ジャンプ先: 概要. 戻り値.
関連項目. フラグ. Python 例.
dagPose( [objects] , [addToPose=boolean], [atPose=boolean], [bindPose=boolean], [g=boolean], [members=boolean], [name=string], [remove=boolean], [reset=boolean], [restore=boolean], [save=boolean], [selection=boolean], [worldParent=boolean])
注意:
オブジェクト名や引数を表す文字列はカンマで区切ります。これは概要には示されていません。
dagPose は 「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能 です。
このコマンドを使用して、DAG
階層のマトリックス情報を保存と復元することができます。具体的には、格納されたデータは、その階層の全オブジェクトの移動、回転、スケール、スケール
ピボット、回転ピボット、とジョイントの順番を復元します。 ほかのアトリビュートのデータは、このコマンドでは格納されません。
このコマンドを使用して、オブジェクトの bindPose を格納することもできます。
オブジェクトにスキンを作成する場合、そのスキンには dagPose が自動的に作成されます。
戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。
bindSkin, retarget, skinCluster
addToPose, atPose, bindPose,
g, members,
name, remove,
reset, restore,
save, selection, worldParent
ロング ネーム(ショート ネーム) |
引数型 |
プロパティ |
save(s) |
boolean |
|
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選択した DAG 階層の dagPose を保存します。新しいポーズの名前が返されます。 |
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restore(r) |
boolean |
|
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保存されたポーズに階層を復元します。ポーズを指定するには、ポーズ ノードを選択するか、-bp/-bindPose または
-n/-name フラグを使用します。 |
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name(n) |
string |
|
|
ポーズの名前を指定します。このコマンドは、作成、復元、リセット、削除、と照会の操作中に使用して、作成するポーズまたは基準にするポーズを指定することができます。 |
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bindPose(bp) |
boolean |
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|
使用して、選択した階層の bindPose を指定します。
各階層には、スキンのバインド時に自動的に保存される、bindPose を 1 つだけ設定することができます。bindPose
は、インフルエンス オブジェクトの追加、新しいスキンのバインド、フレクサの追加時に使用されます。-rs/-reset または
-rm/-remove フラグで bindPose を修正する場合には、bindPose
の定義が誤っているとそれ以降のスキン操作に問題が生じるため、十分注意してください。 |
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reset(rs) |
boolean |
|
|
選択したジョイントのポーズをリセットします。bindPose
のデータをリセットする場合には、慎重に行ってください。ジョイントが再度ペアレント化されたり正確に bindPose
で表示された場合、-rs/-reset フラグの使用が適切です。ただし、bindPose が正確な bindPose
とはかなり異なる場合、それ以降のスキン操作に問題が生じる可能性があります。 |
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remove(rm) |
boolean |
|
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指定したポーズから選択したジョイントを削除します。 |
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members(m) |
boolean |
|
|
指定したポーズのメンバーを照会します。セレクション リスト、-bp/-bindPose または -n/-name
フラグを使用してポーズを指定する必要があります。 |
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atPose(ap) |
boolean |
|
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階層がポーズと同じ場所にあるかどうか照会します。
ポーズと同じ場所にない階層メンバーの名前が返されます。空のリストが返された場合、階層が同じ場所にあるということです。 |
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g(g) |
boolean |
|
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このフラグを restore フラグと一緒に使用して、ポーズのメンバーをグローバル ポーズに復元することができます。グローバル
ポーズとは、その親に関してローカルに作成された各オブジェクトだけではなく、ポーズが保存されたときの同じグローバル位置にあることも意味します。
ポーズを保存してから階層のペアレント化が変更された場合、グローバル ポーズに関して問題が生じることがあります。 |
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selection(sl) |
boolean |
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階層の全項目のポーズを格納するかどうか、選択した項目のみのポーズを選択するかどうかです。 |
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addToPose(a) |
boolean |
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|
選択した項目の dagPose への追加を許可します。 |
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worldParent(wp) |
boolean |
|
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ワールドに対してペアレント化するように選択したポーズ
メンバーを再計算すべきだということを示します。通常、次の操作としてワールドにオブジェクトを再ペアレント化する予定の場合に使用します。 |
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: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ |
: コマンドの編集モードで使用可能なフラグ |
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ |
: タプルまたはリストとして渡された複数の引数を持てるフラグ |
import maya.cmds as cmds
# To create a pose for all objects parented above and below
# the selected items.
#
cmds.dagPose( save=True )
# To create a dagPose named "mypose" for the selected items only and not
# the dag objects parented below the selected items.
#
cmds.dagPose( save=True, selection=True, name='mypose' )
# To restore the local (rather than global) mypose pose
#
cmds.dagPose( 'mypose', restore=True )
# To restore the mypose pose in global mode.
#
cmds.dagPose( 'mypose', restore=True, global=True )
# To query the members of the mypose pose.
#
cmds.dagPose( 'mypose', query=True, members=True )
# To return the name (if any) of the bindPose attached to the
# selected items.
#
cmds.dagPose( q=True, bindPose=True )
# To reset the pose data on a joint named bigToe for "mypose"
#
cmds.dagPose( 'bigToe', reset=True, n='mypose' )
# To remove a joint named pinky from "mypose"
#
cmds.dagPose( 'pinky', remove=True, n='mypose' )
# To restore the skeleton to its bindPose
#
cmds.dagPose( restore=True, global=True, bindPose=True )