ls

移動先: 概要 戻り値 フラグ. MEL 例.

概要

ls [-allPaths] [-assemblies] [-cameras] [-dagObjects] [-dependencyNodes] [-exactType string] [-flatten] [-geometry] [-ghost] [-head int] [-hilite] [-intermediateObjects] [-invisible] [-leaf] [-lights] [-live] [-long] [-materials] [-noIntermediate] [-nodeTypes] [-objectsOnly] [-partitions] [-planes] [-preSelectHilite] [-readOnly] [-recursive boolean] [-references] [-renderGlobals] [-renderQualities] [-renderResolutions] [-renderSetups] [-selection] [-sets] [-shapes] [-shortNames] [-showType] [-tail int] [-templated] [-textures] [-transforms] [-type string] [-untemplated] [-visible] [object [object...]]

ls は 「元に戻す」が可能、「照会」が不可能、「編集」が不可能 です。

ls は一般的に、名前（ワイルドカードを含む）またはタイプに基づいて、オブジェクトのフィルタ処理または突き合せを行うのに使用します。 デフォルトでは ls コマンドはシーン内のすべてのオブジェクトと突き合せを行いますが、-selection フラグを併用すると、選択したオブジェクトをフィルタリングまたはリスト表示することができます。

-showType フラグを使用してタイプ名を要求すると、タイプ名とオブジェクト名が組み合わさり、結果は <object, type> 値というペアになります。

戻り値

フラグ

ロング ネーム（ショート ネーム）	引数型	プロパティ
-long(-l)
DAG オブジェクトのフル パス名が返されます。デフォルトでは、最も短い固有の名前を返します。
-shortNames(-sn)
アトリビュートのショート ネームが返されます。デフォルトでは、アトリビュートのロング ネームが返されます。
-head(-hd)	int
項目のリストの先頭から返されるエレメントの最大数を指定します。 注: それぞれの type フラグでは、最大でこの数の項目が返されます。複数の type フラグを指定すると、返される項目の数は、指定した値より多くなります。
-tail(-tl)	int
項目のリストの末尾から返されるエレメントの最大数を指定します。 注: それぞれの type フラグでは、最大でこの数の項目が返されます。複数の type フラグを指定すると、返される項目の数は、指定した値より多くなります。
-type(-typ)	string
指定したタイプのすべてのオブジェクトがリストされます。このフラグは、コマンド ラインで複数回使用できます。注: このフラグに渡すタイプは、-showType フラグで返されるタイプ名と同じになります。注: Maya での一部の選択項目は、特定オブジェクト/データ タイプが関連しないので、このフラグでリストすると「untyped」が返されます。 このフラグは、-exactType フラグと併用できません。
-exactType(-et)	string
指定したタイプのオブジェクトをすべてリストします。ただし、そのタイプの下層にあるオブジェクトはリストしません。このフラグは、コマンド ラインで複数回使用できます。注: このフラグに渡すタイプは、-showType フラグで返されるタイプ名と同じになります。 このフラグは、-type フラグと併用できません。
-showType(-st)
オブジェクト名の後にタイプがリストされます。
-objectsOnly(-o)
設定すると、オブジェクト名のみが返され、コンポーネントやアトリビュートは無視されます。
-selection(-sl)
現在選択しているオブジェクトがリストされます。
-live(-lv)
現在ライブにしているオブジェクトがリストされます。
-hilite(-hl)
コンポーネント選択で現在ハイライトされているオブジェクトがリストされます。
-preSelectHilite(-psh)
プリ選択で現在ハイライトされているコンポーネントがリストされます。
-geometry(-g)
ジオメトリ DAG オブジェクトがリストされます。
-dependencyNodes(-dep)
ディペンデンシー ノードがリストされます（DAG オブジェクトを含む）。
-dagObjects(-dag)
すべてのタイプの DAG オブジェクトがリストされます。オブジェクト名引数をコマンドに渡した場合、このフラグでは、指定したオブジェクトの下にすべての DAG オブジェクトがリストされます。
-leaf(-lf)
DAG のすべてのリーフ ノードがリストされます。このフラグはモディファイアなので、-dag フラグと併用する必要があります。
-assemblies(-as)
最上位レベルのトランスフォーム DAG オブジェクトがリストされます。
-allPaths(-ap)
DAG 内にあるノードのすべてのパスがリストされます。このフラグは、-dag も指定した場合、またはオブジェクト名を指定した場合に限って動作します。
-transforms(-tr)
トランスフォーム オブジェクトがリストされます。
-shapes(-s)
シェイプ オブジェクトがリストされます。
-lights(-lt)
ライトのシェイプがリストされます。
-cameras(-ca)
カメラのシェイプがリストされます。
-planes(-pl)
コンストラクション プレーンのシェイプがリストされます。
-partitions(-pr)
パーティションがリストされます。
-sets(-set)
セットがリストされます。
-textures(-tex)
テクスチャがリストされます。
-materials(-mat)
マテリアルまたはシェーディング グループがリストされます。
-renderQualities(-rq)
指定したレンダー画質がリストされます。
-renderResolutions(-rr)
レンダー解像度がリストされます。
-renderGlobals(-rg)
レンダー グローバルがリストされます。
-renderSetups(-rs)
-renderGlobals のエイリアス。
-nodeTypes(-nt)
登録されているすべてのノード タイプがリストされます。
-readOnly(-ro)
削除できないオブジェクトがリストされます。
-flatten(-fl)
返されるオブジェクトのリストを平らにし、それぞれのコンポーネントを個別に識別できるようにします。
-visible(-v)
可視 DAG ノードのみがリストされます。
-invisible(-iv)
表示されない DAG ノードのみがリストされます。
-intermediateObjects(-io)
中間 DAG ノードのみがリストされます。
-noIntermediate(-ni)
中間以外の DAG ノードのみがリストされます。
-templated(-tm)
テンプレート化 DAG ノードのみがリストされます。
-untemplated(-ut)
テンプレート化が解除された DAG ノードのみがリストされます。
-ghost(-gh)
ゴースト化オブジェクトがリストされます。
-recursive(-r)	boolean
true に設定すると、このコマンドはすべてのネームスペースから合致する名前を探します。false に設定すると、要求されたネームスペースだけから探します（たとえば「:」を含む名前を指定すると 、「ns1:pSphere1」） 。
-references(-rf)
ファイルに関連するリファレンスをリストします。sharedReferenceNode や不明リファレンス ノードなどの特別なリファレンス ノードは除外します。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ	: コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ	: 1 つのコマンドで複数回使用可能なフラグ

