ジャンプ先: 概要. 戻り値. キーワード. 関連項目. フラグ. Python 例.

概要

timer([endTimer=boolean], [lapTime=boolean], [name=string], [startTimer=boolean])

注意: オブジェクト名や引数を表す文字列はカンマで区切ります。これは概要には示されていません。

timer は 「元に戻す」が不可能、「照会」が不可能、「編集」が不可能 です。

スクリプトとコマンドの簡単なタイミングを可能にします。このタイマーの精度は、使用している OS の gettimeofday() 関数のレベルと同じです。 注: このコマンドは、スタックしたコールを処理しません。たとえば、以下のコードの場合、2 番目の timer -e コールには正しい値が返されません。
timer -s;
timer -s;
timer -e;
timer -e;
このような場合は、以下のように名前を付けたタイマーを使用します。 
timer -s;
timer -s -name "innerTimer";
timer -e -name "innerTimer";
timer -e;

戻り値

なし

キーワード

debug, timer

関連項目

dgtimer, timerX

フラグ

endTimer, lapTime, name, startTimer
ロング ネーム（ショート ネーム） 引数型 プロパティ
startTimer(s) boolean create
タイマーを開始します。
endTimer(e) boolean create
タイマーを停止し、開始時刻からの経過時間を返します（秒単位）。タイマーはオフにすると削除され、新たに開始したときに再作成されます。
lapTime(lap) boolean create
タイマーの経過時間を取得します（開始からの経過時間を秒単位で）。end フラグとは異なり、このフラグではタイマーの実行は継続されます。
name(n) string create
操作に名前を付けたタイマーを使用します。これを省略すると、デフォルトのタイマーが使用されます。
: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : タプルまたはリストとして渡された複数の引数を持てるフラグ

Python 例

import maya.cmds as cmds

cmds.timer( s=True )
# code being timed
print "START: time this"
for i in range (0, 50):
        print ("time this "+str(i))
print "END: time this"
cmds.timer( e=True )
# Named timers can be used for nesting
cmds.timer( s=True, name="outerLoop" )
print "START: macro loop timing"
for i in range(0,50):
        cmds.timer( s=True )
        for j in range(5,50):
                newObjs = cmds.sphere( spans=j )
                cmds.delete( newObjs )
        innerTime = cmds.timer( e=True )
        lapTime = cmds.timer( lap=True, name="outerLoop" )
        print "\tInner loop %d = %g" % (i, innerTime)
        print "\t       SUB = %g" % lapTime
fullTime = cmds.timer( e=True, name="outerLoop" )
print "END: Full timing was %g" % fullTime