Autodesk® Maya® 2015 Service Pack 3 をダウンロードしていただき、ありがとうございます。
この文書では、Autodesk Maya 2015 の Service Pack 3 に含まれる既知の制限事項、問題、および修正について説明します。本リリースをインストールする前に、このドキュメントを必ずお読みください。参照用にこの Readme をハード ディスクに保存するか印刷してください。
この製品のアンインストールとインストールの詳細手順については、『Maya インストレーション ヘルプ』を参照してください。
このリリースの新機能については、「What’s New in Maya 2015 (日本語) 」を参照してください。
この製品のすべてのマニュアルと学習リソースについては、www.autodesk.co.jp/maya-docs を参照してください。
認定ハードウェアについては、www.autodesk.co.jp/graphics-hardware を参照してください。
Maya サポートの詳細については、www.autodesk.co.jp/maya-ss を参照してください。
このリリースにおける修正内容を、バグ番号とその説明を含む次の一覧で説明します。
| 不具合番号 | 説明 |
| アニメーション キャラクタ | |
| MAYA-39263 | Fixed an issue with blendShape DG evaluation |
| アニメーション全般 | |
| MAYA-38633 | Skinning : some vertices change position after skinning |
| MAYA-39722 | GraphEditor : file will not save after changing keys in graph editor |
| Bifrost | |
| MAYA-34091 | Collider : full DAG name not recognized, causing name clashing |
| MAYA-37475 | Bifrost : Address overwriting user caches |
| FBX | |
| MAYA-36106 | Update FBX SDK to version 2015.1 (see FBX Help for more information about this update) |
| 基礎 | |
| MAYA-38274 | Fixed an issue with libc.so.6: version GLIBC_2.12 not found on Linux |
| MAYA-39444 | Update to OpenSSL 1.0.1h on Windows |
| インストーラ | |
| MAYA-38601 | mental ray for Maya 2015 patch cannot be uninstalled correctly |
| MAYA-39064 | Speed up Maya 2015 patch install time |
| mental ray | |
| MAYA-35143 | Fixed the initial delay before first image when progressive rendering |
| MAYA-36872 | GPU cache deforming animation does not change during batch rendering |
| MAYA-38026 | Remove the little white frame when progressive rendering |
| MAYA-40003 | maya_volumefog default for refractions/reflections is off |
| MAYA-40039 | mayabase.lib missing from mentalray devkit 2015 |
| MAYA-40393 | createMentalRayQualityTab.mel triggers error about missing control |
| マルチ リプリゼンテーション | |
| MAYA-35169 | Maya crashes when editing keys of scene assembly nodes / assets in channel box |
| レンダリング | |
| MAYA-36887 | Fixed a crash when opening a legacy scene with mental ray area light |
| MAYA-37004 | MPxShaderOverride not always consolidating |
| MAYA-38304 | Transparent instances are being drawn twice in the legacy pipeline |
| MAYA-39524 | Allow for API access to shared QGLWidget to allow customer widgets to share GL contexts |
| XGen | |
| MAYA-39003 | Fixed an issue with soft selection not working on guides |
| MAYA-34137 | Add support for xgen_ptex_lookup, xgen_hair_length_mapping, xgen_root_tip_color_blend shaders, providing more control in customizing the XGen hair shader |
