ジャンプ先: 概要. 戻り値. フラグ. MEL 例.

概要

manipMoveContext [-activeHandle int] [-activeHandleNormal int] [-alignAlong float float float] [-editPivotMode boolean] [-editPivotPosition] [-interactiveUpdate boolean] [-mode int] [-orientAxes float float float] [-orientJoint string] [-orientJointEnabled boolean] [-orientTowards float float float] [-position] [-postCommand script] [-postDragCommand script string] [-preCommand script] [-preDragCommand script string] [-preserveChildPosition boolean] [-preserveUV boolean] [-reflection boolean] [-reflectionAbout int] [-reflectionAxis int] [-reflectionTolerance float] [-secondaryAxisOrient string] [-snap boolean] [-snapComponentsRelative boolean] [-snapLiveFaceCenter boolean] [-snapLivePoint boolean] [-snapRelative boolean] [-snapValue float] [object]

manipMoveContext は 「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能 です。

移動マニピュレータ コンテキストの作成、編集、照会を実行するときに使用します。フラグ -s、-sv、-sr、-scr、-slp、-sl で、すべての移動マニピュレータ コンテキストのグローバルな動作を制御します。コンテキストを独自に変更することはできません。上記のフラグを使ってコンテキストの動作を変更すると、既存の移動マニピュレータ コンテキストがすべて変更されます。

戻り値

string 新しいコンテキストの名前

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

フラグ

activeHandle, activeHandleNormal, alignAlong, editPivotMode, editPivotPosition, interactiveUpdate, mode, orientAxes, orientJoint, orientJointEnabled, orientTowards, position, postCommand, postDragCommand, preCommand, preDragCommand, preserveChildPosition, preserveUV, reflection, reflectionAbout, reflectionAxis, reflectionTolerance, secondaryAxisOrient, snap, snapComponentsRelative, snapLiveFaceCenter, snapLivePoint, snapRelative, snapValue
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数型 プロパティ
-mode(-m) int queryedit
移動モード:
  • 0 - オブジェクト空間
  • 1 - ローカル空間
  • 2 - ワールド空間(デフォルト)
  • 3 - 頂点法線に沿って移動
  • 4 - 回転軸に沿って移動
  • 5 - ライブ オブジェクト軸に沿って移動
  • 6 - カスタム軸方向
-activeHandle(-ah) int queryedit
マニピュレータのデフォルトのアクティブ ハンドルを設定します。つまり、ツールを 有効にしたとき最初にアクティブにするハンドルです。 次の値を指定することができます。
  • 0 - X 軸ハンドルがアクティブ
  • 1 - Y 軸ハンドルがアクティブ
  • 2 - Z 軸ハンドルがアクティブ
  • 3 - 中央ハンドル(3 つすべての軸)がアクティブ(デフォルト)
-position(-p) query
マニピュレータの現在位置を返します。
-editPivotPosition(-epp) query
編集ピボット マニピュレータの現在位置を返します。
-orientAxes(-oa) float float float queryedit
軸を中心に回転するマニピュレータの向きを指定した角度だけ変えます。
-orientTowards(-ot) float float float createedit
アクティブ ハンドルをワールド ポイント方向へ向けます。
-alignAlong(-aa) float float float createedit
アクティブ ハンドルをベクトルに沿って揃えます。
-interactiveUpdate(-iu) boolean queryedit
次の値を指定することができます。true または false です。 このフラグ値は、モードが 3(頂点法線移動)の場合に限って有効です。
-activeHandleNormal(-ahn) int queryedit
  • 0 - U 軸ハンドルがアクティブ
  • 1 - V 軸ハンドルがアクティブ
  • 2 - N 軸ハンドルがアクティブ(デフォルト)
  • 3 - 中央ハンドル(3 つすべての軸)がアクティブ
マニピュレータ モードが 3 の場合に限って適用されます。
-snap(-s) boolean queryedit
次の値を指定することができます。true または false です。 個々の移動の可否を指定します。 true に設定すると、すべての移動コンテキストの移動マニピュレータは、マウスをドラッグしたとき、アクティブ ハンドルと一緒に個々のポイントにスナップされます。ポイントの間隔は、snapValue フラグを使用して制御できます。
-preserveChildPosition(-pcp) boolean queryedit
false の場合は、親が移動したときに子オブジェクトも移動します。true の場合は、親が移動しても子のワールド空間位置は維持されます。デフォルトは false です。
-preserveUV(-puv) boolean queryedit
false の場合、uv は頂点の編集に合わせて変更されません true の場合、頂点の移動につれてテクスチャがずれるのを止めるため、新しい値を投影するように uv が編集されます。
-orientJointEnabled(-oje) boolean queryedit
移動時にジョイントの方向を再設定するかどうかを指定します。
-orientJoint(-oj) string queryedit
ジョイントの方向のタイプを指定します。有効なオプションは、none、xyz、xzy、yxz、yzx、zxy、zyxです。
-secondaryAxisOrient(-sao) string queryedit
orientJointType の 3 つのうち 2 番目の軸のアラインに使用するグローバル軸(ワールド座標)を指定します。有効なオプションは xup、yup、zup、xdown、ydown、zdown、none です。
-snapValue(-sv) float queryedit
スナップが有効な場合にのみ適用されます。 すべての移動コンテキストのマニピュレータが、「snapValue」のステップに移動します。
-snapRelative(-sr) boolean queryedit
次の値を指定することができます。true または false です。 スナップが有効な場合にのみ適用されます。 true に設定すると、snapValue は移動前の元の位置に相対的に扱われます。 false に設定すると、snapValue はワールド空間の原点に相対的に扱われます。 注: ローカル空間モードおよびオブジェクト空間モードでは、snapRelative を ON に設定する必要があります。 絶対的な個別移動は、ローカル モードおよびオブジェクト モードではサポートされていません。
-snapComponentsRelative( -scr) boolean queryedit
次の値を指定することができます。true または false です。 true に設定すると、制御点や頂点のグループをスナップする間、その相対的な間隔が保持されます。 false に設定すると、すべての CV や頂点がターゲット ポイントにスナップされます(グリッド スナップ(ホットキー「x」)およびポイント スナップ(ホットキー「v」)で使用)。「x」キーを押した後マニピュレータ ハンドルをクリック&ドラッグし、このフラグの ON、OFF を切り替えて、一連の CV の移動の動作を確認します。
-snapLivePoint(-slp) boolean queryedit
次の値を指定することができます。true または false です。 true に設定すると、有効なポリゴン オブジェクト上で移動する間、移動マニピュレータはオブジェクトの頂点にスナップされます。
-snapLiveFaceCenter(-slf) boolean queryedit
次の値を指定することができます。true または false です。 true に設定すると、有効なポリゴン オブジェクト上で移動する間、移動マニピュレータはオブジェクトのフェースの中心にスナップされます。
-reflection(-rfl) boolean
このフラグは現在サポートしていません。対称(Reflection)は、symmetricModeling コマンドを使用した選択自体の一部として管理されます。
-reflectionAbout(-rab) int
このフラグは現在サポートしていません。対称(Reflection)は、symmetricModeling コマンドを使用した選択自体の一部として管理されます。
-reflectionAxis(-rfa) int
このフラグは現在サポートしていません。対称(Reflection)は、symmetricModeling コマンドを使用した選択自体の一部として管理されます。
-reflectionTolerance(-rft) float
このフラグは現在サポートしていません。対称(Reflection)は、symmetricModeling コマンドを使用した選択自体の一部として管理されます。
-preCommand(-prc) script create
ツールを開始したときに実行されるコマンドを指定します。
-postCommand(-psc) script create
ツールを終了したときに実行されるコマンドを指定します。
-preDragCommand(-prd) script string createedit
コマンドおよびノード タイプを指定します。このコマンドは、指定されたタイプのノードが選択範囲内に入っているときに、ドラッグを開始すると実行されます。
-postDragCommand(-pod) script string createedit
コマンドおよびノード タイプを指定します。このコマンドは、指定されたタイプのノードが選択範囲内に入っているときに、ドラッグを終了すると実行されます。
-editPivotMode(-epm) boolean query
マニピュレータが編集ピボット モードにある場合は true を返します。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : 1 つのコマンドで複数回使用可能なフラグ

