3D ペイント ツール(3D Paint Tool)で使用するモデルの準備

ペイントを開始する前に、次の点を検討します。

• ポリゴン サーフェスとサブディビジョン サーフェスの UV は互いに重複せず、すべてテクスチャ空間の 0 ～ 1 の範囲に含まれている必要があります。通常、ペイントに使用できる UV は自動マッピング(Automatic Mapping)で生成できます。詳細については、「ポリゴンの基礎知識」および『サブディビジョン サーフェス モデリング』マニュアル(www.autodesk.com/maya-docs-archive)を参照してください。
• NURBS モデルは、通常、複数のパッチから構成されますが、ポリゴン モデルは、単一のメッシュのみで構成されていることがよくあります。テクスチャを割り当てたとき、NURBS パッチはそれぞれ、テクスチャを 1 つずつ受け取りますが、ポリゴン サーフェスは既定では、メッシュ全体でテクスチャを 1 つしか受け取りません。この結果、ポリゴン サーフェス メッシュの細かいディテールを得るには、テクスチャ解像度が不十分になります。テクスチャのサイズを最大限まで拡大すると、パフォーマンス速度が落ち、なおかつ十分な解像度を得られない可能性があります。

  解決方法の 1 つとして、たとえば、頭に 1 つ、胴体に 1 つ、四肢に 1 つといったように、複数のマテリアルを割り当てて、モデルをパーティションすることができます。これにより、メッシュ上の各マテリアルは、専用のテクスチャを受け取ります。これには、一度にメッシュの部分で作業できるという利点があります。このためには、ハイパーシェード(Hypershade)でマテリアルを右クリックし、マテリアルを選択項目に割り当て(Assign Material to Selection)を選択します。この方法で、異なるサイズのテクスチャを、モデルの異なる部分に割り当てることもできます。

  注: 3D ペイント ツール(3D Paint Tool)は、非多様ジオメトリを正しく処理できません。