移動先: 概要 戻り値 フラグ. MEL 例.

概要

gradientControl [-adaptiveScaling boolean] [-annotation string] [-attribute name] [-backgroundColor float float float] [-defineTemplate string] [-docTag string] [-dragCallback script] [-dropCallback script] [-enable boolean] [-exists] [-height int] [-isObscured] [-manage boolean] [-numberOfControls uint] [-numberOfPopupMenus] [-parent string] [-popupMenuArray] [-preventOverride boolean] [-refreshOnRelease uint] [-selectedColorControl string] [-selectedInterpControl string] [-selectedPositionControl string] [-staticNumberOfControls boolean] [-staticPositions boolean] [-upperLimitControl string] [-useTemplate string] [-verticalLayout boolean] [-visible boolean] [-width int] [string]

gradientControl は 「元に戻す」が可能、「照会」が可能、「編集」が可能 です。

このコマンドは、指定したグラディエント アトリビュートを表示する コントロールを作成します。グラディエント アトリビュートは、適切な形と名前を持つ必要があります。これはマルチ アトリビュートであり、各エントリは 次のような内容からなる複合アトリビュートです。
  1. カラー複合値または float 値(コントロールが自動的にいずれかを検出して、 これに応じてランプまたはグラフを表示します)
  2. 位置: 単一の float アトリビュート
  3. 補間タイプ: enum
現在、ランプ構造の値を得るためのルーチン(補間付き)は、MEL では使用できません。 これにより、エンド ユーザによるこのコントロールの使用が制限されます。MEL コマンド AEaddRampControl は、 Attribute Editor テンプレートからこのコントロールを アトリビュートにアタッチするために使用します。

戻り値

string作成または修正されたポート名

戻り値の型は照会モードでは照会フラグが基になります。

フラグ

adaptiveScaling, annotation, attribute, backgroundColor, defineTemplate, docTag, dragCallback, dropCallback, enable, exists, height, isObscured, manage, numberOfControls, numberOfPopupMenus, parent, popupMenuArray, preventOverride, refreshOnRelease, selectedColorControl, selectedInterpControl, selectedPositionControl, staticNumberOfControls, staticPositions, upperLimitControl, useTemplate, verticalLayout, visible, width
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数型 プロパティ
-exists(-ex) create
指定したオブジェクトが存在するかどうかによって、 true または false を返します。他のフラグは無視されます。
-defineTemplate(-dt) string create
他の任意のフラグと引数を解析し、かつ引数で指定したコマンド テンプレートに 追加するモードに、コマンドのモードを変更します。 templateName がカレントのテンプレートとして設定されていれば、 その後コマンドが実行されるたびに、この引数がデフォルトの引数として使用されます。
-useTemplate(-ut) string create
コマンドに、カレント以外のコマンド テンプレートの使用を強制します。
-parent(-p) string createquery
コントロールの親のレイアウトです。
-enable(-en) boolean createqueryedit
コントロールの有効、無効です。デフォルトでは true に設定されていて、コントロールは有効になっています。false を指定すると コントロールはグレー表示になって無効になります。
-width(-w) int createqueryedit
コントロールの幅を指定します。コントロールは親のレイアウトの条件によって無効にされない限り、このサイズを保持しようとします。
-height(-h) int createqueryedit
コントロールの高さです。コントロールは親のレイアウトの条件によって無効にされない限り、このサイズを保持しようとします。
-visible(-vis) boolean createqueryedit
コントロールの可視の状態です。デフォルトでは、コントロールは表示されます。コントロールの実際の外見も、その親レイアウトの可視の状態によって 異なることに注意してください。
-isObscured(-io) query
コントロールが実際に表示されるかどうかを返します。 コントロールは、次の場合に隠れた状態になります。 非表示の場合、別のコントロールで(完全に、または部分的に)ブロックされた場合、 コントロールまたは親のレイアウトを制御できない場合、あるいは コントロールのウィンドウが非表示またはアイコン化されている場合。
-manage(-m) boolean createqueryedit
コントロールの状態を管理します。管理されていないコントロールは表示されず、画面の領域も占有しません。デフォルトでは、コントロールは管理できるように作成されます。
-numberOfPopupMenus(-npm) query
このコントロールにアタッチされるポップアップ メニューの数を返します。
-popupMenuArray(-pma) query
このコントロールにアタッチされる全ポップアップ メニューの名前を返します。
-preventOverride(-po) boolean createqueryedit
true の場合、コントロールのコントロールは親のレイアウトの条件によって無効にされ右マウス ボタン メニューを使用した コントロール アトリビュートのオーバーライドは無効です。
-annotation(-ann) string createqueryedit
コントロールに文字列値で注釈を付けます。
-backgroundColor(-bgc) float float float createedit
コントロールのバックグラウンド カラーです。引数は、赤、緑、青のカラー成分に対応しています。それぞれの成分の値は、0.0~1.0 です(Windows のみのフラグです)。
-docTag(-dtg) string createqueryedit
コントロールにドキュメンテーション フラグを追加します。ドキュメンテーション フラグは、 階層のようなディレクトリ構造になっています。 例: -dt render/multiLister/createNode/material
-dragCallback(-dgc) script createedit
中マウス ボタンを押すと呼び出されるコールバックを追加します。MEL バージョンのコールバックの書式は次のとおりです。

global proc string[] callbackName(string $dragControl, int $x, int $y, int $mods)

proc はドロップ先に転送される文字配列を返します。 規則により、配列の先頭文字列はユーザ設定可能なメッセージ タイプを表しています。アプリケーションで定義されたドラッグ元のコントロールは、このコールバックを無視する可能性があります。$mods で、キー モディファイアである CTL と SHIFT をテストできます。有効な値は、0 == モディファイアなし、1 == SHIFT、2 == CTL、3 == CTL + SHIFT です。

