Autodesk® Maya® 2015 Service Pack 4 をダウンロードしていただき、ありがとうございます。
この文書では、Autodesk Maya 2015 の Service Pack 4 に含まれる既知の制限事項、問題、および修正について説明します。本リリースをインストールする前に、このドキュメントを必ずお読みください。参照用にこの Readme をハード ディスクに保存するか印刷してください。
この製品のアンインストールとインストールの詳細手順については、『Maya インストレーション ヘルプ』を参照してください。
このリリースの新機能については、「What’s New in Maya 2015 (日本語) 」を参照してください。
この製品のすべてのマニュアルと学習リソースについては、www.autodesk.co.jp/maya-docs を参照してください。
認定ハードウェアについては、www.autodesk.co.jp/graphics-hardware を参照してください。
Maya サポートの詳細については、www.autodesk.co.jp/maya-ss を参照してください。
このリリースにおける修正内容を、バグ番号とその説明を含む次の一覧で説明します。
不具合番号 | 説明 |
API | |
Over
130 new classes have been added to the Python API 2.0,
including MPxNode, MPxData and much of the Rendering API. Over 15 devkit examples are also available, and can be found in the devkit\plug-ins\scripted directory of the Maya installation. All Python 2.0 devkit examples are named with the prefix py. For more information, see the Maya Developer Help: Maya Python API 2.0 Reference. |
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MAYA-23312 |
Undoing move, rotate, and scale commands on custom MPxTransform gives wrong rotation |
アニメーション キャラクタ | |
MAYA-39263 |
Regression in blendShape evaluation that occurred during certain complex connection scenarios |
アニメーション全般 | |
MAYA-38927 |
Connection between the weightList from a custom node to a skinCluster node did not evaluate |
MAYA-41324 |
mental ray batch did not properly render blend shape animation |
MAYA-41949 |
ATOM: Importing time range and replacing with different start/end time does not import correctly |
基礎 | |
MAYA-38390 |
Maya crashes often with Apple Magic mouse |
mental ray | |
MAYA-42100 | mental ray batch render hangs on Mac OS X |
MAYA-42097 | Mac Mavericks (10.9) crashes on mental ray Render View render (Render Current Frame) |
MAYA-42101 | mental ray caching issues when rendering with TIFF textures with miLocal attribute set to on |
MAYA-41206 | mental ray BSP2 significantly slower than old BSP for some scenes |
モデリング | |
MAYA-34136 | UV Distortion shader displays white when Smooth Mesh Preview and OpenSubdiv are used |
MAYA-35220 | Modeling Toolkit Symmetrize doesn't work with certain meshes and produces error: Symmetry seam is non-planar |
MAYA-35222 | Modeling Toolkit Symmetrize works only in world space |
MAYA-35420 | Cannot move or scale certain images in UV Texture Editor after enabling Use Image ratio |
MAYA-36405 | Boolean operation creates an extra color set (ColorRGBA) |
MAYA-37872 | UV Distortion Shader display isn't smooth shaded in viewport with OpenSubdiv method |
MAYA-38041 | Selection by component type will select occluded objects |
MAYA-38450 | Preselection Highlighting will highlight components on obscured meshes |
MAYA-39197 | Preselection highlighting doesn't work well with components that have been moved |
MAYA-40606 | Selecting faces with drag selection doesn't work correctly if faces have been rotated |
MAYA-40860 | Paint Color on Vertex tool used across multiple meshes may cause crash |
