ApplyOp

1 つ以上のオブジェクトにオペレータを適用し、このオペレータによって作成されたすべてのオブジェクトを戻します。また、新しく適用されたオペレータのプロパティページを開きます。これは、任意のオペレータ(ヘア、デフォーム、ジェネレータ、トポロジ、カスタムなど)を適用できる汎用コマンドです。

また、適用しているオペレータに固有のコマンドを使用することもできます。たとえば、ApplyGenOp コマンドを使用して、Birail や Loft などのジェネレータオペレータを適用できます。 ApplyHairCombOp を使用して適用できる HairCombOp などのように、オペレータには固有のコマンドを持つものがあります。

このコマンドは、グループレベルの ConnectionSet のみをサポートしています。ポートレベルの ConnectionSet を指定する場合は、代わりに ApplyOperator コマンドを使用します。

Tip:これらのタイプ固有のコマンドは、適用しているオペレータタイプ専用の機能を持つ場合がしばしばあります。たとえば、ApplyGenOp コマンドには、イミディエイトモードまたはパーシスタントモードを適用するオプションのほか、新しいジオメトリの作成後に入力(オリジナル)オブジェクトを処理するためのオプションがあります。一方 ApplyOp コマンドはこれらのオプションを持ちません。

注: このコマンドは、出力引数を使用します。 C# および一部のスクリプト言語(JScript、PerlScript、Python など)は、リファレンスによって渡される引数をサポートしていません。通常、出力引数は XSIApplication.ExecuteCommand メソッド(C#)または ISIVTCollection (スクリプト言語)を介して取得できますが、このコマンドはすでに値を返しています。

この場合の唯一の回避策は、出力引数と戻り値の両方を 1 つの配列で戻す VBScript のカスタムコマンドを作成することです。詳細については、「関数がすでに値を戻している場合の処理について」を参照してください。

スクリプト構文

戻り値

パラメータ

パラメータ	タイプ	詳細
PresetObj	文字列またはプリセットオブジェクト(SIGetPreset から取得されたオブジェクトなど)	オペレータプリセット。
ConnectionSet	ConnectionSet	オペレータに接続されるオブジェクトを指定します。このオペレータに必要な接続セットの詳細については、「オペレータプリセット」を参照してください。注: これは入/出力パラメータのため、このパラメータに渡した任意の文字列(変数または値)は、自動的に ConnectionSet オブジェクトに変換されます。デフォルト値：現在選択されているオブジェクトをメイングループとして使用警告: 接続セットが無効だと、エラーが発生します。スクリプトの中断を防ぐため、このオペレータに必要な接続セットを確認してください。
ConnectType	siBranchFlag	接続タイプ(ノードまたはブランチ)を指定します。デフォルト値： siUnspecified
ImmediateMode	siOperationMode	オペレータを即座にフリーズするかどうかを指定します。デフォルト値： siPersistentOperation
OutputObjs	XSICollection	オペレータによって作成されたプリミティブを戻します。たとえば、Loft はプリミティブサーフェイスを作成します。
ConstructionMode	siConstructionMode	オペレータを適用するコンストラクションモードを指定します。デフォルト値：現在のコンストラクションモードを使用

例

1. VBScript の例

'
' This example illustrates how to create
' loft operators
'
'
' Use Loft to create a surface from 2 curves
'
set curve1 = CreatePrim( "Arc", "NurbsCurve" )
translate curve1, , , 2
set curve2 = CreatePrim( "Arc", "NurbsCurve" )
set oplist = ApplyOp( "Loft", curve1 & "," & curve2,,,createdobjects )
set loftop = oplist(0)
' change the subdivision level in U
setvalue loftop & ".subdivu", 19
'
' Loft onto an existing surface
'
set surface = createdobjects(0)
surface.name = "Surface_created_by_lofting_2_curves"
set curve1 = CreatePrim( "Arc", "NurbsCurve" )
translate curve1, , , 2
set curve2 = CreatePrim( "Arc", "NurbsCurve" )
set surface = CreatePrim( "Grid", "NurbsSurface", "Loft_into_existing_surface" )
' Freeze the surface so that the object can be used to contain a
' new lofted surface
FreezeObj surface
set oplist = ApplyOp( "Loft", curve1 & "," & curve2 & ";" & surface )
set surface = oplist(0)
surface.name = "Surface_created_by_lofting_2_curves"

2. JScript の例

/* 
        Example showing how to retrieve the newly created operator
        when ApplyOp is called on a single object
*/
// Create primitive
oCube = activesceneroot.addgeometry( "Cube", "MeshSurface" );
// Call command to apply a Taper deformer and 
// retrieve the newly created operator
oColl = ApplyOp( "Taper", oCube, 3, 0, null, 0 ) ;
// Because there is only 1 input object (oCube)
// we know there is only one operator created
var oOp = oColl(0);
// Modify the Amplitude Parameter
oOp.ampl = 0.25 ;

3. JScript の例

// Create empty collection to store objects that
// we want to apply the operator to
oInputCollection = XSIFactory.CreateObject( "XSI.Collection" );
// Create primitive
oInputCollection.add( activesceneroot.addgeometry( "Cube", "MeshSurface" ) );
oInputCollection.add( activesceneroot.addgeometry( "Sphere", "MeshSurface" ) );
// Call command to apply a Taper deformer and populate collection with its return value
oOps = ApplyOp( "Taper", oInputCollection, 3, 0, null, 0 ) ;
// Validate result
for( var i=0; i < oOps.count; i++ )
{
// Get operator
oOp = oOps(i);
logmessage( oOp.fullname );
}
//Expected results:
//INFO : cube.polymsh.taperop
//INFO : sphere.polymsh.taperop