移動先: 概要 戻り値 フラグ. Python 例.

概要

pickWalk( [objects] , [direction=string], [type=string])

注意: オブジェクト名や引数を表す文字列はカンマで区切ります。これは概要には示されていません。

pickWalk は 「元に戻す」が可能、「照会」が不可能「編集」が不可能 です。

pickWalk コマンドでは現在選択されているノードに関連して、セレクション リストを迅速に変更できます。現在選択されているものを選択解除し、現在選択されているリストから指定した方向にあるノードを選択して、あるセレクション リストから別のセレクション リストに移動します。 コマンド ラインのオブジェクトを指定すると、選択したリストではなく、そのオブジェクトから移動します。

-type フラグがインスタンスの場合、左方向と右方向では、同じ選択した DAG ノードの前のインスタンスか次のインスタンスに移動します。

戻り値

string[]新しく選択したオブジェクトのリスト

フラグ

direction, type
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数型 プロパティ
direction(d) string create
ノードからの方向。up、down、left、right のいずれかを選択します。up を選択すると親ノードへ、down を選択すると子ノードへ、left または right を選択すると兄弟ノードへ移動します。 サーフェス上の CV を選択した場合、左方向と右方向ではサーフェスの U パラメータ方向、上方向と下方向では V パラメータ方向に移動します。 デフォルトは right です。
type(typ) string create
選択肢は nodes、instances、edgeloop、edgering、faceloop です。 type が nodes であれば、左方向と右方向で、後の兄弟 DAG ノードに移動します。instances にすると、左方向と右方向で、同じ DAG ノードの前後のインスタンスに移動します。edgeloop にすると、最初に選択したエッジから開始するエッジ ループが選択されます。 edgering にすると、最初に選択したエッジから開始するエッジ リングが選択されます。 faceloop にし、フェース ループを定義する 2 つのコネクトされた四角フェースを選択した場合、そのフェース ループが選択されます。edgeloop、edgering、faceloop は、そのコマンドで続けて選択する限り、最初に選択したエッジやフェースを記憶します。コマンドは、この情報を使用して、「次」に選択するべきループやリングを判断します。方向フラグを「left」や「right」にすることで、前方向にも逆方向にも選択することができます。 デフォルトは nodes です。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : タプルまたはリストとして渡された複数の引数を持てるフラグ

Python 例

import maya.cmds as cmds

# Given the transforms A and B which are parented to a transform C,
# and C is instanced with parents D and E.

cmds.pickWalk( 'A', direction='right' )

cmds.select('|E|C')
cmds.pickWalk( type='instances', direction='left')

# The pickWalk command also works on CVs and edit points
cmds.select('nurbsPlaneShape1.cv[2][1]')
cmds.pickWalk(direction='right' )
# Result: nurbsPlaneShape1.cv[3][1] #

cmds.pickWalk( direction='up' )
# Result: nurbsPlaneShape1.cv[3][2] #

cmds.select( 'curveShape2.ep[1]' )
cmds.pickWalk( direction='left' )
# Result: curveShape2.ep[0] #