ヘア カーブをファー ディスクリプションにアタッチすると、ファー カーブ アトラクタ セットが作成されます。任意の時点に、ファー カーブ アトラクタ セットのアトリビュートを編集することができます。これらのアトリビュートは、ファーとヘア カーブの関係を定義します。アトリビュートの変更は、以下の方法で行うことができます。
ファーのカーブ アトラクタ セットを編集すると、そのすべての変更が、そのアトラクタ セットに割り当てられたすべてのファー ディスクリプションに適用されます。アトリビュートは、セットの各ヘア カーブに適用されます。
より自然なエフェクトを作成するために、ノイズ振幅とノイズ周波数を使用してファー カーブ アトラクタ セットのアトリビュート値をランダムに変更することができます。ノイズ振幅とはアトリビュート値の変動をいい、ノイズ周波数とは特定の距離または領域にわたる変動量をいいます。
ファーのアトリビュート値をペイントできるのと(詳細については、ファーのアトリビュート値をペイントするを参照)同様に、サーフェス全体のファー カーブ アトラクタ セットのアトリビュートを変更しなくても、特定の領域にファー カーブ アトラクタ セットのアトリビュート値をペイントすることができます。
値をサーフェスにペイントすると、Maya は変更する各ファー カーブ アトラクタ セットのアトリビュート値に対して値のマップを作成します。
ファー カーブ アトラクタ セットのアトリビュートである半径(Radius)、累乗(Power)、インフルエンス(Influence)、開始の長さ(Start Length)、終了の長さ(End Length)、およびしきい値の長さ(Threshold Length)をペイントすることができます。これらのアトリビュートについては、FurCurveAttractors ノードを参照してください。ファー ディスクリプションごとに引き付け(Attraction)をペイントすることもできます。詳細については、引き付け(Attraction)を参照してください。
ファー アトリビュート ペイント ツール(Paint Fur Attributes Tool)を使用する時は、これらのコマンドを使用すれば作業効率が上がります。
ファーにペイントした時に作成されたアトリビュート マップを削除すれば、簡単にペイント前のアトラクタ セットのアトリビュート値に戻すことができます。詳細については、アトリビュートからマップを除去するにはを参照してください。
ファーのアトリビュート値をマップできるように、ファイル テクスチャを読み込んでファー カーブ アトラクタ セットの各アトリビュート値をマップすることができます。ファー カーブ アトラクタ セットのアトリビュートをマップする方法は、ファーのアトリビュート値と同じですが、ファー ディスクリプションではなくファー カーブ アトラクタ セットのアトリビュートを編集します。詳細については、ファーのアトリビュート値をマップするを参照してください。
ファーは単純なファイル テクスチャ マップしか使用できないため、読み込んだテクスチャはすべて「ベイク処理」してファイル テクスチャに変換してください。
アトリビュート マップ値の範囲の変更は、そのアトリビュートがペイントまたはテクスチャ マップされている場合だけ反映されます。既定では、アトリビュート マップの値の範囲は 0 ~ 1 の間に定義されています。この範囲で定義されている値以外の値をペイントまたはマップしたい場合には、値の範囲を変更する必要があります。たとえば、0.2 ~ 0.5 の値の範囲を 2.0 ~ 3.0 または一般的には 0 ~ 5 に変更することができます。値のペイントについては、アトラクタ セットのアトリビュート値をペイントするを参照してください。値のマップについては、アトラクタ セットのアトリビュート値をマップするを参照してください。
アトラクタ セットのアトリビュートはすべて、値の範囲を変更することができます。