移動先: 概要 戻り値 フラグ. MEL 例.

概要

palettePort [-actualTotal int] [-annotation string] [-backgroundColor float float float] [-changeCommand script] [-colorEditable boolean] [-colorEdited script] [-defineTemplate string] [-dimensions int int] [-docTag string] [-dragCallback script] [-dropCallback script] [-editable boolean] [-enable boolean] [-exists] [-height int] [-hsvValue int int float float float] [-isObscured] [-manage boolean] [-numberOfPopupMenus] [-parent string] [-popupMenuArray] [-preventOverride boolean] [-redraw] [-rgbValue int float float float] [-setCurCell int] [-topDown boolean] [-transparent int] [-useTemplate string] [-visible boolean] [-width int] string

palettePort は 「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能 です。

カラー セルの配列を作成します。作業セッション中に管理するカラーの格納と取り出しができます。

戻り値

string作成された palettePort の名前。

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

フラグ

actualTotal, annotation, backgroundColor, changeCommand, colorEditable, colorEdited, defineTemplate, dimensions, docTag, dragCallback, dropCallback, editable, enable, exists, height, hsvValue, isObscured, manage, numberOfPopupMenus, parent, popupMenuArray, preventOverride, redraw, rgbValue, setCurCell, topDown, transparent, useTemplate, visible, width
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数型 プロパティ
-exists(-ex) create
指定したオブジェクトが存在するかどうかによって、 true または false を返します。他のフラグは無視されます。
-defineTemplate(-dt) string create
他の任意のフラグと引数を解析し、かつ引数で指定したコマンド テンプレートに 追加するモードに、コマンドのモードを変更します。 templateName がカレントのテンプレートとして設定されていれば、 その後コマンドが実行されるたびに、この引数がデフォルトの引数として使用されます。
-useTemplate(-ut) string create
コマンドに、カレント以外のコマンド テンプレートの使用を強制します。
-parent(-p) string createquery
コントロールの親のレイアウトです。
-enable(-en) boolean createqueryedit
コントロールの有効、無効です。デフォルトでは true に設定されていて、コントロールは有効になっています。false を指定すると コントロールはグレー表示になって無効になります。
-width(-w) int createqueryedit
コントロールの幅を指定します。コントロールは親のレイアウトの条件によって無効にされない限り、このサイズを保持しようとします。
-height(-h) int createqueryedit
コントロールの高さです。コントロールは親のレイアウトの条件によって無効にされない限り、このサイズを保持しようとします。
-visible(-vis) boolean createqueryedit
コントロールの可視の状態です。デフォルトでは、コントロールは表示されます。コントロールの実際の外見も、その親レイアウトの可視の状態によって 異なることに注意してください。
-isObscured(-io) query
コントロールが実際に表示されるかどうかを返します。 コントロールは、次の場合に隠れた状態になります。 非表示の場合、別のコントロールで(完全に、または部分的に)ブロックされた場合、 コントロールまたは親のレイアウトを制御できない場合、あるいは コントロールのウィンドウが非表示またはアイコン化されている場合。
-manage(-m) boolean createqueryedit
コントロールの状態を管理します。管理されていないコントロールは表示されず、画面の領域も占有しません。デフォルトでは、コントロールは管理できるように作成されます。
-numberOfPopupMenus(-npm) query
このコントロールにアタッチされるポップアップ メニューの数を返します。
-popupMenuArray(-pma) query
このコントロールにアタッチされる全ポップアップ メニューの名前を返します。
-preventOverride(-po) boolean createqueryedit
true の場合、コントロールのコントロールは親のレイアウトの条件によって無効にされ右マウス ボタン メニューを使用した コントロール アトリビュートのオーバーライドは無効です。
-annotation(-ann) string createqueryedit
コントロールに文字列値で注釈を付けます。
-backgroundColor(-bgc) float float float createedit
コントロールのバックグラウンド カラーです。引数は、赤、緑、青のカラー成分に対応しています。それぞれの成分の値は、0.0~1.0 です(Windows のみのフラグです)。
-docTag(-dtg) string createqueryedit
コントロールにドキュメンテーション フラグを追加します。ドキュメンテーション フラグは、 階層のようなディレクトリ構造になっています。 例: -dt render/multiLister/createNode/material
-dragCallback(-dgc) script createedit
中マウス ボタンを押すと呼び出されるコールバックを追加します。MEL バージョンのコールバックの書式は次のとおりです。

global proc string[] callbackName(string $dragControl, int $x, int $y, int $mods)

proc はドロップ先に転送される文字配列を返します。 規則により、配列の先頭文字列はユーザ設定可能なメッセージ タイプを表しています。アプリケーションで定義されたドラッグ元のコントロールは、このコールバックを無視する可能性があります。$mods で、キー モディファイアである CTL と SHIFT をテストできます。有効な値は、0 == モディファイアなし、1 == SHIFT、2 == CTL、3 == CTL + SHIFT です。

