CreateImageBasedLightingPass

新しいイメージベースのライティングパスを作成し、現在のパスに設定します。 Filename パラメータにファイル名を指定することで、ディスクに保存されているイメージを使用できます。または、ImageClip パラメータにイメージクリップ名を指定して、すでに作成済みのイメージクリップを使用できます(「CreateImageClip」を参照)。空のパラメータを渡すと、イメージクリップまたはイメージファイルを指定することを求めるプロンプトがブラウザに表示されます。

イメージベースドライディングレンダパスプリセットを使用すると、イメージによるシーンのライティング処理を手早く行うことができます。このプリセットを使用して新しいレンダパスを作成すると、パスに環境シェーダが自動的に適用され、レンダオプションのファイナルギャザリングを使用できるようになります。イメージベースのライティングエフェクトを変更する、あるいは影響を与えるオブジェクトの数を制限する目的で、パスを変更することができます。

注: このコマンドは、出力引数を使用します。一部のスクリプト言語(JScript や Python など)は、リファレンスによって渡される引数をサポートしません。戻り値の配列を使って出力引数を取得する方法の詳細については、「出力引数、戻り値、および出力値の配列」を参照してください。

スクリプト構文

パラメータ

パラメータタイプ説明

Filename 文字列イメージベースのライティングに使用するイメージファイル名。
デフォルト値: ""

Clip 文字列イメージベースのライティングに使用するイメージクリップ。
デフォルト値：値が指定されていない場合には、既存のイメージクリップを使用するか、イメージファイルから新しくイメージクリップを作成するかをユーザに尋ねるブラウザが表示されます。

例

パラメータ	タイプ	説明
Filename	文字列	イメージベースのライティングに使用するイメージファイル名。デフォルト値: ""
Clip	文字列	イメージベースのライティングに使用するイメージクリップ。デフォルト値：値が指定されていない場合には、既存のイメージクリップを使用するか、イメージファイルから新しくイメージクリップを作成するかをユーザに尋ねるブラウザが表示されます。

VBScript の例

'

'	This example demonstrates how to create one pass from an image

'	clip and another one from an image file saved on disk.

'

' First create the image clip to use in the lighting pass

NewScene , false

Set oClip = CreateImageClip( InstallationPath( siFactoryPath ) _

	& "\Data\XSI_SAMPLES\Pictures\cloud.19.pic", "Jeremy" )

' Then create the pass using that clip in the ImageClip parameter

CreateImageBasedLightingPass , oClip

' Print out the new list of passes

getPassInfo

Application.LogMessage "------------------------------------------"

'                      *****************

' Now create another image-based pass by specifying an image

' filename for the Filename parameter (here we are using a string

' variable to store the name, but you can also use the name itself)

sImageFile = InstallationPath( siFactoryPath ) _

	& "\Data\XSI_SAMPLES\Pictures\Aniso2.tga"

CreateImageBasedLightingPass sImageFile

' Print out the new list of passes

getPassInfo

function getPassInfo()

	' Loop through the passes and print their names

	SelectObj "Passes.*"

	Set oPasses = Selection

	For Each p In oPasses

		Application.LogMessage p.Name

	Next

end function

' Output of the above script:

'INFO : "List"

'INFO : "Default_Pass"

'INFO : "HDRI"

'INFO : "------------------------------------------"

'INFO : "List"

'INFO : "Default_Pass"

'INFO : "HDRI"

'INFO : "HDRI1"