プロキシ タグの概要

 
 
 

プロキシ タグはプロキシ リファレンスに割り当てる固有の名前であり、リファレンス エディタ(Reference Editor)からプロキシ リファレンスをより簡単に管理するためのものです。次のような場合に、プロキシ タグをファイル リファレンスまたはプロキシ リファレンスに適用できます。

プロキシ タグ オプション(Proxy Tag options)を使用すると、プロキシ セットが最初に作成されるときに、ファイル リファレンスまたはプロキシ リファレンスに適用するラベル/タグを指定できます。プロキシ タグを適用すると、リファレンス エディタ(Reference Editor)のプロキシ リファレンスのリストに表示されます。また、タグに基づいてプロキシのロード、アンロード、または差し替えを一括して管理できます。

Maya は、ファイル リファレンスに最後に使用されたプロキシ タグとプロキシ リファレンスに最後に使用されたプロキシ タグを記録しているので、両者を識別することができます。 この機能によって、タグを付加したプロセスはワークフローに関係なく簡素化されます。

たとえば、最初に各タグを作成するときに hiRes という名前のタグを用いて、連続して複数のファイル リファレンスにタグを付加できます。 この場合、タグの名前を一度入力するだけで、その名前が後続のファイル リファレンス タグに自動的に割り当てられます。これらの同一のリファレンスに対して複数のプロキシにタグを付加する場合、プロキシのプロキシ タグの名前を一度入力するだけでプロキシ タグは後続のプロキシにも記憶されます。

あるいは、hiRes という名前の 1 つのファイル リファレンスを作成してタグを付加した直後に、loRes という名前の対応するプロキシ リファレンスを作成してタグを付加することも可能です。 次のファイル リファレンスを作成すると hiRes タグが、プロキシ リファレンスを作成すると loRes タグがそれぞれ自動的に割り当てられます。Maya は指定された最新のファイル リファレンスとプロキシ リファレンスのタグを識別できるため、このようなタグ付加のワークフローが可能になります。プロキシ(Proxy)メニュー

プロキシ タグは他にも多数のプロキシの状況で使用できます。たとえば、modelFurmodelNoFur、あるいは SceneDynamicsSceneNoDynamics などの状況で使用できます。

注:

プロキシ タグの名前を変更する

リファレンス エディタ(Reference Editor)を使用すると、リファレンスおよびプロキシのプロキシ タグの名前を変更できます。この機能は、プロキシ タグを分かりやすく整理する場合や、プロキシ タグを再利用してプロキシの切り替え手順を合理化する場合に役立ちます。

注:

特定のプロキシ セット内で同じプロキシ タグを複数回使用することはできません。セット内のすべてのプロキシ タグは一意でなければなりません。

関連項目