次のセクションでは、今回のリリースに関する制限事項および(回避できるものには)回避策を記述してします。
| 不具合番号 | 説明 |
| Bifrost | |
| MAYA-32190 | ビューポートの制限と一部ライブラリの欠落が原因で、ビューポート上における メッシュ シェーダで bifrostLiquidMaterial と MR レンダー結果を類似させる事ができません。また渦度はビューポート上ではサポートされておらず拡散ウェイトのリマップの扱いも異なります。 |
| MAYA-32763 | マスター ボクセル サイズの既定値の 0.5 は、プリミティブのような、特定のスケールより小さな一部の放出メッシュにボクセルを生成するには小さすぎる可能性があります。たとえば、半径が 1 の既定の polySphere ではボクセルが生成されません。 回避策: ボクセルを生成するには、マスター ボクセル サイズを小さくするか、球のサイズを大きくします。 |
| MAYA-32869 | ランナップが有効な場合、Bifrost シーンがバッチ レンダー中に繰り返し評価される。 回避策: ランナップを無効にします。 |
| MAYA-33411 | Bifröst: シェルとソリッドの厚さをそれぞれ個別に設定する必要がある。 エミッタの厚みの既定値は 0 です。この値はソリッドに適していますが、シェルの場合は何の結果も得られません。少なくとも 1 に設定する必要があります。 コライダの厚みの既定値は 1 に設定されています。この値はソリッドに適していますが、シェルの場合は解像度が高くても、液体を貫通してしまいます。これは少なくとも 2 に設定する必要があります。 |
| MAYA-33644 | Bifröst: 衝突オブジェクトの変換の厚さが原因で、生成されたシミュレーションのモーションが不正確に見える。 スティッキネスが 0(ゼロ)に設定されている場合でも、液体はサーフェス張力タイプの動作に反応します。 |
| MAYA-33722 | Bifröst: 内部パーティクル密度(Interior Particle Density)には最小値の 1 をハード セットする必要がある。 |
| MAYA-33828 | bifrostLiquidContainer のアトリビュートにキーを設定するワークフローは、現在サポートされていません。 |
| MAYA-34114 | Bifröst シェイプのパーティクルとボクセルの表示を無効にした後でも、Bifröst がレンダリングを行う。 回避策: Bifröst オブジェクトを非表示(可視性をオフ)に設定します。 |
| MAYA-34177 | パーティクル ビューポートの既定の最大表示数は、100 万に設定されています。このため、高解像度のシミュレーションを行う場合は、繰り返しパターンを作成することが必要になります。 グラフィックス カードの制限を超えないように注意しながら、シミュレーションのリプリゼンテーション精度を高めることができます。 |
| MAYA-34338 | 特定のメッシュ コライダによって Maya がクラッシュする。 |
| MAYA-34412 | アタッチされたメッシュが自己交差している場合、Bifröst パーティクルの放出が失敗する。 |
| キャッシュ リプリゼンテーション: Alembic | |
| MAYA-39350 | Alembic 1.5.4 によって書き出された Alembic キャッシュを gpuCache と Alembic の読み込み機能を使用して読み込んだ場合、Maya 2013 (Alembic 1.0.4)および Maya 2013.5 (Alembic 1.0.5)ではクラッシュが発生することがあります。これは上位互換性による問題です。Alembic では下位互換性のみが維持され、上位互換性は維持されません。 |
| キャッシュ リプリゼンテーション - ベイク処理されたジオメトリ | |
| MAYA-31013 | Windows リモート デスクトップ セッション中に GPU キャッシュを試行して読み込みを行うと、Maya がクラッシュする。 回避策: 1. ホスト システムで、ワークスペースの既定のレンダラーとしてビューポート 2.0 を設定します。 クライアントではこの操作を実行できません。 2. クライアントからホスト システムの Maya にアクセスします。 |
| 基礎 | |
| MAYA-30309 | OSX 10.9 でデュアル スクリーン設定にしている場合、2 番目のスクリーンでホットボックスとマーキング メニューが機能しない。 回避策: システム環境設定 > Mission Control に、ディスプレイごとに個別の操作スペースというオプションがあります。 この「ディスプレイごとに個別の操作スペース」オプションを選択解除します。こうすることにより、Mac OS X ワークスペースの動作が 10.9 以前の状態に戻ります。 |
| MAYA-38390 | 問題点: OSX では、Apple Magic Mouse により Maya がクラッシュする問題が発生することがあります。 回避策: 異なる種類のマウスを使用してください。 |
| インストーラ | |
