2015 年 3 月 18 日

リリース ノート - Autodesk Alias 2016 Readme
Autodesk, Inc.

高品質な製品を提供するための継続的な取り組みとして、オートデスクは Autodesk^® Alias 2016 をリリースいたしました。このドキュメントは、このリリースの既知の問題について説明します。

インストール

• mental ray for Maya プラグインは、Maya 2016 とは別のインストーラで提供されます。Maya のダウンロード Web ページから、すべてのプラットフォーム用のインストーラをダウンロードできます。このプラグインは、今リリースから Maya とは別にインストールおよびアンインストールする必要があります。

VRED Design/AutoStudio for Mac

• Alias のベータ プログラムに参加し、Alias 2016 のリリース前のバージョンをインストールしていた場合、そのバージョンが適切に削除されない限り、Alias が正しく更新されない場合がある。(399840)
  解決方法: Alias 2016 をインストールする前に、/Applications/Autodesk/ から Alias を削除し、システムのごみ箱を空にします。一部のファイルを削除できないエラーが発生した場合は、一度ログアウトしてから再度ログインし、もう一度ごみ箱を空にしてみてください。ごみ箱が空になると、Alias をインストールすることができます。
• VRED Design for Mac: AutoStudio のインストーラではインストール パスを変更できるが、VRED Design のインストーラではパスを変更してもこれが無視され、既定の /Applications/Autodesk/ フォルダにインストールされてしまう。(VRED-4377)
  解決方法: VRED Design を異なるパスにインストールするには、まず既定のフォルダにインストールし、インストールが完了したら VRED Design が含まれているフォルダを /Applications/Autodesk/ から別の場所に移動します。この問題は VRED Design を MacOS にインストールする場合のみに影響があります。
• AutoStudio を 30 日間無償体験版からアクティベートした場合、VRED Design が AutoStudio のライセンスを正しく認識しない。
  解決方法: AutoStudio を Mac でアクティベートしたあとで、次の手順に沿って VRED Design を再インストールします。
  1. VRED Design のフォルダを /Applications/Autodesk/ からごみ箱に入れます。
  2. AutoStudio のインストーラをスタンドアロン モードでもう一度実行し、VRED Design 以外のすべての製品を選択解除します。

Alias から VRED へのマテリアルのワークフロー

• Alias でクローム メタルとしてタグ付けされたシェーダが VRED ではプラスチックに戻ってしまう。(VRED-4432)

モデリング

• Alias 2015 では、Align ツールの動作が次のように変更されました: スレーブ サーフェスの次数を修正すると、接するアームの長さが最後に位置揃えされたサーフェスに基づいてリセットされます。このツールは、アームの長さが変更されてもそれを追跡しません。Accept ボタンを押してアームの長さを保持してから、角度を変更します。(398691)
• 1 つのサーフェスから複数のサーフェスへ Align を実行すると失敗する場合がある。(400102)
  解決方法: これは 2 つ目のサーフェスをクリックしたときに Align の新規セッションが起動される問題です。Align では、Edge と Project の切り替えがいつでもできます。これは、複数サーフェス間での位置合わせの場合、すべてのエッジとサーフェスの連続性が保たれていなければ実現できません。このため、たとえ Project を選択しても、Align は内部的にエッジを選択し、その都度エッジが連続しているかを調べています。たとえば、選択されたエッジがマウスのカーソルから最も近いもので、カーソルの左側にあるとします。そこから別のサーフェスをクリックすると、そのサーフェスで選択されているエッジが先ほどのサーフェスのものと連続していないため、Align はそれを受け付けません。その結果、新規の Align セッションが再起動します。正しく動作させるには、クリックの場所をエッジそのものにするか、モードを Edge に戻せば正しく機能するエッジのすぐ近くをクリックする必要があります。しかし、エッジの近くでクリックした場合で、そのときに別のサーフェス(すなわちスレーブ)が手前にあると、Align はそのエッジの選択に失敗します。一方、エッジの真上を正しくクリックした場合は、それが優先されてエッジの選択が正常に行われます。
• Object Lister ウィンドウのサイズを変更したあと、レイヤ名が変更できなくなる。(399785)
  解決方法: レイヤ名を変更する際、Object Lister ウィンドウのサイズを変更しないでください。
• 複数のレイヤを選択し、右クリックして Duplicate Layer を選択すると、レイヤ ウィンドウが反応しなくなる。(400597)
  解決方法: このような状態になったときは、Object Lister のサイズを変更すると通常の状態に戻ります。
• Multi Blend - Planar、Normal、View のオプションを使用したあとで、任意の Star Point Modification の操作を元に戻す、またはリセットした場合、そのフィールドの設定が Automatic に戻ります。(400476)