MEL 例

// create some objects to operate on and select them all.
// Note that there are two objects named circle1;
circle -n circle1; group; circle -n circle1;
sphere -n sphere1; group; instance;
select -ado;

// list all objects
ls;

// List all selected objects
ls -selection;

// List all hilited objects
ls -hilite;

// List last selected object
ls -selection -tail 1;

// List all objects named "sphere1". Note that since sphere1 is
// instanced, the command below lists only the first instance.
ls sphere1;

// To list all instances of sphere1, use the -ap/allPaths flag.
ls -ap sphere1;

// List all selected objects named "group*"
ls -sl "group*";

// List all geometry, lights and cameras in the DAG.
ls -geometry -lights -cameras;

// List all shapes in the dag.
ls -shapes;

// One thing to note is that it is better to always use the
// -l/long flag when listing nodes without any filter. This is
// because there may be two nodes with the same name (in this
// example, circle1). 'ls' will list the names of all the objects
// in the scene. Objects with the same name need a qualified
// path name which uniquely identifies the object. A command
// to select all objects such as "select `ls`" will fail because
// the object lookup can't resolve which "circle1" object is
// intended. To select all objects, you need the following:
// select `ls -l`;

// When trying to find a list of all objects of a specific
// type, one approach might be to list all objects and then
// use the nodeType command to then filter the list. As in:
// string  $allObjects[];
// string  $obj;
// $allObjects = `ls -l`;
// for ( $obj in $allObjects ) {
//     if ( `nodeType $obj` == "surfaceShape" ) {
//         print ($obj + "\n");
//     }
// }
//
// The problem with this is that 'nodeType' returns the
// most derived type of the node. In this example, "surfaceShape"
// is a base type for nurbsSurface so nothing will be printed.
// To do this properly, the -typ/type flag should be used
// to list objects of a specific type as in:
// $allObjects = `ls -type surfaceShape`;
// for ( $obj in $allObjects ) {
//     print ($obj + "\n");
// }

// List all geometry shapes and their types
ls -type geometryShape -showType;

// List all paths to all leaf nodes in the DAG
ls -dag -lf -ap;

// List all nodes below the selected node
ls -dag -ap -sl;

// List all dag nodes that are read-only (i.e. referenced nodes)
ls -dag -ro;

// List all ghosting objects
ls -ghost;

// List reference nodes associated with specific files
ls -references;

// List all reference nodes, including unknown and shared reference
// nodes
ls -type reference;