ジャンプ先: 概要. 戻り値. キーワード. 関連. フラグ. Python 例.

概要

selLoadSettings([activeProxy=string], [deferReference=boolean], [fileName=string], [numSettings=uint], [proxyManager=string], [proxySetFiles=string], [proxySetTags=string], [proxyTag=string], [referenceNode=string], [shortName=boolean], [unresolvedName=boolean])

注: オブジェクトの名前と引数を表す文字列は、カンマで区切る必要があります。これはシノプシスに示されていません。

selLoadSettings は、取り消し不可能、照会可能、および編集可能です。

このコマンドを使用して、暗黙的なロード設定に関する情報を編集と照会します。これは現在、主にプリロード リファレンス エディタ(Preload Reference Editor)での内部的な使用が目的です。selLoadSettings はロード設定 ID に作用します。ターゲット シーンに暗黙的なロード設定が構築される場合、ターゲット シーンのリファレンスごとに 1 つのロード設定が存在します。各ロード設定は、ターゲット リファレンス階層の先行順走査のインデックスである数値 ID を持ちます(ルート シーン ファイルの ID には 0 が割り当てられます)。ID は数値数字で表しますが、文字配列としてコマンドに渡す必要があります。例: シーン例:
        a
       / \
      b   c
         / \
        d   e
条件: a は b と c を参照し、c は d と e を参照する場合、ID は次のとおりになります。a = 0 b = 1 c = 2 d = 3 e = 4 selLoadSettings を使用して、リファレンスのロード状態(ターゲット シーンを開くときに、リファレンスをロードするかアンロードする(据え置く)か)を変更できます。注: selLoadSettings には複数のコマンド パラメータを指定できますが、親リファレンスがアンロード状態の場合に子リファレンスがロード状態に設定されていないよう、順序を慎重に選択する必要があります。シーン例:
a
|
b [-]
|
c [-]
条件: a は b を参照し、b は c を参照する場合、ID は a = 0 b = 1 c = 2 となり、b と c はアンロードされた状態です。次のコマンドを実行すると成功し、b と c をロードされた状態に変更します。selLoadSettings -e -deferReference 0 "1" "2"; 一方、次のコマンドを実行すると失敗し、b と c はアンロード状態のままになります。selLoadSettings -e -deferReference 0 "2" "1"; 次のコマンドも b と c をロードされた状態に変更します。selLoadSettings -e -deferReference 0 "1"; これは、リファレンスをロード状態に設定すると、すべての子リファレンスも自動的にロード状態に設定されるためです。逆にリファレンスをアンロード状態に設定すると、すべての子リファレンスも自動的にアンロード状態に設定されます。

戻り値

string照会実行用。

照会モードでは、戻り値のタイプは照会されたフラグに基づきます。

キーワード

selective, load, setting, preload, reference

関連

file

フラグ

activeProxy, deferReference, fileName, numSettings, proxyManager, proxySetFiles, proxySetTags, proxyTag, referenceNode, shortName, unresolvedName
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
deferReference(dr) boolean createqueryedit
リファレンスのロード状態を変更または照会します。
unresolvedName(un) boolean createquery
fileName 照会フラグの戻り値をフォーマットし、リファレンス ファイルの未解決名を返します。未解決のファイル名は、ファイルがディスク上に存在するかどうかに関わらず、リファレンスが作成されたときに使用されるファイル名です。Maya はディスクに存在しないファイル名を発見すると、ファイルが他の場所にあるかどうかを検索し、その名前の解決を試みます。既定では、fileName フラグは解決された値を返します。
shortName(shn) boolean createquery
fileName 照会フラグの戻り値をフォーマットし、リファレンス ファイルのショート ネームのみを返します。
fileName(fn) string createquery
指定したロード設定にコネクトされたファイル名のリファレンス ファイルを返します。
referenceNode(rfn) string createquery
指定したロード設定にコネクトされたファイル名のリファレンス ノードを返します。
proxyManager(pm) string createquery
指定したロード設定にコネクトされたプロキシ マネージャの名前を返します。
activeProxy(ap) string createqueryedit
プロキシ セットのアクティブ プロキシを変更または照会します。照会モードの場合、アクティブ プロキシの proxyTag を返します。編集モードの場合は、指定したタグの proxySet にあるプロキシを検出し、それをアクティブ プロキシにします。
proxyTag(pt) string createquery
指定したロード設定にコネクトされたプロキシ タグの名前を返します。
proxySetTags(pst) string createquery
指定したロード設定にコネクトされたプロキシ セットで、使用可能なプロキシ タグの名前を返します。
proxySetFiles(psf) string createquery
指定したロード設定にコネクトされたプロキシ セットで、使用可能なプロキシの名前を返します。
numSettings(ns) uint createquery
暗黙的なロード設定のグループにある設定の数を返します。これはシーンのリファレンスの数に 1 を足した数と同じです。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます フラグに複数の引数を指定し、タプルまたはリストとして渡すことができます。

Python 例

import maya.cmds as cmds

# Given the scene:
#
#
#        a [+]
#       /     \
#      b [-]   c [+]
#             /     \
#            d [-]   e [+]
#
# With the IDs:
#    a = 0
#    b = 1
#    c = 2
#    d = 3
#    e = 4
# set c, d, and e to the unloaded state
cmds.selLoadSettings( '2', '3', '4', e=True, deferReference=1 )
# this will also set c, d, and e to the unloaded state
cmds.selLoadSettings( '2', e=True, deferReference=1 )
# set b to the loaded state
cmds.selLoadSettings( '1', e=True, deferReference=0 )
# set b and d to the loaded state
cmds.selLoadSettings( '1', '3', e=True, deferReference=0 )