BeginEvaluate


詳細

このオプションのコールバックは、通常メモリがマルチスレッドの評価フェーズに備えて割り当てられるシングルスレッド フェーズで呼び出されます。 たとえば、このコールバックを使用すると、前のスレッドのデータをノードにアタッチすることができます。 BeginEvaluate コールバックは、ICENodeContext オブジェクトを使用して割り当てられたユーザ データを保存します。

警告: このコールバックでは、ICENodeContext オブジェクトを介して入力ポートおよび出力ポートにアクセスすることができません。ただし、ノードがエレメント ジェネレータとして設定されている場合は例外で、この場合は入力ポートのみにアクセスできます。 Evaluate コールバックは、入力ポートと出力ポート両方の情報にアクセスできます。
BeginEvaluate または Init に保存されたユーザ データには常に、Evaluate コールバックからアクセスできます。 ただし、カスタム ノードのスレッド モードがシングルスレッドでない限り、Context::PutUserData プロパティを Evaluate コールバックから使用することはできません。


適用対象

カスタム ICENode


構文

CStatus <icenode_name>_BeginEvaluate( CRef& in_context )

{ 

	... 

}

<icenode_name> は、PluginRegistrar::RegisterICENode の呼び出しで指定されている名前です。この名前に含まれるスペースはアンダースコアに置き換えられます。


パラメータ

パラメータ 言語 タイプ 説明
in_context C++ CRef& ICENodeContext オブジェクトへのリファレンス。 Context::GetSourceICENode を返します。


関連項目