MAYA-41305 | When in Viewport 2.0, turning on checkered tiles or UV distortion display in the UV Texture Editor will cause a crash if a custom material is assigned |
MAYA-41591 | Create Quad Draw dots, then switch to four pane layout may cause crash |
MAYA-41792 | With certain files that have UV linking, loading a PSD file into a psdFileTex node may cause memory leak and crash |
レンダリング | |
MAYA-41190 | Hypershade: Create > Color Utilities and Create > Scalar Utilities menus are missing |
MAYA-40955 | Alpha channel not respected when file texture mapped to sprite particle |
MAYA-40215 | When Two Sided Lighting is off, negatively-scaled objects shouldn't display black |
MAYA-42203 | MSceneRender::mClearOperation behaves differently in Maya 2015 than in Maya 2014 |
MAYA-41890 | Viewport 2.0 light distance limit |
MAYA-39973 | viewImageBlitOverride crashes Maya |
MAYA-40425 | Ramp texture is slow during change/update |
UI: ハイパーグラフ | |
MAYA-18625 | Some nodes on Hypergraph (Hierarchy mode) with Freeform Layout and Schematic Orientation disappear |
XGen | |
MAYA-40669 | XGen: corrupt file causes crash on scene load |
MAYA-41475 |
XGen bounding box for motion not set correctly when rendering with motion blur in mental ray |
MAYA-41835 |
Fixed crashes related to
rendering XGen with motion blur in mental ray |
MAYA-42349 |
Motion blur does not work
correctly for XGen Descriptions with AnimWire modifiers |
次のセクションでは、今回のリリースに関する制限事項および(回避できるものには)回避策を記述します。
不具合番号 | 説明 |
Bifrost | |
MAYA-32190 | BifrostLiquidMaterial 用の mental ray レンダーは、ビューポートと適合しません。 また渦度はビューポート上ではサポートされておらず、mental ray による拡散ウェイトのリマップの扱いも異なります。 |
MAYA-32763 | マスター ボクセル サイズの既定値の 0.5 は、プリミティブのような、特定のスケールより小さな一部の放出メッシュにボクセルを生成するには小さすぎる可能性があります。たとえば、半径が 1 の既定の polySphere ではボクセルが生成されません。 回避策: ボクセルを生成するには、マスター ボクセル サイズを小さくするか、球のサイズを大きくします。 |
MAYA-32869 | ランナップが有効な場合、Bifrost シーンがバッチ レンダー中に繰り返し評価される。 回避策: ランナップを無効にします。 |
MAYA-33644 | Bifröst: 衝突オブジェクトの変換の厚さが原因で、生成されたシミュレーションのモーションが不正確に見える。 スティッキネスが 0(ゼロ)に設定されている場合でも、液体はサーフェス張力タイプの動作に反応します。 |
MAYA-33828 | bifrostLiquidContainer のアトリビュートにキーを設定するワークフローは、現在サポートされていません。 |
MAYA-34114 | Bifröst シェイプのパーティクルとボクセルの表示を無効にした後でも、Bifröst がレンダリングを行う。 回避策: Bifröst オブジェクトを非表示(可視性をオフ)に設定します。 |
MAYA-34177 | パーティクル ビューポートの既定の最大表示数は、100 万に設定されています。このため、高解像度のシミュレーションを行う場合は、繰り返しパターンを作成することが必要になります。 グラフィックス カードの制限を超えないように注意しながら、シミュレーションのリプリゼンテーション精度を高めることができます。 |
MAYA-34412 | アタッチされたメッシュが自己交差している場合、Bifröst パーティクルの放出が失敗する。 |
キャッシュ リプリゼンテーション - ベイク処理されたジオメトリ | |
MAYA-31013 | ホスト システムの既定のレンダラーとして Viewport 2.0 が設定されていない場合、Windows のリモート デスクトップのセッションで動作させているときに GPU キャッシュを読み込むと、クラッシュが発生する。 |
基礎 | |
MAYA-30309 | OSX 10.9 でデュアル スクリーン設定にしている場合、2 番目のスクリーンでホットボックスとマーキング メニューが機能しない。 回避策: システム環境設定 > Mission Control に、ディスプレイごとに個別の操作スペースというオプションがあります。 この「ディスプレイごとに個別の操作スペース」オプションを選択解除します。こうすることにより、Mac OS X ワークスペースの動作が 10.9 以前の状態に戻ります。 |
特定言語での問題 | |
MAYA-18046 | 簡体字中国語の環境で Maya を実行している場合、現在のパネルの標準ビューとフルスクリーン ビューを切り替えるには、そのためのホットキー[Ctrl]+[Shift]+[Spacebar]を使用してください。 |
MAYA-28299 | XGen はローカライズされた文字(上位 ASCII 文字および 2 バイト文字を含む)によるファイル名とファイル パスをサポートしません。 回避策として、ユーザはローカライズされたユーザ名を使用しないでください。 |
