ビュー アングル(焦点距離)

 
 
 

どのような撮影でも、フレームに表示される被写体のサイズを決める必要があります。人物の全体、または肩から頭部まで含めるか、といったことを決めます。フレーム内の被写体を拡大する場合には、次の 2 つの方法があります。被写体の近くまでカメラを寄せるか(ドリー ツール(Dolly Tool)を参照)、またはレンズの焦点を長距離に合わせるか(ズーム ツール(Zoom Tool)を参照)です。

レンズの焦点距離は、レンズの中心からフィルム面までの距離です。焦点距離が短いほど、焦点面はレンズの後方に接近します。

各種のレンズは焦点距離で表されます。焦点距離は「ミリメートル」、場合によっては「インチ」で表されます(1 インチ = 約 25mm)。

フレーム内のオブジェクトのサイズは、焦点距離に正比例します。カメラと被写体の距離を一定に保ったままで焦点距離を 2 倍にすると、被写体はフレーム内で 2 倍の大きさに拡大されます。フレーム被写体のサイズはカメラと被写体の距離に反比例します。カメラと被写体の距離を 2 倍にすると、フレーム被写体は半分の大きさに縮小されます。

ビュー アングル

ビュー アングルは、カメラの焦点距離の調整に応じて拡大縮小します。フレームの被写体のサイズが大きく見えたり小さく見えたりするのは、このためです。ビュー アングルは、焦点距離を長くすると小さくなり、焦点距離を短くすると大きくなります。