MEL 例

// To create a new move context:
manipMoveContext;

// To query the mode of an existing context:
manipMoveContext -q -mode manipMoveContext1;

// To edit an existing context to come up with the X axis handle
// active by default:
manipMoveContext -e -ah 0 manipMoveContext1;

spaceLocator -p 0 0 0 -name locatorA;

manipMoveContext -e -m 2 manipMoveContext1;        // WorldSpace
manipMoveContext -e -snap true manipMoveContext1;
manipMoveContext -e -snapValue 0.4 manipMoveContext1;
// Now, dragging any of the move handles will
// move the object in steps of 0.4 units.

move -a 0.8 0 0 locatorA;
manipMoveContext -e -snap true manipMoveContext1;
manipMoveContext -e -snapValue 2 manipMoveContext1;
manipMoveContext -e -snapRelative false manipMoveContext1;
// Now, dragging X-axis handle will
// move the object in steps of 2 units, and will
// place the object anywhere in (0,0,0) (2,0,0) (4,0,0) ...etc
// NOTE: If in objectSpace Mode, the snapRelative should be ON.
// Absolute discrete move is not supported in objectSpace mode.

move -a 0.8 0 0 locatorA;
manipMoveContext -e -snap true manipMoveContext1;
manipMoveContext -e -snapValue 2 manipMoveContext1;
manipMoveContext -e -snapRelative true manipMoveContext1;
// Now, dragging X-axis handle will
// move the object in steps of 2 units, and will
// place the object anywhere in (2.8,0,0) (4.8,0,0) (6.8,0,0) ...etc