モデリング |
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MAYA-39967 | Opensubd (均一またはアダプティブ): メッシュがスケルトンにバインドされている場合、テクスチャが正しく表示されない。 回避策: Maya Catmull-Clark サブディビジョン方法を使用します。 |
マルチ リプリゼンテーション | |
MAYA-20004 | テクスチャ付きオブジェクトを含むシーン アセンブリをロードした場合、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のテクスチャ サンプル プレビューに不正のスウォッチ アイコン(赤い X)が表示される。 回避策: プレビューなしのままにしておきます。 または Maya のプリファレンス(Preferences)ウィンドウのディスプレイ(Display)カテゴリで、スウォッチの最大解像度(Max res. for swatches)に、予想されるテクスチャ サイズよりも大きな値を設定します。 |
MAYA-21592 | 複雑なシーン アセンブリのシーン(オブジェクト数が 1,000 から 10,000 個)でネームスペース エディタを開こうとすると、ネームスペースのコンテンツのロードが完了するまで、しばらく Maya がハングアップした状態になる。ネームスペース エディタを使用するワークフローは、複雑なシーン アセンブリのシーンにはお勧めしません。 |
MAYA-22088 | リファレンスやシーン アセンブリのリファレンス編集の後で「元に戻す」操作を行っても、編集内容が完全に取り除かれない。 回避策: 編集の除去(Remove Edits)機能を使用して編集を削除します。 |
MAYA-22191 | シーン アセンブリのシーン ファイル リプレゼンテーションをモーション パスにアタッチすることは現在サポートされていない。 |
MAYA-22211 | アセンブリ メンバーと他のオブジェクト間にブレンド シェイプを使用してブレンドを作成すると操作に失敗する。 |
MAYA-22222 | シーン アセンブリのシーン リプレゼンテーション オブジェクトがドライバとして使用されている場合、ドリブン キーの設定(Set Driven Key)ワークフローが現在サポートされていない。 |
MAYA-22361 | シーンア センブリでキャラクタ セットがサポートされていない。 |
MAYA-22446 | ドリブン キーの設定データの ATOM をインポートするとシーン アセンブリが失敗する。 |
レンダリング | |
MAYA-16289 | DirectX 11 の シェーダ アトリビュート エディタにある両面ライティング(Double Sided Lighting)オプションが有効なときに、負のスケールによってバックフェース ポリゴンを黒く表示する可能性がある。 回避策: スケールを負にした後に、法線を反転させる必要があります。 |
MAYA-24576 | ビューポート 2.0 の透明度アルゴリズムとして深度ピーリング(Depth Peeling)が選択されている場合(ハードウェア レンダラ 2.0 設定(Hardware Renderer 2.0 Settings)ウィンドウ内)、MSAA (マルチサンプリング アンチエイリアシング(Multisampling Anti-aliasing))は不透明オブジェクトに対してのみ効果があり、透明オブジェクトには効果がない。 |
MAYA-30985 | バックフェース カリングと GPU インスタンス化が共にオンになっている場合、ビューポート 2.0 で負のスケールが適用されたオブジェクトをカリングすると一貫性が失われることがある。現時点での回避策は、ビューポート 2.0 のオプションのダイアログで、GPU インスタンス化を一時的にオフにすることです。 |
MAYA-35665 | 1800M グラフィックス カードの古いドライバを使用している場合、Maya がクラッシュすることがある。 回避策: 新しいドライバに更新します。 |
MAYA-41781 |
mia_material_x_passes にファイル テクスチャを接続すると、Maya コンソールにカラー管理エラーが表示されることがあります。 これらのエラーは無視しても安全です。 |
Python のスクリプティング | |
MAYA-17358 | Windows の GUI の場合に、"os.path.expanduser()" が異なる結果を返す。 回避策: 1) mayapy 内で Maya の環境を初期化します。 import maya.standalone maya.standalone.initialize() これで、os.path.expanduser() が Maya の場合と同じ値を mayapy に返します。 2) Maya を起動する前に、HOME 環境変数を設定します。これにどのような値を設定しても、Maya と mayapy の両方の os.path.expanduser() で使用されます。 |
UI 全般 | |
MAYA-1688 | スクリプト エディタでオートコンプリートを有効にして python コマンドを使用すると、Python プロパティ ブロック内でコードが実行されます。この場合、関数/プロパティのリストを返すだけではなく、プロパティそのものが実際に実行されます。スクリプト エディタで関数/プロパティの入力を受け入れるために Enter を押した場合も同様です。 |
XGen | |
MAYA-23962 | XGen はマージされたメッシュと互換性がない。 |
MAYA-28065 | XGen: 束プレビューを更新するときに問題が発生する。 束マップの変更後にプレビューが間違っている場合は、プレビュー(Preview)を再度押します。 |
MAYA-35042 | Fabric Engine プラグインがインストールされている場合、XGen をロードしたときに Maya がクラッシュすることがある。 回避策: Fabric Engine のインストール ディレクトリにある PySide フォルダの名前を変更してください。 |
MAYA-36215 | xGen チューブグルーム(Tube Groom)の実行にはトランスフォームのフリーズを処理している必要がある。 |
MAYA-37306 | Mac OS X: プロジェクト名にスペースが使用できない。 |
MAYA-37969 | XGen とそのバインド先のジオメトリは同一のネームスペースに存在しなければならない。一部、特定のジオメトリに対して異なるネームスペースを使用した上で XGen のディスクリプションまたはコレクショHンを読み込むことはできません。 |
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