法線コンストレイントのローリング現象を防止する

 
 
 

特定の状況において、コンストレイント対象オブジェクトがそのエイム ベクトルに沿って急回転することがあります。ローリング現象は、エイム ベクトルがアップ ベクトルに接近するか、同一または反対の方向を向くことによって発生します。詳細については、ローリング現象を参照してください。

ローリング現象は、ターゲット ベクトルをワールド アップ ベクトルの方向から外しておくことによって防止できます。たとえば、ワールド アップ ベクトルがシーンのワールド空間の Y 軸方向を向いている場合(既定値)は、正または負の Y 軸がターゲット ベクトルと同じ方向を向かないように設定してください。必要に応じてターゲット オブジェクトを移動するか、またはターゲット オブジェクトのウェイト値を変更して、ターゲット ベクトルが Y 軸に接近しないようにすることもできます。

しかし、この防止方法をアニメーションで使用できない場合は、ワールド アップ ベクトルを変更またはアニメートすることによってローリング現象を防止することができます。

アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で法線コンストレイントのワールド アップ ベクトルを変更するには

  1. 法線コンストレイント アトリビュートを編集するを参照して、ワールド アップ ベクトル(World Up Vector)アトリビュートを編集してください。チャネル ボックス(Channel Box)を使用してワールド アップ ベクトル(World Up Vector)アトリビュートを編集することもできます。

チャネル ボックス(Channel Box)で法線コンストレイントのワールド アップ ベクトルをアニメートするには

  1. チャネル ボックス(Channel Box)を使用して、ワールド アップ ベクトル(World Up Vector)アトリビュートにキーを設定することができます。ワールド アップ ベクトル(World Up Vector) アトリビュートを選択するには、法線コンストレイント チャネルを編集するを参照してください。ワールド アップ ベクトル(World Up Vector)にキーを設定するには、ワールド アップ ベクトル(World Up Vector)アトリビュートを選択してマウス ボタンでクリックし、表示されるポップアップ メニューから選択項目のキー設定(Key Selected)を選択します。