Python でも同様ですが、コールバックの指定方法が 2 つあります。お勧めの方法は、引数として Python 関数オブジェクトを渡すことです。 この場合、Python コールバックの書式は次のようになります。

def callbackName( dragControl, x, y, modifiers ):

この引数の値は、上記の MEL バージョンの引数と同じです。

Python でコールバックを指定するもう 1 つの方法では、実行する文字列を指定します。この場合、Python の標準的なフォーマット演算子を介して文字列に値が代入されます。このフォーマットの値は、キー「dragControl」、「x」、「y」、「modifiers」と共に 辞書で渡されます。dragControl の値は文字列で、その他の値は整数です(コールバック文字列の例:「print '%(dragControl)s %(x)d %(y)d %(modifiers)d'」)。

-dropCallback(-dpc) script createedit
ドラッグ&ドロップ操作をドロップ位置で解放したときに呼び出されるコールバックを追加します。MEL バージョンのコールバックの書式は次のとおりです。

global proc callbackName(string $dragControl, string $dropControl, string $msgs[], int $x, int $y, int $type)

proc は、ドラッグ元から転送される文字配列を受け取ります。 msgs 配列の先頭文字列はユーザ定義のメッセージ タイプを表します。 アプリケーションで定義されたドロップ先のコントロールでは、このコールバックが無視されることがあります。$type の値は、1 == 移動、2 == コピー、3 == リンクのいずれかです。

Python でも同様ですが、コールバックの指定方法が 2 つあります。お勧めの方法は、引数として Python 関数オブジェクトを渡すことです。 この場合、Python コールバックの書式は次のようになります。

def pythonDropTest( dragControl, dropControl, messages, x, y, dragType ):

この引数の値は、上記の MEL バージョンの引数と同じです。

Python でコールバックを指定するもう 1 つの方法では、実行する文字列を指定します。この場合、Python の標準的なフォーマット演算子を介して文字列に値が代入されます。このフォーマットの値は、 キー「dragControl」、「dropControl」、「messages」、「x」、「y」、「type」と共に 辞書で渡されます。dragControl の値は文字列で、その他の値は整数です(コールバック文字列の例:「print '%(dragControl)s %(dropControl)s %(messages)r %(x)d %(y)d %(type)d'」)。

-dimensions(-dim) int int createquery
配列の次元を設定します。
-actualTotal(-at) int createquery
パレット エントリの実際の数を設定します。この数は 0 より大きくする必要がありますが、dimensions フラグで指定したパレット エントリの最大数より大きくしてはなりません。
-topDown(-td) boolean create
このフラグを true にすると、最初のエントリが左下ではなく左上に表示されます。
-editable(-ed) boolean createqueryedit
true の場合、ユーザはカレント カラーを変更できます。
-colorEditable(-ced) boolean createqueryedit
そうでない場合、ユーザはカレント インデックスのカラーを修正できます。
-redraw(-r) createedit
配列を強制的に再描画します。
-rgbValue(-rgb) int float float float createqueryedit
指定したセルのカラーを、RGB フォーマットを使用して設定します。照会すると、カレントのセルのカラーを返します。
-hsvValue(-hsv) int int float float float createqueryedit
指定したセルのカラーを、HSV フォーマットを使用して設定します。照会すると、カレントのセルのカラーを返します。
-transparent(-t) int createqueryedit
特定のセルのカラーを透明に設定します。セル値「-1」は、透明なセルがないという指定です。照会すると、透明になっているカレントのセルを返します。
-setCurCell(-scc) int createqueryedit
配列内のカレントのセルを特定のインデックスに設定します。検索が実行されると、カレントのセルを返します。
-colorEdited(-ce) script createedit
パレットのカラーが編集されると、このコマンド文字列を実行します。
-changeCommand(-cc) script createedit
パレットのカラーが変更されると、このコマンド文字列を実行します。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : 1 つのコマンドで複数回使用可能なフラグ

MEL 例

window;
frameLayout -labelVisible 0;
// create a palette of 20 columns and 15 rows
      palettePort -dim 20 15 palette;
// select cell #30
      palettePort -edit -scc 30 palette;
// return RGB value for this cell
      palettePort -query -rgb palette;
// make cell #100 transparent and blue
      palettePort -edit -transparent 100 -rgb 100 0.0 0.0 1.0 palette;
      palettePort -edit -redraw palette;
// returns the current transparent cell (there can be only one)
      palettePort -query -transparent palette;
showWindow;