Linux で Maya のホットボックスとマーキング メニューを最適化する

 
 
 

Linux システムでは、Maya のホットボックスとマーキング メニューのパフォーマンスを最適化するために、オペレーティング システムとウィンドウ マネージャの設定を変更することをお勧めします。

ホットボックスとマーキング メニューで使用できる表示方法は、RGB オーバーレイ、X 合成、内部ソフトウェア合成の 3 つです。

一般に、RGB オーバーレイと X 合成を試して、いずれかの適切な方法を使用します。内部ソフトウェア合成は最も低速な方法であるため、できるだけ使用しないようにします。

使用できる方法は、特定の要因によって制限されることがあります。

RGB オーバーレイを使用する

RGB オーバーレイ方法では、ハードウェアの RGB オーバーレイを使用してホットボックスとマーキング メニューを表示します。この方法では、内部ソフトウェア合成で生じるフリッカは発生しません。

RGB オーバーレイを有効にするには

  1. /etc/X11/xorg.conf ファイルを開きます。
  2. "CIOverlay" オプション(カラー インデックス オーバーレイ)を次のように置き換えます。
    Section "Device"
       Option "Overlay" "on"
    EndSection
    
    OR
    Section "Screen"
       Option "Overlay" "on"
    EndSection
  3. 次のように X 合成を無効にします。
    Section "Extensions"
        Option "Composite" "false"
    EndSection
  4. xorg.conf ファイルを保存します。

X 合成を使用する

X 合成を使用するには、X Composite Extension を有効にし、ウィンドウ マネージャで合成を有効にする必要があります。この方法では、内部ソフトウェア合成で生じるフリッカは発生しません。

X 合成を有効にするには

注:Red Hat 6 システムと Fedora 14 システムでは、既定で X 合成が有効になるため、xorg.conf ファイルを変更する必要はありません。
  1. /etc/X11/xorg.conf ファイルを開きます。
  2. 次のように X 合成を有効にします。
    Section "Extensions"
        Option "Composite" "true"
    EndSection
  3. xorg.conf ファイルを保存します。

ウィンドウ マネージャの合成を有効にするには

次の表に、ウィンドウ マネージャの合成を有効にする方法を示します。

ウィンドウ マネージャ 合成を有効にするには...
KDE System Settings > Desktop Effects を選択し、ActivationEnable desktop effects at startup をオンにします。
Metacity

設定エディタを開き、Metacity > General の順に移動して、compositing_manager をオンにします。

その他

詳細については、ウィンドウ マネージャのヘルプを参照してください。

内部ソフトウェア合成を使用する

内部ソフトウェア合成では、スクリーン ショットを取り、そのイメージの上にホットボックスとマーキング メニューを描画して透明度をシミュレーションします。

これは RGB オーバーレイと X 合成が適さない場合にのみ使用する予備の方法です。この方法は低速であり、ホットボックスやマーキング メニューを非表示にしたときに画面にフリッカが生じる可能性があります。

その他の推奨される設定

フォーカスの設定

Maya のホットボックスとマーキング メニューの操作性をさらに高めるには、ウィンドウ マネージャの次のフォーカス ポリシー設定を使用します。

ウィンドウ マネージャ 推奨される設定
KDE
  • [Focus follows the Mouse Pointer]ポリシーを使用します。
  • [Click raises active window]をオフにします。
  • [Inactive Inner Window]で、LMB、MMB、および RMB の[Activate & Pass Click]を設定します。
Metacity (Gnome を使用)
  • focus_mode を sloppy に設定します。
  • raise_on_click を false に設定します。

環境変数

ホットボックスの操作性を高めるために、さらに Maya の環境変数を次のように調整することをお勧めします。

Maya.env ファイルで次のように設定します。