| MAYA-20117 | 工場出荷時の Windows 8 のコンピュータにおいて、インターネット接続に関するエラー メッセージが表示されてインストールに失敗する。 回避策: Windows のコマンド シェル(cmd.exe)を起動し、 gpedit.msc と入力して Enter を押します。 これにより、ローカル グループ ポリシー エディタが開かれます。 ここで、ローカル コンピュータ ポリシー > コンピュータの構成 > 管理用テンプレート > システムの順に選択します。 システム カテゴリで、オプション コンポーネントのインストールおよびコンポーネントの修復のための設定を指定するというポリシー設定を見つけ、ダブルクリックします。 開かれた設定ウィンドウで有効を選択し、オプション領域で Windows Server Update Services (WSUS) の代わりに、Windows Update に直接アクセスして修復コンテンツをダウンロードするを選択します。 次に、マイクロソフトの Web サイトから .NET 3.5 をダウンロードしてインストールします。 これにより、Maya をインストールすることが可能になり、.NET 3.5 の部分でハングしたり、インターネット接続が失われたことを示すエラーが発生しなくなります。 |
| 特定言語での問題 | |
| MAYA-18046 | 簡体字中国語の環境で Maya を実行している場合、現在のパネルの標準ビューとフルスクリーン ビューを切り替えるには、そのためのホットキー[Ctrl]+[Shift]+[Spacebar]を使用してください。 |
| MAYA-28299 | XGen は上位 ASCII 文字および 2 バイト文字を含むファイル名とファイル パスをサポートしません。 回避策として次のようにしてください。 - 下位 ASCII 文字のユーザ名を使用して Extension for Maya 2014 を Windows にインストールする。 - 上位 ASCII 文字および 2 バイト文字を使用したカスタムの場所に Maya をインストールしないようにする。 - 上位 ASCII 文字または 2 バイト文字を含むシーン名を保存したり開いたりしない。 |
| マルチ リプリゼンテーション | |
| MAYA-19686 | シーン アセンブリ(Scene Assembly)ノードにプロキシがある場合、ファイル リファレンス リプレゼンテーションが正しく処理されない。 |
| MAYA-20004 | テクスチャ付きオブジェクトを含むシーン アセンブリをロードした場合、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のテクスチャ サンプル プレビューに不正のスウォッチ アイコン(赤い X)が表示される。 回避策: プレビューなしのままにしておきます。 または Maya のプリファレンス(Preferences)ウィンドウのディスプレイ(Display)カテゴリで、スウォッチの最大解像度(Max res. for swatches)に、予想されるテクスチャ サイズよりも大きな値を設定します。 |
| MAYA-21565 | シーン アセンブリ リプレゼンテーションの切り替え時に、現在アクティブなツール(移動、回転、スケール等)のマニピュレータ ハンドルのフォーカスが失われる。 |
| MAYA-21592 | 複雑なシーン アセンブリのシーン(オブジェクト数が 1,000 から 10,000 個)でネームスペース エディタを開こうとすると、ネームスペースのコンテンツのロードが完了するまで、しばらく Maya がハングアップした状態になる。ネームスペース エディタを使用するワークフローは、複雑なシーン アセンブリのシーンにはお勧めしません。 |
| MAYA-22055 | python() MEL コマンドを MFnAssembly と共に使用すると Maya がクラッシュする場合がある |
| MAYA-22088 | リファレンスやシーン アセンブリのリファレンス編集の後で「元に戻す」操作を行っても、編集内容が完全に取り除かれない。 回避策: 編集の除去(Remove Edits)機能を使用して編集を削除します。 |
| MAYA-22191 | シーン アセンブリのシーン ファイル リプレゼンテーションをモーション パスにアタッチすることは現在サポートされていない。 |
| MAYA-22211 | アセンブリ メンバーと他のオブジェクト間にブレンド シェイプを使用してブレンドを作成すると操作に失敗する。 |
| MAYA-22222 | シーン アセンブリのシーン リプレゼンテーション オブジェクトがドライバとして使用されている場合、ドリブン キーの設定(Set Driven Key)ワークフローが現在サポートされていない。 |
| MAYA-22361 | シーンア センブリでキャラクタ セットがサポートされていない。 |
| MAYA-22410 | シーン アセンブリ リファレンスに接続されたアニメーション カーブを削除すると、不正な編集が行われる場合がある。 |
| MAYA-22446 | ドリブン キーの設定データの ATOM をインポートするとシーン アセンブリが失敗する。 |
| MAYA-22643 | アセンブリ リファレンス ノードからのペアレント化されていないリプレゼンテーションが、アウトライナでペアレント化されていないノードを 2 回表示する。 |
| レンダリング | |
| MAYA-16289 | DirectX 11 の シェーダ アトリビュート エディタにある両面ライティング(Double Sided Lighting)オプションが有効なときに、負のスケールによってバックフェース ポリゴンを黒く表示する可能性がある。 回避策: スケールを負にした後に、法線を反転させる必要があります。 |
