move

ジャンプ先: 概要. 戻り値. 関連. フラグ. Python 例.

概要

move( float float float [objects] , [absolute=boolean], [localSpace=boolean], [moveX=boolean], [moveXY=boolean], [moveXYZ=boolean], [moveXZ=boolean], [moveY=boolean], [moveYZ=boolean], [moveZ=boolean], [objectSpace=boolean], [orientJoint=boolean], [parameter=boolean], [preserveUV=boolean], [reflection=boolean], [reflectionAboutBBox=boolean], [reflectionAboutOrigin=boolean], [reflectionAboutX=boolean], [reflectionAboutY=boolean], [reflectionAboutZ=boolean], [reflectionTolerance=float], [relative=boolean], [rotatePivotRelative=boolean], [scalePivotRelative=boolean], [secondaryAxisOrient=boolean], [worldSpace=boolean], [worldSpaceDistance=boolean])

注: オブジェクトの名前と引数を表す文字列は、カンマで区切る必要があります。これはシノプシスに示されていません。

move は、取り消し可能、照会不可能、および編集不可能です。

オブジェクトとフラグを指定しない既定動作では、現在選択しているオブジェクトがワールド空間で絶対的に移動します。単位を明示的に指定しない場合、座標の値は、現在の直線単位で定義されたものとして解釈されます。

-objectSpace を使用する場合は、2 つの方法で使用できます。単位を付けずに数値を入力すると、オブジェクトの内部値はこの値に設定されます。単位を指定すると、内部値は、そのワールド座標空間距離を表す同等の内部値に設定されます。

-localSpace フラグでは、親空間内でオブジェクトが移動します。この空間では、X、Y、Z の値が、オブジェクトの tx チャネル、ty チャネル、tz チャネルに直接対応します。

-rotatePivotRelative/-scalePivotRelative フラグは -absolute フラグと一緒に使用し、ピボット ポイントが特定絶対位置に配置されるようにオブジェクトを平行移動できます。コンポーネントを指定すると、このフラグは無視されます。

-worldSpaceDistance フラグは、-objectSpace/-localSpace フラグと一緒に使用できるモディファイア フラグです。このフラグを指定すると、X 値、Y 値、Z 値がワールド空間の単位で扱われるので、指定したワールド空間距離でオブジェクトは移動しますが、-objectSpace/-localSpace フラグで指定した軸とともに移動します。このフラグを指定しない既定動作では、X 値、Y 値、Z 値が、オブジェクト座標空間かローカル座標空間の単位で扱われます。つまりこのフラグを指定していない場合、ワールド空間での移動距離は、オブジェクトに適用される変換によって決まります。

戻り値

なし

関連

フラグ

ロング ネーム(ショート ネーム)	引数タイプ	プロパティ
absolute(a)	boolean
絶対操作を実行します。
relative(r)	boolean
オブジェクトの現在位置に対して相対的な操作を実行します。
reflection(rfl)	boolean
対応する対称的なコンポーネントも移動します。
reflectionAboutOrigin(rao)	boolean
原点に対称軸の位置を設定します。
reflectionAboutBBox(rab)	boolean
対称軸の位置をジオメトリのバウンディング ボックスに設定します。
reflectionAboutX(rax)	boolean
X=0 を対称プレーンとして指定します。
reflectionAboutY(ray)	boolean
Y=0 を対称プレーンとして指定します。
reflectionAboutZ(raz)	boolean
Z=0 を対称プレーンとして指定します。
reflectionTolerance(rft)	float
対応する対称コンポーネントを見つける許容値を指定します。
worldSpace(ws)	boolean
ワールド空間で移動します。
objectSpace(os)	boolean
オブジェクト空間で移動します。
localSpace(ls)	boolean
ローカル座標空間で移動します。
parameter(p)	boolean
パラメータ空間で移動します。
worldSpaceDistance(wd)	boolean
ワールド空間単位で移動を指定します。
moveX(x)	boolean
X 方向に移動します。
moveY(y)	boolean
Y 方向に移動します。
moveZ(z)	boolean
Z 方向に移動します。
moveXY(xy)	boolean
XY 方向に移動します。
moveXZ(xz)	boolean
XZ 方向に移動します。
moveYZ(yz)	boolean
YZ 方向に移動します。
moveXYZ(xyz)	boolean
すべての方向に移動します(既定)。
rotatePivotRelative(rpr)	boolean
オブジェクトの回転ピボット ポイントを基準に移動します。
scalePivotRelative(spr)	boolean
オブジェクトのスケール ピボット ポイントを基準に移動します。
preserveUV(puv)	boolean
true の場合、移動されるコンポーネント上の UV 値は、3D 空間の移動に沿って投影されます。小さな編集では、これによりワールド空間のオブジェクト上のテクスチャ マッピングがフリーズします。false の場合は、選択した頂点の UV 値は変更されません。既定は false です。
orientJoint(oj)	boolean
既定は xyz です。
secondaryAxisOrient(sao)	boolean
既定は xyz です。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます	フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます	フラグに複数の引数を指定し、タプルまたはリストとして渡すことができます。

Python 例

import maya.cmds as cmds

cmds.polySphere()
cmds.move( 1, 1, 1 )
cmds.move( 5, y=True )
cmds.move( '1in', '1in', '1in', relative=True, objectSpace=True, worldSpaceDistance=True )
cmds.move( 0, 0, 0, 'pSphere1', absolute=True )