Maya API

Maya devkit には、C++、Python、および .NET API が含まれています。

devkit には 2 つのバージョンの Python API も用意されています。Python API 1.0 は Python に変換された C++ API のバージョンですが、Python API 2.0 は API から Python に移植されたものです。Python API 2.0 は API 1.0 よりも Python に近く、Python 固有の機能を備えています。

Maya API はどのプラットフォームでも使用できます。Maya API にはプラットフォーム固有の呼び出しはありません。ただし、プラグインまたはアプリケーションを使用するプラットフォームごとに、ソース コードを再コンパイルする必要があります。CMake ビルド システムを使用すると、すべてのオペレーティング システムに単一のビルド ファイルを使用して、さまざまなオペレーティング システムのビルドを容易に行うことができます。

Maya API は大きくプロキシ、ラッパー、関数セット クラスに分けられ、Maya シーン グラフ オブジェクトは MObject クラスによって示されます。

MObject は、Maya シーン グラフ オブジェクトにハンドルを提供します。MObject の内部タイプに対応する関数セットを使用して MObject を操作すると、基本のグラフ オブジェクトが操作されます。

ラッパーは、シーン グラフ オブジェクト以外の基本オブジェクトを含むクラスです。このクラスは、含まれているオブジェクトを直接操作する独自のインタフェースを定義します。

既存のプロキシ クラスのいずれかを拡張して、独自のグラフ オブジェクトを定義できます。拡張したプロキシ クラスに関連付けられた関数セットを使用して、新しいグラフ オブジェクトを操作することができます。