| MAYA-18501 | オーバーレイ レンダー モードでシーン ビューを実行する場合、レンダラをオーバーライドすることができない。 たとえば、devkit から marqueeTool を実行する場合、marqueeTool プラグインが実行されていると、オーバーレイ レンダー モードに入ります。次に、レンダラをオーバーライドしようとすると(レンダラ(Renderer)メニューからカスタム レンダラに切り替える)、カスタム レンダラのラジオ ボタンが選択されているにもかかわらず、ヘッドアップ ディスプレイでは依然としてビューポート 2.0 が選択されています。 この問題を回避するには、カメラをタンブルして、シーンビューを更新します。 |
| MAYA-23695 | saveImage コマンドはシェーディング オブジェクトに対して予測通りに動作しません。 この問題の回避策として、次のスクリプトを実行して現在のシーン ビューのスナップショットを作成し、プロジェクト ディレクトリの ¥images ディレクトリに endSnap.jpg ファイルとして保存します。 この回避策は、既定のビューポートとビューポート 2.0 の両方に使用できます。 tring $ws=`workspace -q -fullName`"; evalDeferred "string $wsp=$ws + \"/images\""; evalDeferred "sysFile -makeDir $wsp"; evalDeferred "string $wspf = $wsp + \"/endSnap.jpg\""; evalDeferred "refresh -cv -fe \"jpg\" -fn $wspf;"; |
| MAYA-24576 | ビューポート 2.0 の透明度アルゴリズムとして深度ピーリング(Depth Peeling)が選択されている場合(ハードウェア レンダラ 2.0 設定(Hardware Renderer 2.0 Settings)ウィンドウ内)、MSAA (マルチサンプリング アンチエイリアシング(Multisampling Anti-aliasing))は不透明オブジェクトに対してのみ効果があり、透明オブジェクトには効果がない。 |
| MAYA-30655 | nCloth を持つシーンで、次のコマンドを複数回実行した場合: 1."currentTime n1" 2. "runup -mxf n2" ビューポート 2.0 はフレーム n2 に到達できません。代わりに、常にフレーム n1 に留まっています。 |
| MAYA-30985 | バックフェース カリングと GPU インスタンス化が共にオンになっている場合、ビューポート 2.0 で負のスケールが適用されたオブジェクトをカリングすると一貫性が失われることがある。現時点での回避策は、ビューポート 2.0 のオプションのダイアログで、GPU インスタンス化を一時的にオフにすることです。 |
| MAYA-35665 | 1800M に古いドライバを使用している場合、Maya がクラッシュすることがある。 回避策: 新しいドライバに更新します。 |
| Python のスクリプティング | |
| MAYA-17358 | Windows の GUI の場合に、"os.path.expanduser()" が異なる結果を返す。 解決策: 1) mayapy 内で Maya の環境を初期化します。 import maya.standalone maya.standalone.initialize() これで、os.path.expanduser() が Maya の場合と同じ値を mayapy に返します。 2) Maya を起動する前に、HOME 環境変数を設定します。これにどのような値を設定しても、Maya と mayapy の両方の os.path.expanduser() で使用されます。 |
| UI 構造 | |
| MAYA-7804 | Maya の機能に Ctrl+W というホットキーを割り当てることができない。これは予約されたキーとして設定されているためです。 |
| UI 全般 | |
| MAYA-1688 | スクリプト エディタでオートコンプリートを有効にして python コマンドを使用すると、Python プロパティ ブロック内でコードが実行されます。この場合、関数/プロパティのリストを返すだけではなく、プロパティそのものが実際に実行されます。スクリプト エディタで関数/プロパティの入力を受け入れるために Enter を押した場合も同様です。 |
| XGen | |
| MAYA-23962 | XGen はマージされたメッシュと互換性がない。 |
| MAYA-28065 | XGen: 束プレビューを更新するときに問題が発生する。 束マップの変更後にプレビューが間違っている場合は、プレビュー(Preview)を再度押します。 |
| MAYA-35042 | Fabric Engine プラグインがインストールされている場合、XGen をロードしたときに Maya がクラッシュすることがある。 回避策: Fabric Engine のインストール ディレクトリにある PySide フォルダの名前を変更してください。 |
| MAYA-36215 | xGen チューブグルーム(Tube Groom)の実行にはトランスフォームのフリーズを処理している必要がある。 |
| MAYA-37306 | Mac では XGen プロジェクト名にスペースを使用できない。 |
| MAYA-37969 | XGen とそのバインド先のジオメトリは同一のネームスペースに存在しなければならない。一部、特定のジオメトリに対して異なるネームスペースを使用した上で XGen のディスクリプションまたはコレクショHンを読み込むことはできません。 |
| MAYA-39333 | XGen のコントロール ガイドによる減衰カラーのソフト選択はまだサポートされていません。 |
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