• 一部のケースで、Multi Blend が接線性を実現できない場合がある。(400014)
  解決方法: 内部連続性がどの程度の質になるかは基準となる(サーフェス)エッジの連続性の影響も受けます。このアルゴリズムは、非連続性を持つ複合参照エッジをサポートするようには設計されていません。常にシングル スパンのサーフェスが生成され、サーフェス間で単純な同一線上のトランジションは行われないことに注意してください。
• Stitch と Seam - Modify Range が有効化されているが使用されていない場合、Automatic Trim オプションは無効化される。(400590)
• Stitch と Seam - Modify Range がオフになっている場合、Stitch が表示されない。(398809)
  解決方法: Shade のオフ/オンを切り替えると、サーフェスが正しく描画されます。
• Stitch と Seam - 継ぎ目のサーフェスがベースのサーフェス エッジと交差する角度が浅いと、継ぎ目が十分に伸びずベース サーフェスを完全に覆うことができない場合があります。この問題が発生すると、ベース サーフェスが誤ってトリミングされてしまいます。(399971)
• (現在のレイヤにもなっている)アクティブではないレイヤが含まれているファイルを取得すると、不正な選択動作が行われるようになる。これにより、ブレンド ポイントがこのレイヤのジオメトリにスナップできなくなる。(400316)
  解決方法: 他のレイヤを現在のレイヤにすると、選択時の動作が正常に戻ります。
• 履歴の付いた Draft サーフェスを変更すると、Draft エッジ上の Surface Continuity Locator が Position Locator に変わるか、Continuity Check がオフの場合は、それが削除されます。(394372)
• Check Model ツールは、数百または数千もの内部/外部/表示/非表示オブジェクトを作成できるが、非常に大きなファイルと組み合わせた場合、パフォーマンスが低下することがある。(392742)
  解決方法: ファイル全体に対して Check Model を実行するのはお勧めしません。
• トリムを行ったサーフェスを Extend ツールで引き伸ばすと、トリム範囲が変わってしまう場合があります。(400440)
• Extend ツールでトリム サーフェスを延長した場合、Undo 操作はサポートされていません。(398918)
• 特定の場合において、Symmetric Modeling ツールを使って X 方向に移動すると、対称性が失われたというエラーが返されることがある。(398595)
  解決方法: ViewCube の面をクリックしてカメラの方向が主軸と平行になるようにします。

一般

• Alias 2016 では、Wacom Mouse をサポートしていません。(399391)

• File > Open や File > Save の操作で入力が受け付けられない場合、ブラウザが最大化されていることが原因の可能性がある。(400517)
  解決方法: ダイアログ左上のアイコンを右クリックし、プルダウン メニューから Restore を選択して、ダイアログを元の状態に戻します。

データ変換

• JT ファイルの読み込みで、サーフェス上のテクスチャ マップが無視されます。(398747)

Vault

• あるユーザがクライアント マシンからログアウトし、続いて別のユーザが別のアカウントを使用してログインした場合、ごく稀に特殊な条件が揃うと、そのクライアント マシンで Alias がクラッシュすることがあります。この問題は、Vault サーバと Alias Vault Client の間で行われるログアウトおよびログインの各承認プロセスの順序が狂うことで発生すると考えられますが、その発生頻度は低いです。(398740)

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