toolCollection コマンド

概要

toolCollection [-collectionItemArray] [-defineTemplate string] [-exists] [-global boolean] [-numberOfCollectionItems] [-parent string] [-select string] [-useTemplate string] [string]

toolCollection は「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能です。

ツールボタンコレクションを作成するコマンドです。-p/parent フラグで親を指定しない場合、カレントデフォルトレイアウトがコレクションの親になります。クラスタはレイアウトの子なので、レイアウトが削除されるとクラスタもいっしょに削除されます。-gl/global フラグを使用しない場合は、コレクションを複数のウィンドウにスパンさせることもできます。この場合、コレクションには親がなく、不要になったら「deleteUI」コマンドでコレクションを明示的に削除する必要があります。

戻り値

string

作成された toolCollection の名前。

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

フラグ

collectionItemArray, defineTemplate, exists, global, numberOfCollectionItems, parent, select, useTemplate

ロングネーム（ショートネーム） 引数型 プロパティ

-exists(-ex)

指定したオブジェクトが存在するかどうかによって、 true または false を返します。他のフラグは無視されます。

-defineTemplate(-dt) string

他の任意のフラグと引数を解析し、かつ引数で指定したコマンドテンプレートに追加するモードに、コマンドのモードを変更します。 templateName がカレントのテンプレートとして設定されていれば、その後コマンドが実行されるたびに、この引数がデフォルトの引数として使用されます。

-useTemplate(-ut) string

コマンドに、カレント以外のコマンドテンプレートの使用を強制します。

-global(-gl) boolean

コレクションが親のレイアウトを持たないように設定します。このフラグはコレクションの作成時に指定しなければなりません。照会、編集できません。したがって、グローバルコレクションは明示的に削除する必要があります。

-parent(-p) string

コレクションを関連付けるための親を指定します。コレクションは、親と一緒に削除されます。このフラグはコレクションの作成時に指定しなければなりません。編集はできません。

-select(-sl) string

指定したコレクションオブジェクトを選択します。照会すると、現在選択されているコレクションオブジェクトの名前を返します。

-numberOfCollectionItems(-nci)

このコレクションにあるオブジェクトの数を返します。

-collectionItemArray(-cia)

このコレクションにあるすべてのオブジェクトのロングネームを示す文字列リストを返します。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ	: コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ	: 1 つのコマンドで複数回使用可能なフラグ

MEL 例

string $window = `window`;
columnLayout;
toolCollection;
toolButton
    -tool       selectSuperContext
    -toolImage1 selectSuperContext "aselect.xpm";
toolButton
    -tool       moveSuperContext
    -toolImage1 moveSuperContext "move_M.xpm";
toolButton
    -tool       scaleSuperContext
    -toolImage1 scaleSuperContext  "scale_M.xpm";
showWindow $window;

コマンド (MEL)	Python バージョン
toolCollection	カテゴリ: ウィンドウ, コントロール