ikHandleCtx コマンド

概要

ikHandleCtx [-autoPriorityH boolean] [-createCurve boolean] [-createRootAxis boolean] [-exists] [-forceSolverH boolean] [-history boolean] [-image1 string] [-image2 string] [-image3 string] [-name string] [-numSpans int] [-parentCurve boolean] [-poWeightH float] [-priorityH int] [-rootOnCurve boolean] [-rootTwistMode boolean] [-simplifyCurve boolean] [-snapCurve boolean] [-snapHandleH boolean] [-solverTypeH string] [-stickyH string] [-twistType string] [-weightH float] object

ikHandleCtx は「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能です。

ikHandle コンテキストコマンド（ikHandleCtx）は、ikHandle ツールのパラメータを更新するコマンドです。ツールのオプションは、ユーザが指定したフラグに設定されます。

戻り値

string

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

フラグ

autoPriorityH, createCurve, createRootAxis, exists, forceSolverH, history, image1, image2, image3, name, numSpans, parentCurve, poWeightH, priorityH, rootOnCurve, rootTwistMode, simplifyCurve, snapCurve, snapHandleH, solverTypeH, stickyH, twistType, weightH

ロングネーム（ショートネーム） 引数型 プロパティ

-exists(-ex)

指定したオブジェクトが存在するかどうかによって、true または false を返します。他のフラグは無視されます。

-image1(-i1) string

-image2(-i2) string

-image3(-i3) string

コンテキストは、コンテキストに関連付けられているツールを表すアイコンを 3 つまでサポートします。

-history(-ch) boolean

ツールコマンドの場合、対象となるツールのコンストラクションヒストリをオンにします。

-name(-n) string

これがツールコマンドの場合、ツールに適切に名前を付けます。

-priorityH(-pH) int

ikHandle の優先順位を指定します。
C: デフォルトは 1 です。
Q: 照会すると int を返します。

-weightH(-wH) float

ikHandle のウェイトを指定します。
C: デフォルトは 1 です。
Q: 照会すると float を返します。

-poWeightH(-pwH) float

ikHandle の位置/方向のウェイトを指定します。
C: デフォルトは 1 です。
Q: 照会すると float を返します。

-autoPriorityH(-apH) boolean

このハンドルの優先順位が自動的に割り当てられるように指定します。
C: デフォルトはオフです。
Q: 照会すると int を返します。

-solverTypeH(-stH) string

使用中の ikSolver をリスト表示します。ikSplineSolver が選択されていない可能性があります。ikSplineSolver を使用するには、ikSplineHandleCtx コマンドを使用します。
C: デフォルトソルバは、ユーザプリファレンスでデフォルトに設定されているソルバです。
Q: 照会すると string を返します。

-snapHandleH(-snH) boolean

ikHandle のスナップがオンである場合に指定します。
C: デフォルトはオンです。
Q: 照会すると int を返します。

-forceSolverH(-fsH) boolean

ikSolver が ikHandle に対して有効である場合に指定します。
C: デフォルトはオンです。
Q: 照会すると int を返します。

-stickyH(-sH) string

ikHandle がスティッキーであるかどうかを指定します。有効な文字列は「sticky」と「off」です。
C: デフォルトはオフです。
Q: 照会すると string を返します。

-createCurve(-ccv) boolean

ikSplineHandle に対してカーブが自動的に作成されるかどうかを指定します。ikHandleCtx では、このフラグは無視されます。
C: デフォルトはオンです。
Q: 照会すると int を返します。

-simplifyCurve(-scv) boolean

ikSplineHandle カーブを単純化するかどうかを指定します。 ikHandleCtx では、このフラグは無視されます。
C: デフォルトはオンです。
Q: 照会すると int を返します。

-rootOnCurve(-roc) boolean

ルートを ikSplineHandle のカーブにロックするかどうかを指定します。ikHandleCtx では、このフラグは無視されます。
C: デフォルトはオンです。
Q: 照会すると int を返します。

-twistType(-tws) string

ikSplineHandle が使用する補間のタイプを指定します。ikHandleCtx では、このフラグは無視されます。補間オプションには、「linear」、「easeIn」、「easeOut」、および「easeInOut」があります。
C: デフォルトは「linear」です。
Q: 照会すると string を返します。

-createRootAxis(-cra) boolean

ikSplineHandle に作用されるジョイントの上に、ルートトランスフォームを自動的に作成する場合に指定します。このオプションは、モーションパスでルートが単独でフリップするのを防止するために使用されます。ikHandleCtx では、このフラグは無視されます。
C: デフォルトはオフです。
Q: 照会すると int を返します。

-parentCurve(-pcv) boolean

ikSplineHandle により影響を受ける最初のジョイントの親が、自動的にカーブの親となるかどうかを指定します。ikHandleCtx では、このフラグは無視されます。
C: デフォルトはオンです。
Q: 照会すると int を返します。

-snapCurve(-snc) boolean

ikSplineHandle により影響を受ける最初のジョイントに、カーブが自動的にスナップされるかどうかを指定します。ikHandleCtx では、このフラグは無視されます。
C: デフォルトはオフです。
Q: 照会すると int を返します。

-numSpans(-ns) int

自動的に生成された ikSplineHandle のカーブにあるスパンの数を指定します。ikHandleCtx では、このフラグは無視されます。
C: デフォルトは 1 です。
Q: 照会すると int を返します。

-rootTwistMode(-rtm) boolean

スタートジョイントのツイストを許可するかどうかを指定します。許可しない場合、必要なツイストは残りのジョイントに分散されます。この設定は全種類のツイストに適用されます。 ikHandleCtx では、このフラグは無視されます。
C: デフォルトはオフです。
Q: 照会すると int を返します。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ	: コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ	: 1 つのコマンドで複数回使用可能なフラグ

MEL 例

//    Edit an existing context to create an ikHandle with snapping on.
//
if (`ikHandleCtx -q -ex ikHandleCtx`)
    ikHandleCtx -e -snapHandleH on ikHandleCtx;

コマンド (MEL)	Python バージョン
ikHandleCtx	カテゴリ: 一般, コンテキスト