Trax で HumanIK キャラクタをアニメート

HumanIK キャラクタにクリップを作成し、Trax エディタ(Trax Editor)を使用してノンリニアな方法でアニメーションを編集する場合は、次のことに注意してください。

• キャラクタ セットは、Trax エディタ(Trax Editor)でアニメーション クリップを作成するのに必要です。キャラクタ階層の上位の親/リファレンス オブジェクトなどの HumanIK キャラクタを含めるには、キャラクタ セットを作成する必要があります。 詳細については、キャラクタ セットを作成するを参照してください。

  すべてのキャラクタの IK オブジェクトおよび FK オブジェクトは、同じリファレンス オブジェクトの親であり、このリファレンス オブジェクトをキャラクタ セットに追加できることが理想的です。

• Maya の HumanIK ソルバでは、IK もしくは FK ソルバを使用して、または両方のソルバ間のブレンドをアニメートすることによってキャラクタをアニメートすることができます( IK ブレンドを調整するを参照)。 (キャラクタ コントロール(Character Controls)の IK ブレンド T (IK Blend T)スライダおよび IK ブレンド R (IK Blend R)スライダによってソルバ間でブレンドできます。)

  HumanIK キャラクタに対してクリップをブレンドする際には、アニメートしたかしていないかにかかわらず、IK ブレンド(IK Blend)プロパティが重要になります。 ブレンドに対してオフセット オブジェクトを指定するときには、次のことに注意してください。

  HumanIK リグにスタティックな IK ブレンド(IK Blend)値がある場合(IK ソルバと FK ソルバとの間にブレンドがない)、ヒップ FK オブジェクトまたはコントロール リグ リファレンス オブジェクトのいずれかをオフセット オブジェクトとして設定します。 ヒップ FK (Hips FK)ノードを使用する場合、リグの IK オブジェクトのすべての IK ブレンド T (IK Blend T)および IK ブレンド R (IK Blend R)が 0 に設定されていることを確認してください。

  重要:ヒップ IK オブジェクトは、リファレンス オブジェクトとして使用できません。

  HumanIK リグにアニメートされた IK ブレンド(IK Blend)値がある場合、コントロール リグのリファレンスをオフセット オブジェクトとして使用しないと、Trax エディタ(Trax Editor)はクリップを適切に評価できません。 ただし、コントロール リグのリファレンスを使用しても、ブレンドされたクリップを Trax で適切に評価できないことが多くあります。 このワークフローで問題があった場合、次の回避策を行ってください。

  1. キャラクタのスケルトンのみを含む独立したキャラクタ セットを作成します。
  2. HIK リグ アニメーションをスケルトンにベイク処理し(キャラクタ コントロール(Character Controls)のベイク処理オプション)、クリップを作成します。
  3. クリップをブレンドする際に、ヒップのジョイントをオフセット オブジェクトとして設定します。 (ポーズを一致させ、クリップの位置合わせを行うを参照)