、イメージの圧縮(Image compression)方法が ZIPS に設定されます。精度(Quality)スライダと最大サンプル数(Max Samples)が他の 2 つのプリセットよりも大きく設定されています。シャドウ方法(Shadow Method)セグメント(Segments)に設定され、フレーム バッファ(Framebuffer) データ型(Data Type)RGBA (Half) 4x16 ビット(RGBA (Half) 4x16 Bit)に設定されています。

注:また、Maya 2014 では、レイ トレーシング(Raytracing)の既定値も FinalFrameEXR および制作(Production)プリセットで大きく設定されています。反射(Reflections)は 4、屈折(Refractions)は 6、最大トレース深度(Max Trace Depth)は 10、シャドウ(Shadows)は 5 に設定されています。
制作
これは Maya 2013 以前の制作(Production)プリセットと同等ですが、サンプリング モード(Sampling Mode)として統一サンプリング(Unified Sampling)を使用します。最終レンダリングをテストするときに使用します。
プレビュー(Preview)
最も速く、最も精度の低い結果を得るレンダーを行うにはこのプリセットを選択します。このオプションは、最も短い処理時間でシーンがどのように見えるかを示します。