Maya 2017 Update 4 の API の新機能
- 新しい MPxDrawOverride2 クラスには、MPxLocatorNode クラス関数を引き続き使用してプラグインのカスタム シェイプに対する選択動作をオーバーライドできる、新しい仮想関数が含まれています。MPxDrawOverride2 クラス関数には、MPxSurfaceShapeUI クラスよりも優先する UI 描画メカニズムも備わっています。
これらの更新は、プラグインのソース コードを変更または再コンパイルしなくても利用できます。
新しい関数は次のとおりです。
- MPxDrawOverride2::wantUserSelection()。true に設定されている場合はオーバーライドされ、MPxDrawOverride2::userSelect() を呼び出して選択テストを行えるようになります。それ以外の場合は、描画方法のラスタライゼーションに基づいて実装されます。
MPxDrawOverride2::wantUserSelection() によって MPxDrawOverride2::userSelect() が呼び出された場合は、現在の選択コンテキストに MUserData インスタンスが使用されます。
rawfootPrintNode プラグインの例が更新されて、新しい関数の使用法が示されるようになりました。
- footPrintNode、footPrint_GeometryOverride、および rawFootPrintNode devkit の例が更新されました。これにより、MPxGeometryOverride クラス関数の使用を最適化して、Maya を評価モードで実行しているときにビューポートのリフレッシュを改善する方法が示されるようになりました。
- Python API の MPxSubSceneOverride.updateSelectionGranularity() メソッドが派生クラス内でオーバーライドされていない場合は、実行しても TypeError が発生しなくなりました。
apiMeshShape devkit の例が修正されて、並列モードでアニメーションをサポートする方法が示されるようになりました。