Python でも同様ですが、コールバックの指定方法が 2 つあります。お勧めの方法は、引数として Python 関数オブジェクトを渡すことです。 この場合、Python コールバックの書式は次のようになります。

def callbackName( dragControl, x, y, modifiers ):

この引数の値は、上記の MEL バージョンの引数と同じです。

Python でコールバックを指定するもう 1 つの方法では、実行する文字列を指定します。この場合、Python の標準的なフォーマット演算子を介して文字列に値が代入されます。このフォーマットの値は、キー「dragControl」、「x」、「y」、「modifiers」と共に 辞書で渡されます。dragControl の値は文字列で、その他の値は整数です(コールバック文字列の例:「print '%(dragControl)s %(x)d %(y)d %(modifiers)d'」)。

-dropCallback(-dpc) script createedit
ドラッグ&ドロップ操作をドロップ位置で解放したときに呼び出されるコールバックを追加します。MEL バージョンのコールバックの書式は次のとおりです。

global proc callbackName(string $dragControl, string $dropControl, string $msgs[], int $x, int $y, int $type)

proc は、ドラッグ元から転送される文字配列を受け取ります。 msgs 配列の先頭文字列はユーザ定義のメッセージ タイプを表します。 アプリケーションで定義されたドロップ先のコントロールでは、このコールバックが無視されることがあります。$type の値は、1 == 移動、2 == コピー、3 == リンクのいずれかです。

Python でも同様ですが、コールバックの指定方法が 2 つあります。お勧めの方法は、引数として Python 関数オブジェクトを渡すことです。 この場合、Python コールバックの書式は次のようになります。

def pythonDropTest( dragControl, dropControl, messages, x, y, dragType ):

この引数の値は、上記の MEL バージョンの引数と同じです。

Python でコールバックを指定するもう 1 つの方法では、実行する文字列を指定します。この場合、Python の標準的なフォーマット演算子を介して文字列に値が代入されます。このフォーマットの値は、 キー「dragControl」、「dropControl」、「messages」、「x」、「y」、「type」と共に 辞書で渡されます。dragControl の値は文字列で、その他の値は整数です(コールバック文字列の例:「print '%(dragControl)s %(dropControl)s %(messages)r %(x)d %(y)d %(type)d'」)。

-attribute(-at) name create
制御するグラディエント アトリビュートの名前を指定します。
-adaptiveScaling(-as) boolean createqueryedit
ランプ ウィジェットの表示を垂直方向にスケールして、 1.0 よりも大きな値に対応できます。adaptiveScaling が有効な場合は true、 有効でない場合は false(デフォルト)を返します。
-refreshOnRelease(-ror) uint createqueryedit
ランプ ウィジェットをインタラクティブに編集しているときに、 更新をディスパッチする方法を定義します。true に設定すると、更新は編集後にマウス ボタンを離した後にのみ ディスパッチされます。false(デフォルト)に設定すると、更新は編集時 (たとえば、ランプ カーブ ポイントの移動中)に インタラクティブにディスパッチされます。グローバル更新モードが「on release」に設定されていると、 このオプションの効果が無効になることがあるので注意してください。
-upperLimitControl(-ulc) string createqueryedit
ランプの表示の現在の上限を使用して更新される テキスト コントロールの名前を指定します。このオプションは、adaptiveScaling が指定されている場合にのみ効果があります。
-selectedColorControl(-scc) string createedit
選択したカラーを編集するカラー コントロールの名前を指定します。
-selectedPositionControl(-spc) string createedit
選択した位置を編集する float スライダの名前を指定します。
-selectedInterpControl(-sic) string createedit
選択した補間を編集する enum コントロールの名前を指定します。
-numberOfControls(-nc) uint query
ランプ ウィジェットにあるコントロールの数を返します。
-staticNumberOfControls(-snc) boolean createqueryedit
「true」の場合、このフラグはランプ ウィジェットの対話を通じた ランプ エントリ(制御点)の作成/削除を無効にします。デフォルトは false です。
-staticPositions(-sp) boolean createqueryedit
「true」の場合、このフラグはランプ エントリの位置の インタラクティブな変更を無効にします。デフォルトは false です。
-verticalLayout(-vl) boolean createqueryedit
「true」の場合、コントロールは水平方向ではなく 垂直方向になります。デフォルトは「false」(水平)です。

: コマンドの作成モードで使用可能なフラグ : コマンドの編集モードで使用可能なフラグ
: コマンドの照会モードで使用可能なフラグ : 1 つのコマンドで複数回使用可能なフラグ

MEL 例

// Create a ramp widget for the profileCurve attribute
//
window -title "Gradient Control For Attribute";
string $objName = `createNode polySplitRing`;
columnLayout;
gradientControl -h 90 -at ($objName+".profileCurve");
showWindow;

// Create a ramp widget in the attribute editor for the
// incandescence attribute
//
AEaddRampControl "incandescence";