ジャンプ先: 概要. 戻り値. フラグ. MEL 例.

概要

blendTwoAttr [-attribute string] [-attribute0 name] [-attribute1 name] [-blender name] [-controlPoints boolean] [-driver int] [-name string] [-shape boolean] [-time timerange] [objects]

blendTwoAttr は 「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能 です。

blendTwoAttr ノードは 2 つの入力を取り、その出力値は1 つの入力からもう 1 つの入力へ値をブレンドしたものになります。2 つの入力のブレンドでは、ブレンド関数を使用します。形式は次のとおりです。
(1 - blendFunction) * input[0]  +  blendFunction * input[1]
blendTwoAttr コマンドを使用してオブジェクトのアニメーションをブレンドして、別々の 2 つオブジェクトのアニメーション間のトランジションを滑らかにします。 blendTwoAttr コマンドが発行されると、指定したアトリビュートに blendTwoAttr ノードを作成し、以前アトリビュートにコネクトされていたものをすべて、新しいブレンド ノードに再コネクトします。また、ブレンドに使用される 2 つのアトリビュートを指定することもできます。 このドライバは、ブレンド ノードでアニメートされたあと、オブジェクトにキーフレームを設定する場合に使用されます。カレント ドライバのインデックスは、2 つブレンドされたアトリビュートのうち、どちらにキーフレーム設定するかを指定します。

戻り値

string[] 作成された blendTwoAttr ディペンデンシーノードの名前

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

フラグ

attribute, attribute0, attribute1, blender, controlPoints, driver, name, shape, time
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数型 プロパティ
-attribute(-at) string createmultiuse
blendTwoAttr ノードが作成される、選択したノードのアトリビュートのリストです。

このフラグは照会モードでは値が必要になります。

-attribute0(-at0) name createqueryedit
新しい blendTwoAttr ノードの最初の入力にコネクトするアトリビュートです。 照会すると string を返します。
-attribute1(-at1) name createqueryedit
新しい blendTwoAttr ノードの 2 番目の入力にコネクトするアトリビュートです。 照会すると string を返します。
-driver(-d) int createqueryedit
このブレンド ノードのドライバ アトリビュートのインデックス(0 または 1)です。照会すると、整数値を返します。
-blender(-bl) name createqueryedit
ブレンダ アトリビュートです。これは、新しく作成された blendTwoAttr ノードのブレンダ アトリビュートにコネクトされるアトリビュートです。 このアトリビュートは、2 つのアトリビュートをそれぞれどれだけブレンドで使用するかを制御します。このフラグが指定されていない場合、値が -t フラグで指定したタイム レンジの 1 から 0 までで変化する、新しいアニメーション カーブが作成されます。-t を指定していない場合にこのコマンドが発行されると、最初のアトリビュートの値から 2 つめのアトリビュートの値に移るときに、カレント タイムで急激な変化が起こります。
-time(-t) timerange create
2 つのアトリビュート間のブレンドが作成されるタイム レンジです。1 つのタイムが指定されている場合、その時点で、最初のアトリビュートから 2 つめのアトリビュートへのブレンドに急激な変化が起こります。1 つのレンジが指定されている場合、そのタイム レンジに渡ってスムースなブレンディングが作成されます。デフォルトでは、カレント タイムでの突然のトランジションが作成されます。
-name(-n) string createquery
新しいブレンド ノードの名前です。
-shape(-s) boolean create
トランスフォームの下にあるシェイプのアトリビュート(「controlPoints」以外)もすべて考慮します。デフォルト: true
-controlPoints(-cp) boolean create
アトリビュートのリストにシェイプの制御点を含めるかどうかを 明示的に指定します(「-s」フラグを参照)。 デフォルト: false

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : 1 つのコマンドで複数回使用可能なフラグ

MEL 例

// Assume we have animated a bouncing sphere, sphere1, and we would like
// the sphere to smoothly transition into following a second sphere's,
// sphere2, animation between time 15 and 20.
//
select sphere1;
blendTwoAttr -at tx -at1 sphere2.tx -t "15:20";
blendTwoAttr -at ty -at1 sphere2.ty -t "15:20";
blendTwoAttr -at tz -at1 sphere2.tz -t "15:20";

// You can use the "-at" flag to narrow the query. For example, if
// you wanted to know the names of the newly created blender curves
// for only the tx and tz attributes of sphere1, you could say:
//
blendTwoAttr -at tx -at tz -query -blender;

// You can now keyframe the sphere2's animation by changing the
// driver on sphere1.
//
blendTwoAttr -at tx -edit -driver 1;
// setKeyframe ...

// If you already had two objects, sphere1 and sphere2 animated, and
// you wanted to blend between their animation abruptly at time 15,
// you could do:
//
blendTwoAttr -t 15 -at0 sphere1.tx -at1 sphere2.tx  newObject.tx;