IK スプライン ハンドル ツール(IK Spline Handle Tool)

 
 
 

IK スプライン ハンドル設定(IK Spline Handle Settings)

ルートをカーブ上に(Root on Curve)

このオプションをオンに設定すると、IK スプライン ハンドルの開始ジョイントがカーブにコンストレイントされます。オフセット マニピュレータをドラッグすると、カーブに沿って開始ジョイント(およびその子ジョイント)をスライドさせることができます。

このオプションをオフに設定すると、開始ジョイントをカーブから離すことができます。開始ジョイントはカーブに固定されず、オフセット アトリビュートは無視されます。また、開始ジョイントの位置にオフセット(Offset) マニピュレータは表示されません。

また、このオプションは IK ハンドル アトリビュート(IK Handle Attributes)からも使用可能です。

ルート軸の自動作成(Auto Create Root Axis)

このオプションをオンに設定すると、シーンの階層構造の開始ジョイントの上位にある親のトランスフォーム ノードが、スプライン IK ハンドルによって作成されます。開始ジョイントの代わりに、このトランスフォーム ノードを移動または回転すると、開始ジョイントが逆転(反転)することを防止できます。詳細については、スプライン IK チェーンでの反転を防止するを参照してください。このオプションをオンに設定できるのは、ルートをカーブ上に(Root on Curve)オプションがオフのときに限られます。

ルート軸の自動作成(Auto Create Root Axis)は、IK スプライン ハンドル ツール(IK Spline Handle Tool)設定でのみ使用可能です。

カーブの自動ペアレント化(Auto Parent Curve)

スプライン IK ハンドルの開始ジョイントが親ジョイントを持っている場合、このオプションをオンに設定すると、スプライン IK NURBS カーブがその親ジョイントの子オブジェクトになります。このため、カーブとジョイント チェーンは親ジョイントのトランスフォームとともに移動します。

スケルトンのルート ジョイントより下位にあるジョイントから始まるハンドルを作成する場合は、ジョイント チェーンが親ジョイントと一緒に移動するように、このオプションをオンに設定してください。

カーブの自動ペアレント化(Auto Parent Curve)は、IK スプライン ハンドル ツール(IK Spline Handle Tool)設定でのみ使用可能です。

カーブをルートにスナップ(Snap Curve To Root)

このオプションをオンに設定すると、カーブのスタート ポイントが開始ジョイントの位置に自動的にスナップします。チェーン内のジョイントがカーブのシェイプに合わせて回転します。

カーブをルートにスナップ(Snap Curve to Root)は、ツール設定でカーブの自動作成(Auto Create Curve)をオフに設定し、すでに自分自身のカーブを作成してある場合にのみ、スプライン IK ハンドルに影響を及ぼします。

カーブをジョイント チェーンの固定パスとして使用したい場合は、カーブをルートにスナップ(Snap Curve to Root)をオフに設定してください。

カーブをルートにスナップ(Snap Curve to Root)は、IK スプライン ハンドル ツール(IK Spline Handle Tool)設定でのみ使用可能です。

カーブの自動作成(Auto Create Curve)

このオプションをオンに設定すると、Maya はスプライン IK ハンドルの作成時に NURBS カーブを作成します。カーブはジョイント チェーンのパスに沿って作成されます。

カーブの自動作成(Auto Create Curve)をオンに設定し、カーブの自動簡略化(Auto Simplify Curve)オフに設定した場合に、スプライン IK ハンドルを作成すると、スプライン IK チェーンの全ジョイントを通過する複雑なカーブが作成されます。

カーブの自動作成(Auto Create Curve)カーブの自動簡略化(Auto Simplify Curve)を両方ともオンに設定してハンドルを作成すると、ジョイント チェーンのシェイプに似た簡略カーブが自動的に作成されます。スパン数(Number of Spans)の値が大きいほど、カーブのシェイプはジョイント チェーンに近づきます。カーブの次数は 3 (三次)です。

スプライン IK チェーンが既存のスケルトンの一部である場合は、カーブの自動作成(Auto Create Curve)をオンに設定してください。ジョイント チェーンをスライドさせるパスとしてカーブを使用する場合は、カーブの自動作成(Auto Create Curve)をオフに設定してください。

カーブの自動作成(Auto Create Curve)をオフに設定した場合は、ユーザ自身でジョイント チェーン用に NURBS カーブを作成する必要があります。

カーブの自動作成(Auto Create Curve)は、IK スプライン ハンドル ツール(IK Spline Handle Tool)設定でのみ使用可能です。

カーブの自動簡略化(Auto Simplify Curve)

このオプションをオンに設定すると、Maya は指定したスパン数(Number of Spans)を持つ NURBS カーブを自動的に作成します。スパンの数はカーブ上の CV の数に対応します。カーブの次数は 3 (三次)です。

CV (制御点)の数が少ないカーブを作成すると、カーブのシェイプやスケルトンの動きを調整するときの精度が多少低下しますが、カーブとそのジョイント チェーンを簡単に操作することができます。CV の数が少ない場合、CV の選択やドラッグにかかる時間が短縮されるほか、カーブがスムーズになる傾向があります。

カーブの自動簡略化(Auto Simplify Curve)は、カーブの自動作成(Auto Create Curve)をオンに設定した場合にのみ有効です。

カーブの自動簡略化(Auto Simplify Curve)は、IK スプライン ハンドル ツール(IK Spline Handle Tool)設定でのみ使用可能です。

スパン数(Number of Spans)

スパン数(Number of Spans)は、スプライン IK ハンドルの作成時に、自動的に作成されるカーブの CV 数を指定します。

スパンと CV の比率は、CV の数=スパンの数 +3 となります。

スパンの数 CV の数

1

4

2

5

3

6

4

7

スパン数(Number of Spans)を有効にするには、カーブの自動作成(Auto Create Curve)をオンに設定する必要があります。

スパン数(Number of Spans)は、IK スプライン ハンドル ツール(IK Spline Handle Tool)設定でのみ使用可能です。

ルートのツイスト モード(Root Twist Mode)

このオプションをオンに設定した場合、終了ジョイントにあるツイスト マニピュレータを操作すると、開始ジョイントが他のジョイントとともに少しツイストします。

このオプションをオフに設定すると、開始ジョイントはツイストしません。開始ジョイントをツイストするには、ロール マニピュレータを使用してください。詳細については、スプリング IK ソルバを参照してください。

ルートのツイスト モード(Root Twist Mode)は ikHandle ノードのアトリビュートでも使用できます。詳細については、ルートのツイスト モード(Root Twist Mode)を参照してください。

関連項目