ノード内の拡張 ASCII 文字とアトリビュート名とシーンのポータビリティ
 
 
 

Maya ではノード名とアトリビュート名に関して下位 ASCII 範囲(0-127)の文字をサポートしています。一部のプラットフォームでは、これらの名前に拡張 ASCII 範囲にあるシングル バイト文字を含めることができます(たとえば、Windows での Latin 1 コード ページ 1252、Linux での en_US.iso88591 などの Latin ロケール)。これらの拡張 ASCII 文字には、フランス語やドイツ語でよく見られるアクセント記号の付いた文字やその他の発音記号、二重字(é や ß など)が含まれています。日本語の半角文字はサポートされていません。

下位 ASCII 範囲外の文字を含むノード名やアトリビュート名を持つシーン ファイルは、プラットフォーム間で移動するときに問題が発生する場合があります。

これらの拡張 ASCII 文字を Windows 上で適切に使用するには、最初に地域と言語オプション コントロール パネルを開いて、詳細設定タブにある Unicode 対応でないプログラムの言語の設定が、英語、フランス語、ドイツ語などのラテン語と互換性のある言語に設定されていることを確認します。この言語設定を変更するには、システムを再起動する必要がある場合があります。

これらの文字が含まれたシーンを Linux 上で適切に保存したり開いたりするには、Maya を実行する前に LANG 環境変数をラテン語と互換性のあるロケールに設定する必要があります。使用しているシェルによっては、このコマンドの実行は次のように表示されます。

export LANG=en_US.iso88591

Maya では、Mac OS X または en_US.UTF-8 などのマルチバイト ロケールで実行されている Linux 上で、ノード名やアトリビュート名に拡張 ASCII 文字を使用することはできません。拡張 ASCII 文字を含んだシーン ファイルをサポート対象外の環境で開くと、データが失われることがあります。

(Linux 上での Maya のユーザ インタフェースは、日本語やその他のマルチバイト テキストはサポートしていません。)