ジャンプ先: 概要. 戻り値. フラグ. MEL 例.

概要

requires [-dataType string] [-nodeType string] string string

requires は、取り消し可能、照会不可能、および編集不可能です。

このコマンドは、ファイルの読み取りや書き出し中に使用し、そのファイルをロードするために必要な要件を指定します。ファイルの書き出しに使ったファイル フォーマットのバージョン、シーンをロードするために必要なプラグインなどが定義されます。

最初の文字列は製品(「maya」またはプラグイン名のいずれか)、

2 番目の文字列はバージョンを指定します。このコマンドは、ファイルの読み取りや書き出し中のみに使われ、単体で使う必要はありません。

「-nodeType」フラグと「-dataType」フラグは、プラグインによって定義されているノード タイプとデータ型を指定します。Maya でシーン ファイルを開くと、ファイルで「requires」コマンドが実行され、必要なプラグインがロードされます。ただし、一部のプラグインは見つからないためにロードされないことがあります。「-nodeType」フラグと「-dataType」フラグは見つからないプラグインによって使用されます。あるプラグインが見つからない場合、このプラグインによって作成されたノードおよびデータは不明なノードおよび不明なデータとして作成されます。これらの不明なノードおよびデータの元のタイプは Maya に記録されます。これらのノードおよびデータがファイルに保存される場合、関連付けられている見つからないプラグインを判別することができます。また、選択したノードを書き出す場合、Maya は必要なプラグインを正確に書き込むことができます。「-nodeType」フラグと「-dataType」フラグはオプションです。このコマンドでは、これらのフラグが 1 つのプラグインに指定されておらず、そのプラグインが見つからない場合、このプラグインの「requires」コマンドは常に保存されます。

戻り値

なし

フラグ

dataType, nodeType
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
-nodeType(-nt) string createmultiuse
このプラグインによって定義されているノード タイプを指定します。ノード タイプは、プラグインを登録するときに MFnPlugin::registerNode() によって指定されます。
-dataType(-dt) string createmultiuse
このプラグインによって定義されているデータ型を指定します。データ型は、プラグインを登録するときに MFnPlugin::registerData() によって指定されます。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます コマンド内でフラグを複数回使用できます。

MEL 例

requires maya "7.0";
requires simpleLoftNode.so "1.0";
requires -nodeType "gpuCache" "gpuCache" "1.0";